JOY RIDE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は2001年の映画「ロード・キラー」である。この作品はスピルバーグ監督の「激突!」を思わせる展開で、見えないドライバーの恐怖が描かれた作品であって、心理サスペンス作品としたらなかなか出来の良い作品である。
まずは作品データを記しておく。時間は97分、監督はジョン・ダール、脚本はクレイ・ターヴァーとJ・J・エイブラムスの2人、撮影はジェフ・ジャー、音楽はマルコ・ベルトラミである。そして出演は、ポール・ウォーカー、スティーヴ・ザーン、リーリー・ソビエスキー、ジム・ビーヴァー、スチュアート・ストーン、ベイジル・ウォレス、たちである。
ボストンの大学に通うルイス。ネブラスカへの帰省の際、コロラドに住む幼なじみのヴェナを拾って大陸横断ドライブを楽しむことを計画した。しかし、母から連絡が入って、釈放された兄・フラーをソルトレイクシティで先にピックアップして帰省することになる。で、ドライブをしていると、フラーはルイスをけしかけて、無線で女のふりをして一人のトラック運転手をからかい始めた。これにトラックの運転手が激怒して、巨大トラックで二人を執拗に追いかけてきた。そうしている中で、二人はヴェナと落ち合ったが、そこから更に恐怖のドライブがエスカレートしていくことになる...
早い話、トラックに追われる恐怖度は「激突!」の方が上であるが、本作には「激突!」にはない暴走する若者の怖さと男女の三角関係が加わっているということで、「激突!」とは違った本作の独自のカラーがあり、なかなか良いものを見せてくれる。また、音楽の方も旅を楽しむ若者らしさと、執拗に追われる恐怖とのギャップが良いスパイスになっている。
サントラ盤の収録曲は以下の全13曲である。『Communication』『Ice Man Cometh』『Ridin' Shotgun』『Ring-A-Ling』『Naked Lunch』『...It Wasn't Comely』『Chilren Of The Corn』『Charlotte's Web』『Sitchiation』『Shake Yr Tail Feather』『Route 666』『Mole Asses』『Refreshify』。
映画と一緒にしてサントラ盤まで堪能することで、主人公になったような気分を味わうことが出来る。但し、ドライブのお供には聴かない方がよろしいかと... (また、悪戯/ワルノリはほどほどにしましょうね。)
Joy Ride [Original Motion Picture Soundtrack]
- アーティスト: Marco Beltrami, Marco Beltrami, Pete Anthony, Hollywood Studio Symphony
- 出版社/メーカー: Varese Sarabande
- 発売日: 2001/10/02
- メディア: CD
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