恋する日曜日・3rd.1&2話「綾子の恋」[追加版] [ドラマ]
MBSでも放送が始まった「恋する日曜日」の第3シリーズ。(TBSでも今週の木曜深夜から放送されます。)初回は今までのの「恋日」と同じ水曜深夜(9/26深夜)に放送されたが、今回からは「銭形雷」を放送していた枠の火曜深夜の放送と言うことになりました。(これから考えると、「恋日・3rd.」全26話の後は「銭形海」だと思われる。但し、年末年始にはお休みが入るだろうから、2008/4の第2週か第3週からスタートになると思われる。→「銭形海」が3クールだと、放送終了から直ぐに開始ということになるが、「銭形海」は2クール/3クール?)
この作品もBS-iの本放送時に記しているので、改めて記すつもりは無かったのだが、良い物語の時は追加で書きたくなることがいくつか出てきている。よって、「ケータイ刑事」のように「[改訂版]」とするのではなく、「[追加版]」として筆者がお気に入りの物語の場合のみ記すことにします。(一応、次に書くであろう物語の目星は最後に記しておきます。→次に記すというのが次の停車駅と見なすと、各駅停車ではなくて急行電車のようですね...)で、今回は最初の物語となる「綾子の恋」の前後編を1つにまとめて記します。
物語の筋については、本放送時に記したものを参照されたし。(前編はここをクリック、後編はここをクリックしてください。)
ハートマークが回転するオープニングで始まり、冒頭は30秒のテーマ曲の簡単な紹介コーナーというフォーマットは「2nd.」と同じ、違いはテーマ曲が'70'sから'80'sのアニメソングになっているということと、ハートの色が黄緑になっているということである。但し、3rd.は前半の13話までと後半の14話以降は少し作風が変わってきている。前半はシリアスな物語が続いたが、後半はシリアスとコミカルな物語が交互に、というようになった。また、主人公の年齢が若いというのも特徴である。
MBSの放送では、次回予告の後の「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの部分がカットされているため、最後の26話まで放送されても分からないのだが、テーマ曲紹介の所に登場する犬にもちゃんと名前がある。(ここでは記さないが、26話について記したものをご覧頂ければ、名前は分かります。→やっぱりBS-i・丹羽P作品らしい名前です。)
「綾子の恋」、テーマ曲はアニメ「はいからさんが通る」から『ハイカラさんが通る』である。本放送の時は主題歌を主演者が歌うというのは当然だと思っていたが、「3rd.」ではこういう形になった物語はそんなに多くありません。→シリーズ作品の第1話は、オムニバス作品であってもこういう所に対してもそれなりに答える必要があって大変です。
また、改めてBS-iの本放送時の時に記したものに目を通してみたが、前編の時は確かに「風の来た道」の放送がありましたし、劇場版「私恋」(「恋する日曜日 私。恋した」)の公開というニュースが飛び込んできた時期でもありました。また、黒川芽以さんの1st.アルバムのリリースも間近でもあったんですね。(リリースされてそれを入手して聴いたら、発売日のことは大抵忘れてしまうものですから...)で、2007年の「恋日」は銭形泪&舞が引っ張っていく形になりましたが、21&26話が銭形海の絢ちゃん主演ということで、銭形泪&舞が引っ張り、銭形海が締めるという銭形ーズ・シフトでした。(しかも、10話は「ケータイ刑事」脇役オールスターズ総出演という物語もありましたからね...)
