「MAGNUM FORCE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1973年の映画「ダーティハリー2」である。(先に、「ダーティハリー」シリーズのアンソロジー盤を取り上げたので、今回からは映画の方を取り上げます。尚、第1作は過去に記しているので、そちらをご覧下さい。(ここをクリックして下さい。))
1971年の第1作がヒットしたことから製作されることになった続編であり、前作以上のヒットとなり、ハリー・キャラハンというキャラクターをしっかりと定着させることになった。今回は、サンフランシスコ市警内の過激派警官が相手ということで、警察内部の腐敗と抗争をテーマにしている。
作品データを記しておくと、時間は122分で、シリーズ全5作の中で最も時間の長い作品である。原案はジョン・ミリアスで、ロバート・デイリーが製作を担当し、監督はテッド・ポスト、脚本はジョン・ミリアスとマイケル・チミノの2人、撮影はフランク・スタンリー、音楽はラロ・シフリンである。そして出演は、クリント・イーストウッド、ハル・ホルブルック、フェルトン・ペリー、ミッチェル・ライアン、デヴィッド・ソウル、ロバート・ユーリック、ティム・マシスン、キップ・ニーヴン、ジョン・ミッチャム、アルバート・ポップウェル、クリスティーン・ホワイト、アデル・ヨシオカ、スザンヌ・ソマーズ、たちである。
サンフランシスコ。法の目をかいくぐる犯罪者が次々と殺されるという事件が発生する。捜査の中でハリーは、事件の裏で私的制裁(リンチ)を行う白バイ隊員たちの存在を知った。そして、その隊員たちはハリーに近寄ってきたが...
正義感に燃える若い白バイ警官たちはアメリカ版の原題の必殺仕事人のような感じもしないではないが、仕事料を得ていないので、やっぱり単なる殺人者ですよね。(仕事料を得ていたとしても、やっぱり殺人者ですけど...)
サスペンス・タッチもなかなか良くて、ラストのハリーとの対決も見所満載である。シリーズ作品の場合、前作を超えるということはなかなか内が、本シリーズは少なくとも前作の水準に達していて、有る部分ではしっかりと越えている。(大ヒットを記録して人気が出るのも当然である。)本作はしっかりと見ておきましょう!
↓本シリーズ全5作のBOX
↓本作のスコア集です。
Magnum Force: The Original Score by Lalo Schifrin
- アーティスト: Lalo Schifrin, Lalo Schifrin
- 出版社/メーカー: Aleph
- 発売日: 2005/07/12
- メディア: CD
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