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恋日・ニュータイプ・11話[改訂版] [ドラマ]

大詰めが近づいてきたMBSの「恋する日曜日 ニュータイプ」の放送であるが、毎週水曜深夜は多々野ユリと下良の物語である。今回の物語は、第11話「初恋を成就せよ!」という物語である。これは下良が主役の物語で、彼の過去が分かったり、初恋の人が登場するというノスタルジックな所のある物語である。(それでいて、しっかりと切ない物語になっている。→「恋日」らしい物語でもありました。)また、12話は多々野ユリと下良が登場しない物語なので、このコンビの物語も、残るは今回と最終回の2本となりました。

今回は、下良が何かと子供っぽい所を見せ、多々野ユリが保護者の様な一面をみせました。(が、多々野ユリらしいボケもちゃんとあります。)前髪を少し切ったユリですが、下良に主役を奪われることへの反発だったのでしょうか?それでは今更ながらのネタバレあり&長文で本編に行きます。(尚、BS-iの本放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)

今回は「多々野ユリ&下良」の物語なので、「多々野ユリ、16歳、…」というナレーションでスタートし、それからOP主題歌『方翼の神』が流れ、それから本編です。

ハイパーサイエンス研究所。下良が「まさかこんなことになるなんて、不思議なことも起きる...」と言ってネクタイを選ぶ作業をしている中、ユリは下良に届いた中学の同窓会の案内を見ていた。(下良の母校の須走中学校で12/10に行われる。)→下良の母校は、小山町立須走(すばしり)中学校。昭和46年度卒業生ということが判明しました。(つまり、下良が生まれたのは、昭和31年4月2日から昭和32年4月1日の間と言うことになる。→BS-iでの本放送時の2006年に50歳になったと思われる。(早生まれだったら49歳です。))で、下良は「ただの同窓会じゃないぞ、天使と再会できるんだ」と言って浮かれていた。というのは、男子学生のあこがれの的だった白川光代(しらかわ・みつよ)に会えるというのである。ユリは「もしかして、下良さんの初恋の人とか?」と尋ねるが、「実はそうなんだ」と言う下良は「どうしてそれが分かったの?既に君は私の心を読んでしまったな」と言うが、ユリは「誰だって分かりますよ」と言いました。(超能力が無くても、下良の浮かれ方を見たら誰でも分かります。)

そうしていると「わしじゃ、わしじゃ」とみのるの着ボイスで携帯に着信があった。下良はネクタイ選びでそれを無視、ユリが携帯に出ると「わしじゃ。今回のミッションを送るから、しかとお聞き。終わり」といつもの通りだった。で、ユリがそのミッションを聴くが、下良は聴こうともしなかった。「来ました」とユリが言うも、「今日はよろしく」と下良はミッションを相手にしなかった。ユリが「ミッションは?」と尋ねるも「天使の方が大事なの」と下良。「でも、行き先同じじゃないですか。須走中学の同窓会で困っている人がいるって」とユリ。これに下良は「何だって?」と言ってメガネを外して驚いていた。(ここでサブタイトル。今回はユリ&下良の物語なので、バックの絵の具の色は当然「」でした。)

同窓会が行われる須走中学校にやってきた二人。下良は校舎を見て「すっかり変わっちゃったなぁ~こんな校舎、いつの間に建てたんだ?」と感慨深げでいるが、ユリは「35年も経ってるんですよ。変わって当然じゃないですか」これに「まあな」と、一応は冷静のような下良だった。そうしていると「もしかして、下良くん?」という声がかかる。で、声がした校庭の方を振り返る下良。すると視線の先にいたのは白川光代だった。「やっぱり、下良くんだ。懐かしい...」と言って下良の側にやってくる光代。下良は変わらない光代の美しさに照れて光代に「綺麗だ」と口にしました。

