KENNY ROGERS『WATER & BRIDGES』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2006年に発表されたアルバムである。一体何枚目のアルバムになるのか分からないぐらい多くのアルバムを発表しているケニーおじさんである。(ベスト盤だけでも20枚ぐらいあり、ソロ・アルバムも35枚を越えている。)'90's以降はあまり大きなヒット曲が出ていないが、シングルを出せば空く実にある程度のヒットを記録するアメリカの国民的シンガーで、カントリー界の大御所である。本アルバムは久しぶりのアルバム(3年ぶり)で、現代風のカントリーをたっぷりと聴かせてくれる。また、EAGLESのDON HENLEYと共演した曲『Calling Me』は要注目の一曲でもある。
収録曲は以下の全11曲である。『Water & Bridges』『Someone Is Me』『Someone Somewhere Tonight』『I Can't Unlove You』『Calling Me』『Half A Man』『I Can Feel You Drifting』『The Last Ten Years (Superman)』『You'll Know Love』『My Petition』『One Life』。
この中からは、確実にヒットを記録しているシングル曲が3曲生まれていて『I Can't Unlove You』がBillboardで最高位17位、『The Last Ten Years (Superman)』が最高位56位、『Calling Me』が最高位53位を記録している。
本アルバムからのお薦め曲は、『I Can't Unlove You』『Water & Bridges』『The Last Ten Years (Superman)』、そして絶対に外せない『Calling Me』である。ちょっとしゃがれ声のケニーおじさんのボーカルは健在で、長いシンガーとしてのキャリアにいちだんと磨きがかかっていて、成熟した大人のボーカルをじっくりと聴かせてくれる。が、それでいて、現代風のシャープな所もあって、60代後半とは思えない若さもある。とにかく充実した内容のアルバムであり、カントリーというジャンルであるが、ボーカル・アルバムとしても聴き所のあるアルバムとして仕上がっている。やっぱりアメリカの国民的シンガーという貫禄ですね。
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