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「THE EVIL THAT MEN DO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1984年の映画「地獄で眠れ」である。この作品は、J・リー・トンプソン監督とチャールズ・ブロンソンのコンビニよるバイオレンス・アクション作品である。本作出演当時は63歳になっていたブロンソンであるが、「昔の名前で出ています」ではないが、凄腕のプロの殺し屋を演じさせたら、全く年齢を感じさせない所は流石である。(とは言っても、'60'sや'70'sの同じジャンルの作品に出演していた頃と比べると、年齢的な衰えが出ることが無いような展開で物語は進んでいきます。)ちなみに、本作は今月初めにWOWOWが久しぶりに放送してくれたところです。

作品データを記しておくと、時間は90分、原作はR・ランス・ヒル、監督はJ・リー・トンプソン、脚本はデヴィッド・リー・ヘンリーとジョン・クロウザーの2人、撮影はヤヴィア・ルウァルガバ・クルーズ、音楽はケン・ソーンである。そして出演は、チャールズ・ブロンソン、テレサ・サルダナ、ジョセフ・メイハー、ホセ・ファーラー、ルネ・エンリケス、ジョン・グローヴァー、レイモン・サン・ジャック、アントワネット・バウアー、ジョー・セネカ、ホルヘ・リューク、ミゲル・ファーラー、たちである。

物語は、中米のある独裁国家。政府官邸ではモーロック博士が恐ろしい生体実験を披露していた。一方、カリブ海に浮かぶケイマン島には、元凄腕の殺し屋ホランドが引退後の余生を過ごしていた。ある日、メキシコの病院長・ロムリンがホランドを訪ねてきて、モーロックの始末を依頼する。が、「引退した」ということで断るホランド。が、モーロックの犠牲者の話を聞き、更に友人・ジョージの死を聴くと、無料で引き受けることにした。そしてジョージの未亡人・リアナとその娘・サラを連れて家族と言うことにしてモーロックが住んでいるグアテマラに入ったが...

引退したとは言っても、凄腕の殺し屋だったという腕は腐っていないホランド。これまでに寡黙なタフガイを数多く演じてきたブロンソンというキャラにぴったりという男である。とにかく、こういう役を演じさせたら、ブロンソンの演技は本当にハマります。クライマックスのモーロックとの決着については、もっとホランドにアクションを期待してしまうのだが、こういう結末もまた意味深いものである。

ブロンソンを見るのであれば、しっかりとチェックしておきたいところであるが、こういう展開であれば、スタローンやシュワちゃんもまだまだ15年ぐらいは現役アクション俳優としても十分活躍できるでしょうね。(が、ブロンソンだから許せることであって、スタローンやシュワちゃんだったら...)

尚、本作の原題「THE EVIL THAT MEN DO」というのは、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」の中に出てくるアントニーの台詞の引用である。

 

地獄で眠れ

地獄で眠れ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/06/27
  • メディア: DVD


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