そんなやりとりの中、光代がユリに気づき「あら、娘さん?」と尋ねるが「まさか、アシスタントなんだよ」と言う下良。(銭形愛ちゃん&ちゃんだったら、何度か「五代さんの娘」と言ったのに、このコンビはそう言うことにはなりませんね。)で、「私は今、ハイパーサイエンス研究所の所長をやっているだ」言う下良。「立派になったのねぇ」と言う光代。そこにユリが「ユリです」と言うと、下良が「下良です」と続ける。これに光代は「ユリ・ゲラー?いやあ、懐かしい~」と言って笑っていた。(「ユリ・ゲラー」が出てきたのは久しぶりですね。)ユリは光代に「天使さんですよね?」と尋ね、「光代さんは天使だって、ねぇ下良さん」と言うユリに「余計なことは言うなよ」と下良。(こういう場合は、まあお約束でもありますし、まあ良いでしょう。)下良は「多々野ユリって言うんです」とユリを光代に紹介した。

三人は校舎の中に入り、階段を上っている。そんな中、ユリが下良に「困っている人って、光代さんなんじゃないんですか」とそっと言うと、下良も「いや、私も今、そう思ってたんだけど、聴いてみようか」と言い、光代に尋ねた。すると、光代は、高校生の息子が生まれつきの難病で、外国じゃないと手術を受けられず、困っているということだった。しかし、下良は光代から離れた所にいた。ユリが「どうしたんですか?」と尋ねると。「光代さんに高校生の息子が...」と呟いてショックを受けていた。これに「35年経っているんですよ。色々あるに決まってるじゃないですか」とユリ。(こういう所はしっかりしています。)下良は「頭では分かっているんだけど、気持ちがね...」と言うが、それは理解できます。光代は少しずつ働いているが、離婚した現在、なかなかお金が貯まらず、また、急がないと息子の命が、ということで焦っていた。下良は「その手術、いくらかかるんですか?少しぐらいだったら...」と尋ねるが「そんなことお願いできない」と言う光代。ユリが「一応、言ってみてください」と尋ねると、3000万ということだった。(マンションを売ったりして大分貯まったが、あと500万がどうしても足りないということだった。)光代は「ごめんなさい、気にしないで」と言って離れていった。

3人は音楽室にやってきた。そこには(音楽室だったら当然ですが)グランドピアノがあり、光代は「ねえ、弾いて」と下良に言う。ユリは「下良さん、ピアノ弾くんですか?」と尋ねると光代が「知らないの、彼、プロ級なのよ」と言う。「いや、そんなことはないんだよ」と言う下良だったが、学生時代の話をして、「私が落ち込んでいる時、よく弾いてくれたっけ...」と思い出すように言う光代。ユリは「口下手だったんですね」と言うが「五月蠅い」と下良。光代は「(下良から)たくさん励ましたもらったなぁ」と言って下良を見つめる。で、その言葉で下良はピアノに向い、弾き始めた。下良の演奏を聴いて「ありがとう、下良くん」と漏らす光代。

下良がピアノを弾いていると、何人かの下良と光代の同級生たちが音楽室に入って来た。で、久しぶりの再会ということになった。演奏を止めた下良は旧友たちとの再会に話が弾み、光代もまた旧友たちに囲まれて、懐かしい話に盛り上がることになった。ユリは笑顔でそれを見ていた。

ハイパーサイエンス研究所に戻ってきたユリと下良。下良は光代のために500万というお金を工面するとして、あるものを捜していた。ユリは「だけど500万なんていう大金、どうやって用意するんですか?」と尋ねる。が、その時「あったぞ」と言って下良が特許証を取り出した。(特許第306061S号、発明の名称「テンカゴメ~ン」というものでした。→特許番号が7桁で「3」から始まるのはそれらしいのですが、特許番号にアルファベットは含まれないのですが...)これは火を使わなくても点火できるライターの特許証で、下良はこれを売ってお金を作ろうと考えたのだった。(特許証によって、ハイパーサイエンス研究所の所在地は、「東京都手霊波市佐井木区2丁目7番14号」と分かるが、町名が抜けているような気がするんですけど...)しかしユリが「待ってください。それって、下良さんのインチキ・グッズの中で、唯一、ちゃんとした発明品じゃないですか」と待ったを掛ける。これに「他に言い方は無いのかい」と言う下良だったが、ユリの言い方は当を得ていますね。「とにかくその特許は研究所の大切な収入源です。それを売っちゃったら...」と止めようとするユリに「光代さんは困っているんだ、放っとけないよ」と下良は言うと、売りに行ってしまった。