「綾子の恋」の前編は、明るいタッチで、ちょっと拗ねていてマイペースの綾子で、青春ドラマという感じがしたが、後編になるとこれが一気に恋の物語となり、「親友と同じ相手を好きになったらどうする?」という本題が展開することになる。しかも、後編のスタートは、テーマ曲の紹介ではなくて、前編のあらすじということで、これも2nd.のフォーマットと同じであって、ホッとさせてくれる所でした。
前編は、Aパートが約16分、Bパートが約10分、後編はAパートが約11分、Bパートが15分ということで、「起承転結」を考えた時間配分としたら悪くない配分でした。
本作を通じて、やっぱり黒川芽以さんの演技力はしっかりしていると言うことがよく分かります。「恋日・3rd.」の看板を背負うのも相応しい実力者です。で、ドラマの最後がその黒川さんの歌う『ハイカラさんが通る』でしたが、是非これもCD化してもらいたい所です。(全話収録されていませんが、1st.の「恋日 プレミアムDVD-BOX」の様に、物語のDVDと共に、主題歌のCDをセットにした形でリリースしてもらいたい所です。→3rd.では主題歌を歌った主演者は少ないですけど...)
また、今回は前後編の物語を1つにまとめて記すことにしたが、「恋日」の前後編の物語はやはり一度にまとめて続けて見る方が良いですね。
ところで、今回の物語の最後に出たテロップの「ドラマのストーリーは、漫画「はいからさんが通る」とは一切関係がありません」というものは、やはり最初の1&2話だけの特別なものです。(次回からは最後話まで「ドラマのストーリーは、主題曲の作品とは一切関係ありません」という文言に変わりました。→「ケータイ刑事」では口上部分などが「バンク映像」となっていましたが、「バンク・テロップ」と言ったら良いんでしょうかねぇ?)
派手な所は全くない「恋日」であるが、完成度の高い作品ばかりであり、しかも、主人公のハッピーエンドということになると、見終わった後に幸せな気持ちにさせてくれるということで、これは1st.から変わらないところでもある。「3rd.」の最初の物語がそのような1st./2nd.の良い所をしっかりと受け継いで、同じように幸せな気持ちにさせてくれたということで、「3rd.」にも大きな期待を持ってよいということを教えてくれた最初の物語は、全26話を見たことによって、一段と評価が高くなる物語でもありました。
次回・3話の物語は「マネキンの恋」。主演はこの後の「銭形海・1st.4話」にゲスト出演をすることになる尹うりさんと、映画「0093女王陛下の草刈正雄」にも出演している和田聰宏さん。テーマソングは「ルパン三世」のエンディングテーマの『ルパン3世その2』です。物語の方は、1987年のアメリカ映画「マネキン」(アンドリュー・マッカーシー、キム・キャトラルの主演)をベースにした物語に、アニメ「ルパン三世」のエッセンスを利かせたものであり、どちらかというとコミカル系となる物語であるが、「恋日・ニュータイプ」のような切なさもある物語である。
その次の4話「レンズ越しの恋」は、24話「きのこの恋」の設定と被ることになっちゃいますが、高校を舞台にした女子高生の物語で、コミカルな部分のある青春ドラマです。(テーマ曲は「赤毛のアン」から『さめない夢』です。)尚、主演の桐谷美玲さんは「銭形候補」の一人でしたが、結局襲名は出来なかったですね。(現在高3であり、絢ちゃんよりも年上だから、今から7代目の襲名はあり得ません。)
次に記すとなると、「めぞん一刻」の主題歌『悲しみよこんにちは』をテーマ曲とした、岩田さゆりさん主演の第5話「またあえる日まで」でょうか。この物語は、主人公のハッピーエンドではなく、ほろ苦い初恋の思い出を描いた物語である。そしてこの物語から「恋日・3rd.」の傾向が少し変わっていくことになります。
それにしても、今回は26:10スタート、次回は26:30スタート、その次からは26:25スタートって、毎回コロコロとスタート時間が変わるとなると、EPGの番組指定予約が実に便利ですね。
- アーティスト: 南野陽子, 小倉めぐみ, 武藤星児, 田口俊
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2005/07/27
- メディア: CD
- アーティスト: 黒川芽以, 平松愛理, 斉藤英夫, 古澤衛, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, BANANA ICE, 佐藤朋生
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/01/17
- メディア: CD
- アーティスト: 黒川芽以, 平松愛理, 斉藤英夫, 古澤衛, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, BANANA ICE, 佐藤朋生
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/01/17
- メディア: CD
コメント 0