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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その19) [ケータイ刑事]

「ゲストキャラにおける類似点」の6回目となる今回のテーマは「双子」です。(兄弟、姉妹ではなくて双子ということに限定する。→そうなると、それぞれ1組しかいないんですけど...)→物語の設定上は「双子」というと色々と面白いストーリーを期待することが出来るが、実写作品では演じる役者の問題があって、難しい所がある。(兄弟姉妹ならば似て無くても何とかなるが、双子となると... ただ、一卵性双生児ならば似るが、二卵性双生児ならば似ていなくても不思議ではない。ただ、そうするのならば「双子」と設定する意味が無くなってしまいますけど...)

「007」:ミーシカ&グリーシカ。「オクトパシー」に登場した殺し屋である。二人ともナイフを使い、巧みなナイフ投げはサーカス団員として身を隠すのにはもってこいである。二人は、卵形の宝飾品のを証拠品として奪った009をベルリンで殺害している。その後、009の後任として任務に当たったボンドを狙うことになるが、グリーシカはボンドとの格闘中に自分のナイフをボンドに投げられて絶命し、ミーシカはドイツのアメリカ軍基地内のサーカス興業(実は核爆発を起こす計画のカムフラージュ)で、核爆弾を巡る戦いの際、人間大砲で命を落とした。(二人ともボンドによって倒され、ボンドは無事に任務を遂行して核爆発を防いだ。)尚、演じたのはデイヴィッド・メイヤーとトニー・メイヤーである。

「ケータイ刑事」:日本橋仙太&雷人&仙太。「・2nd.3話」に登場した波動砲研究所でワープ装置の開発を行っていた研究員である。兄・雷人が開発したワープ装置の公開実験の際、弟・仙太を実験台に使ったが、これは研究資金を得るために、仙太に掛けた保険金を受け取るための策略であって、マジックのようなタネを使って実際は開発されていないワープ装置の実験を利用して仙太を殺した。それを海王星団が狙っている、と言って巧みに騙そうとした。(結局、ちゃんの活躍によって逮捕された。)尚、演じたのは並木史朗で二役を演じた。(この物語には柴多太郎(しば・たたろう)が登場した。劇中で「ツインカム柴田」と言っているが、この柴田太郎と柴多太郎の2人は双子ではなくて従兄弟である。)

両作とも登場キャラクターの数はかなり多いのだが、「双子」というのは、両作ともこの一組だけしか(現時点(「007」は21作「カジノ・ロワイヤル」まで、「ケータイ刑事」は「銭形海・1st.13話」まで)では)登場していない。(まあ、設定はいくらでも可能であるが、両作とも実写作品なので、演じる役者を見つけるという難しい所があります。)共通点(「類似点」)は、男の双子ということぐらいである。「007」ではナイフ投げの名人という設定であり、女の双子とした方がサーカスを隠れ蓑にするには華があることになるが、悪事を企む者の配下の殺し屋という設定で、色々と力仕事をこなさなければならない、という所を考えると、男になるのも当然と言った所でしょうね。一方、「ケータイ刑事」でも女の双子であっても問題ないが、元ネタとして使っているのが「宇宙戦艦ヤマト」であり、飛行機を発明したライト兄弟であるので、男の双子とした方が無難だったということですね。(ここで述べた男の双子にした理由は筆者の推測ですけど...)

逆に相違点は多数ある。「007」は二人ともボンドによって倒されたが、「ケータイ刑事」では1人はもう1人によって殺され、1人は銭形に逮捕されたので、殺されてはいない。また、運動能力の高い「007」の双子に対して、「ケータイ刑事」の双子は頭脳が高い(少なくとも、マジックや慣性の法則を利用したトリックを考えつくにはある程度の知識がないと無理である。)とか、「007」では雇われている(殺し屋)が、「ケータイ刑事」では研究所の所長、すなわち雇う側である、「007」では2人で二役を演じたが「ケータイ刑事」では1人が二役を演じる、というように次々と相違点がある。(と言うより、「共通点」ってあるの?と思ってしまうのが妥当であろう。)

双子には一卵性二卵性がある。一卵性の場合は同性になるが、二卵性では男女となる場合もあり得る。そう考えたら、男同士、女同士の双子だけでなく、男女の双子であっても問題はない。しかし、両作とも「男の双子」としたのは、筆者の推測ではあるが、ほぼ同じような理由が考えられるということで、「双子」という希な設定を用いたキャラクター(「双子」としなくて「兄弟」という設定であっても特に問題ないが、それを「双子」としたということが重要である)においても類似点がある、ということで、よろしいかと...

今回は少し苦しい所もあったが、「ゲストキャラにおける類似点」はまだまだ続きます。次回はその7回目となるが、何を取り上げるかは来週のお楽しみということで...(このテーマでの連載はまだまだ続きます。)

 

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