後日、特許を売ってお金を作った下良は、ある喫茶店に光代を呼び出していた。(ユリも同行している。)封筒に入れた金を光代に渡す下良。「400万ある。残りは工面して渡すから」と言う下良。(500万にはならなかったんですね。でも、400万で売れたということは、それなりに実用化されている発明と言うことになります。そうでなかったら、そんな値段では売れません...)光代は封筒の中の札束を確認すると「どうしたの、このお金?」と尋ねるが「いいんだよ、光代さんは心配しなくて良いんだ」と訳を言わない下良。これに「お願い、ちゃんと言ってよ」と言う光代。するとユリが「発明品の特許を売ったんです」と説明する。「そんな大事なものを...」と言う光代に「いやぁ、また新しい発明をする楽しみが出来たんだ」と言う下良。光代は「ダメ、受け取れないわ」と言ってお金を返すが、「いいよいいよ」「使ってよ」と下良は何度もお金を受け取るように言う。で、下良を見つめる光代、光代に見とれる下良。で、結局光代はそのお金を受け取った。

喫茶店を後にした3人。「なんてお礼を言ったらいいのか...」と光代は感謝の言葉を言うが「良いんだってば、しつこいなぁ、光代さんも」と笑って返す下良。これに「今度、研究所の方にご挨拶に伺うわ」と光代は言う。「本当に?」と舞い上がる下良、「是非いらしてください。大したものはありませんが」とユリ。(「君がそれを言うなよ」と笑って言う下良。)で、「それじゃあ」と光代は言うと足早に帰って行った。この時、光代はイヤリングを道に落とし手しまうが、それに気づかなかった。それに気づいたユリは「あっ、落ちましたよ」と言うが、光代にその声は届かず、光代は振り返ることなく去ってしまった。で、下良がその落ちたイヤリングを拾い上げ、それを見たユリは「結構、高そうですね」と口に出す。下良は「そうなの、女物だからよく分からないや」と言うと、今度研究所に来たときに返すことにして、そのイヤリングをユリに渡した。

イヤリングを手にしたユリは、その瞬間にサイコメトリーで残留思念を読み取った。ユリが見たのは、ホテルで男と乾杯をしている真っ赤な服を着ている光代が「息子の手術代があと700万足りないの」と言っている所、更に、別の男には和服姿で「息子の手術代があと300万足りないの」と言っている所だった。でキョトンとした表情をするユリに下良が「どうした?」と尋ねた。「今の見えませんでした?」と尋ねるユリだったが、「今のって?」と下良。すると「ううん、何でもないんです」とそれ以上のことは言わないユリでした。下良は「研究所に戻るぞ」と言い、帰って行くが、ユリは光代が消えた方向を暫く見ていて、更に手のイヤリングを見て、疑惑を持ちました。(ここでAパート終了。経過時間は13分半強でした。よってBパートは12分弱になります。)

後日、ハイパーサイエンス研究所。今日は光代がやってくる日ということで、下良は浮かれていた。花束を抱えて、頭の中は光代のことで一杯の下良は上の空。そんな下良を見たユリは「どうしたんですか、それ?」と尋ねる。ユリに「買ってきたんだよ、光代さんが来るからね」と答える下良。これに、この間見えた光代の姿は下良も見えてたはずだが、どうして黙っているのか分からないユリは、光代のためにわざと下良が黙っていると考えるが、これは本当に正しいことなのかと、疑問も感じていた。(ユリは下良が超能力者で、自分には超能力がないと思っていますからね...)

そうしていると、玄関チャイムが鳴り、光代がやってきた。迎えに出る下良に「来ちゃった」と言う光代。で、「どうぞ」と中に迎え入れる下良。軽くユリにも挨拶をする光代。下良は「これ、俺から」と言って手にしていた花束を光代に渡すと、光代は「綺麗、ありがとう」と言ってお礼を言い、続いて「お昼とか、食べちゃったかしら?」と尋ねる。「まだ」と答える下良に「もし良かったら、これ、食べてくれない」と言って、作ってきた弁当が入ったバスケットを下良に渡す。で、光代を見る下良はまたも見とれていた。

光代が作った料理を目の前にして、それを口に運ぶ下良。「美味しい!」と言って感慨深げに食べる下良。「ユリちゃんもどうぞ」と光代はユリにも勧めると、ユリも食べようとする。が、ユリが手を伸ばしたハート型のウインナーに「ハートは止めてポテトにしておきなさい」と口を出す下良。(ハートのウインナーは自分のためだけと思った下良でした。)で、ポテトを口に運んだユリは「おいしいです。」すると下良は「多々野くん、君も光代さんに習って手料理の一つぐらい覚えなさい」と調子の良いことを口にする。続いて下良は「こうなるとワインちょっとでも飲みたくなっちゃったな」と漏らす下良。光代が「私、買ってきます」と言うが「お客様はここで待っていて」と言って、下良は立ち上がって鼻歌を歌いながらワインを取りに席を外した。で、ユリと光代の二人がこの場に残った形となった。

女二人になると、光代が「で、どうなのかしら?」と切り出した。「何がですか?」とユリが尋ねると「決まってるじゃないの、残りのお金よ」と言う光代。「下良くんのことだから、ちゃんとやってくれてるわよね~」と言う光代に、ユリはポケットから光代が落としたイヤリングを取り出し、「これ、こないだお忘れになったんで」と言ってイヤリングを返そうとする。光代はユリの側に移動すると「ありがとう」と言ってイヤリングを受け取る。するとユリは「かなり高価なものですよね」と切り込んだ。すると「そうねぇ。だから?」と光代の表情が一変した。「どうして売らないのかなぁって?息子さんの手術代の足しになると思うんですけど...」とストレートに言うユリに「何が言いたいの?」と尋ねる光代。「別に...」と言葉を濁すユリだったが「あんた、何処まで知ってるのよ」とキツイ口調になった光代。が、「まあいいわ」とそれ以上は言わず「いくつ、年?」と話題を変える。「16ですけど」と答えるユリに「恋愛したこと無いでしょう」と言いだし、「教えておいてあげるわ。恋愛はね、勝ち負けよ。恋をする人間とされる人間の、ゲームなの。勝つのはいつも恋をされる側、そういう決まり」と言って、本性を現しました。これにユリは「下良さんがどんな思いで特許を手放したか知ってるんですか?」と言い寄るが「知らないわよ、知りたくもないわ」と突き放すと「でも、彼は今幸せなはずよ。それが恋をする人間のたった一つの特権だから...」とトドメの言葉を口にした。

そうしていると下良が赤ワインと白ワインの瓶を抱えて戻ってきた。で、光代は「あー、お帰りなさい!」と、元の猫を被った姿に戻る。「じゃあ、を開けましょう」と光代が言うと、下良は赤ワインの瓶を開けようとする。光代は「ユリちゃんは未成年だからジュースね」(こういう所はやっぱりしっかりしています。)と言うと、下良が「ジュースなら、冷蔵庫に何本でもあるからね」と言う。で、ユリは立ち上がって取りに行こうとする。下良は「ついでにグラスも頼む」と注文も忘れなかった。で、ジュースを取りに席を外したユリは、途中で下良と光代の方を振り返るが、下良は浮かれているだけだった。

夜になり、光代は帰り、一人でいるユリ。そこに「ただいま」と言って光代を駅まで送ってきた下良が戻ってきた。するといきなり「来週の火曜と水曜、休んじゃっていいからね」と言う下良。「どうしてですか?」と尋ねるユリに、下良はテレながら「光代さんと温泉に行く約束をしちゃったんだ」と答える。そんな下良は「このままいけば、いずれは結婚なんてことも...」と妄想の世界に突入すると「超能力一筋に生きてきた私も、とうとう身を固める日が...」と口にして、張り切って「頑張って残りの金を作っちゃうぞ」と宣言する。するとユリは「下良さん!」と言って立ち上がり、下良を睨みつける。で「どうしてですか。どうして黙っているんですか?」と問う。下良は「何のこと?」と返す。「知ってるんですよね、光代さんのこと」と言うユリ。これに「そりゃあ知ってるよ」と返す下良。するとユリは「彼女が詐欺師だってことも」と口にした。が「何をバカなことを言ってるんだ、君は...」と下良は相手にしなかった。するとユリは「こないだ、アクセサリーを拾った時、下良さん、サイコメトリーしたじゃないですか。私、あの時、伝染して見えちゃったんです」と言い、光代が他の男にもお金をせがんでいてお金を受け取っていること、更には「もしかしたら息子さんなんて本当はいないのかも...」とまで口にした。が、下良は「いい加減にしろよ。君だってね、言って良いことと悪いことがあるんだよ」と言って怒ると「飲み直してくる」と言い、「光代さんが詐欺だって?冗談じゃないよ!」と叫ぶと千鳥足で出掛けて行った。ユリはそれを見送るだけだった。

夜の街を歩いている下良。キャッシングの店の看板が目に入り、立ち止まる。少し考える下良だったが、その看板の店に入って行った。で、下良が店に入っていくところをコート姿の男がチェックしていました。(更に、スーツ姿の男がもう一人コート姿の男の後ろにしました。)

小山町立須走中学校。音楽室でピアノを演奏している下良、側にいるユリ。そこに光代が姿を現すと「その曲も好きだったなぁ」と言い、「何て曲だったっけ?」と問う。「『愛の賛歌』じゃないか」と答える下良。光代は「ああ、そうだった...」と言いながら下良の側にやって来た。ピアノから立ち上がった下良はスーツの内ポケットから封筒を取り出すと「残りの100万」と言うと、その封筒を光代に渡す。光代は「有り難う、本当に感謝するわ」と言って下良の手を握る。これに「あのねぇ、光代さん...」と下良は話を切り出そうとするが、「ゴメンね、あんまり時間がないの。息子の見舞いに行かなければならないから...」と光代は言うと、お金の入った封筒を手にして逃げるように音楽室から出て行こうとする。すると下良は「嘘だよな。騙してなんかいないよね」と尋ねる。立ち止まった光代だったが、振り返ることはしなかった。下良が「光代さん」と言うと、少し間を置いてから光代は振り返ると「当たり前でしょう」と笑顔を下良に見せると、音楽室から出て行こうとする。

その時「そこまでだ」と言う男が光代の前に現れ、光代の前に立ち塞がり、音楽室に入ってきた。下良が「何なんですかあなた達は?」と尋ねると、コート姿の男は警察手帳を見せて「城南署の者です。あなたの後をつけさせてもらいました。この女と接触すると思われましたんでね」と言う。で「えっ?」と驚く下良。コート姿の男は光代から封筒を奪うと「このお金は証拠品として預からせてもらいます」と下良に向かって言うと、「白川光代、連続詐欺容疑で逮捕する」と言い、連れの若いスーツ姿の刑事が光代に手錠を掛けて逮捕した。すると光代の形相が変わり、下良を睨みつけると「騙したのね。分かってて呼び出したんでしょう」と下良に八つ当たり。これに下良は「何でだよ、何でそんなに変わっちまったんだよ。僕の知っている君は...」と言うが、それを制するように「止めてよ、本当に変わらないね、下良くんは。おめでたい人」と口にする。で、刑事が光代を連行していった。下良はただ呆然とそれを見ているだけだった。

ハイパーサイエンス研究所に戻ったユリと下良。ユリは雑巾を手にして掃除をしているが、どことなく元気がない。一方、下良は瞑想していた。そんな下良の姿を見たユリは「大丈夫ですか?」と声を掛ける。すると、瞑想を止めて立ち上がった下良は「全然大丈夫、元気いっぱい!」と強がりを口にするも溜息をついていた。そこに「わしじゃ、わしじゃ」とみのるの着ボイスで携帯が鳴った。で、ユリが出ると「わしじゃ。それもまた人生。ポン!。終わり」といつもの連絡だった。で、ユリがスタンプカードを開くと、5つ目のスタンプが押されました。が、それを見たユリは「どうしてスタンプが付くの?光代さん、逮捕されちゃったのに...人助けになんてなってないはずなのに...」と口にする。それを耳にした下良は「もしかしたら、光代さんは間違った方向に行ってしまった自分を誰かに止めて欲しかったのかも知れないよ」と言う。(この辺りは16歳のユリと50歳の下良の人生経験の差ですかね。)で、ユリに「辛気くさい顔しないの、いくよ」と言うと、黄色いマラカスを手にした下良が「ユリちゃん」と言い、ユリは赤と緑のマラカスを手にして「下良ちゃん」と言い、二人で「いただきマンボ!」そして画面には「Mission complete」の文字。

今回の物語は、下良が中心の物語だったが、初恋のほろ苦さのある物語でした。また、恋で前が見えなくなった下良と、保護者のようなユリという立ち位置は「ケータイ刑事」の銭形と相棒刑事のコンビのような一面もあって、また違った面白さがありました。

で、残す2話は、津木野ユリの物語が1つと、多々野ユリの物語が1つと言うことになりますが、次に多々野ユリが登場する物語は、一応、一つの区切りが付く物語です。(最終回)ところで、第1話で、多々野ユリのお父さんが「全治三ヶ月」ということになっていましたが、それがちゃんと活かされた物語となりますよ。

次回・第12話の物語は「魔女のクリスマス」という物語であり、前回登場した津木野ユリが再度登場し、怜奈先生とコンビを組むという形の物語です。BS-iの本放送時は12/23の放送ということで、ドンピシャというタイミングの時節ネタを取り入れた物語だったんですけどねぇ... この物語では、津木野ユリを演じるちゃんは「銭形テスト」といった感じになっていて、この頃から6代目として周囲は動き始めていたことが分かります。津木野ユリと内藤怜奈というコンビでみのるのミッションを、という物語はこの1本だけということになりますが、もっと見たかったと思います。(「ニュータイプ・2nd.」が製作される可能性はあっても、このコンビの復活というのはどうでしょうか?→実現させて欲しいところなんですけど...)放送の方は、来週火曜深夜は野球が入るため、水曜深夜の予定ですが、野球中止の場合は火曜深夜となります。

そして、来週の水曜深夜となるか、その次の火曜深夜になるかは来週の野球次第ですが、最終回の物語は「下良隆三を救え」という物語です。多々野ユリと下良が拉致されていたり、「日本の最終兵器になり得る」という台詞が出てくるように、スケールの大きな物語であるが、防衛庁(現在は防衛省)は何処で「超能力者スタンプラリー」の話を知ったのか、ちょっと疑問が...

みのる超能力教室。いつものように、椅子に座っているみのるが「わしじゃ」と挨拶すると、「今日も超能力テストの続きじゃ」と言って、前回と同様に、テーブルに置かれたトランプの一番上の一枚を手にして「このカードの中身を当ててもらおうか」と言うみのる。「前回はうっかり寝てしまったけど、今回は大丈夫よ」と自信満々でいる。が、直ぐにコックリとなるみのる。そこに「わしじゃ、わしじゃ」の着ボイスで携帯が鳴る。で、みのるは「ほら、目覚まし掛けて大正解」と自慢げに言いました。(でも、結局「超能力テスト」は今回も実施されませんでした。)尚、みのるが目覚ましに使った携帯はF902iSで、色はゴールドフロストでした。(この「超能力テスト」のネタは更に次回へと続きます。)

 

 ↓「恋日」シリーズ

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産業財産権四法対照法文集〈平成19年度版〉

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特許明細書のクレーム作成マニュアル―発明の権利はクレーム作成にかかっている

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特許・実用新案出願のしかた

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知的財産検定2級問題集 特許法・実用新案法編―資格を取ろう! (資格を取ろう!)

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弁理士試験 体系別短答試験過去問集 特許法・実用新案法

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詐欺師ハンドブック―基礎編から応用編まで

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なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?

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詐欺師と虚業家の華麗な稼ぎ方―人はこうして騙される

詐欺師と虚業家の華麗な稼ぎ方―人はこうして騙される

  • 作者: 山崎 和邦
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本
恋愛詐欺師

恋愛詐欺師

  • 作者: 岩井 志麻子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/02/26
  • メディア: 単行本
天女と詐欺師 DVD-BOX

天女と詐欺師 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2006/04/21
  • メディア: DVD
NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち

NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち

  • 出版社/メーカー: レントラックジャパン
  • 発売日: 2006/04/28
  • メディア: DVD
↓「ワイン」ということで
知識ゼロからのワイン入門

知識ゼロからのワイン入門

  • 作者: 弘兼 憲史
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ポケット・ワイン・ブック―THE WORLD’S FAVORITE WINE ADVISER

ポケット・ワイン・ブック―THE WORLD’S FAVORITE WINE ADVISER

  • 作者: ヒュー・ジョンソン, 辻静雄料理教育研究所
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本
知識ゼロからの世界のワイン入門―イタリア、カリフォルニア、スペイン、チリ、オーストラリア、ドイツ…

知識ゼロからの世界のワイン入門―イタリア、カリフォルニア、スペイン、チリ、オーストラリア、ドイツ…

  • 作者: 弘兼 憲史
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本
はじめてのシャンパン&シェリー―赤白は卒業!粋に楽しむ大人のワイン

はじめてのシャンパン&シェリー―赤白は卒業!粋に楽しむ大人のワイン

  • 作者: 斉藤 研一
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
極上のお手頃ワインランキング 赤白トップ100

極上のお手頃ワインランキング 赤白トップ100

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2003/12/01
  • メディア: 単行本
知って得する健康常識―赤ワインから環境ホルモンまで最新の話65

知って得する健康常識―赤ワインから環境ホルモンまで最新の話65

  • 作者: 内藤 博
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1999/02
  • メディア: 文庫
赤に、これ。―赤ワインを生かすシャレたおつまみ.40

赤に、これ。―赤ワインを生かすシャレたおつまみ.40

  • 作者: 神保 龍太
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ワインの赤は復讐の赤

ワインの赤は復讐の赤

  • 作者: 吉村 梨絵, シャロン・サラ, エマ・ダーシー
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/11/26
  • メディア: コミック
↓下良さん、気分はこういうつもりだったんでしょうね...
ひと手間かけた愛妻べんとうレシピ160品―おかずご飯ものサンドイッチ

ひと手間かけた愛妻べんとうレシピ160品―おかずご飯ものサンドイッチ

  • 作者: 志の島 小美
  • 出版社/メーカー: グラフ社
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
愛妻やりくり弁当―愛情10倍、お昼代1/10! (主婦の友生活シリーズ―主婦の友ワザありシリーズ)

愛妻やりくり弁当―愛情10倍、お昼代1/10! (主婦の友生活シリーズ―主婦の友ワザありシリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2003/08/31
  • メディア: 単行本

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