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今週のヒーロー作品(10/14放送分4作品) [特撮]

今週からは、NHK-BS2でTVシリーズの「チャーリーズ・エンジェル」がスタートしたということで、日付の上では日曜日の放送である作品をまとめてしまいます。(それにしても、あまりにも酷い駄作が増えましたねぇ...)

放送順に従って、まずは「キューティーハニー THE LIVE 」#2
やっぱり深夜枠の番組ですねぇ。深夜枠ならではの描写がたっぷりですねぇ。今回はキャバクラへの潜入捜査ということで、深夜枠のノリですねぇ。

とは言っても、物語の方では色々とケチは付けられる。まずは、それなりのアクションを見せてくれてはいるが、どうもアクション・シーンの方は適当に入れているというような気がするのである。いい感じでのアクションが中途半端に終わっているように感じるのだが、これが後に深手とならないかが気がかりな所である。→深夜枠らしく、こちらがメインでアクションはその後、というノリで突っ走るのもまた良いかもしれませんが...

あとは、ホームレス8万人のネットワークだか何だか知らないが、「パンサークロー」って謎の組織なんでしょう?あまりにも簡単に分かりすぎだと思うんですけどねぇ... で、考えられるのは、ホームレスの中にはとてつもない情報屋(このキャラが後に登場して、これがストーリーに大きく絡むという展開を用意している)がいるとか、実は「パンサークロー」は大したことのない町内会的な組織だったとか、源さんは実はもの凄い大人物だったとか、いくつかの伏線であることを期待してしまう。

パンサークローは、毎回、3人の人間にあるゲームをやらせて、それを賭け事としているようですね。で、あの釣り堀にいるじいちゃんはレギュラーとして毎回その賭けに参加するということなんでしょうね。

次回は「ナース」ですか。物語の方は特に可もなく不可もなしという程度のレベルであるが、他のヒーロー作品のレベルが酷いという好条件と、コスプレを色々と見せてくれるということで、こうなるとこの作品は大化けする可能性があるかも...

続いては「ULTRASEVEN X」#2
今回はセブンXが登場する必要は全くなかった物語である。無理矢理登場させて、船と呼ばれる宇宙船を、相手との話し合いが不十分な上に、無理矢理破壊しただけという印象を受けるだけで、またまた「セブン」を嫌いになる要素が生まれただけである。(やっぱりこれは「セブン」ではなく「ニセセブン」だという解釈がいいと思えるようになってきた。)

ところで、この物語の舞台となる時間軸上の設定はいつでしたっけ。というのは、今回の物語ではTV画面の「サンドノイズ」(「スノー・ノイズ」と普通は言うんですけど...)がポイントになっていたためである。都市の様子から、少なくとも2011年7月よりは後というように感じるのだが...

で、物語が2011年以降であれば、今回の脚本はあまりにも酷すぎる、ということになると同時に、監督も監修も技術設定に対して無知、酷すぎる、となる。子供をターゲットにした作品であればともかく、この作品は大人をターゲットとした作品であり、そうなると、このようなあまりにも酷い設定というのは許せなくなり、同時に「駄作」ということになる。

というのは、2011年以降であれば、現在のアナログ放送は終了しているので、デジタル放送のみとなる。デジタル放送ではあのような「サンドノイズ」(スノーノイズ)は原理的に発生しない。あり得るとしたら、あのような画像を放送するしかないのである。が、その場合は放送していることになり、物語上は放送していないチャンネルということなので、矛盾が生じることになる。

また、あのTVは現在のモデルだと考えて、デジアナの両方が受信できるTVだとすると、アナログ放送は終了した後だと、アナログ放送のチャンネルに合わせればサンドノイズ(スノーノイズ)が出るのは当然である。しかし、現在のアナログTV放送の周波数は、別の用途の周波数帯域として割り当てられて利用されることになる。となると、何らかの電波が飛んでいることになり、そうなると、あのような綺麗なノイズ・パターンになるということはあり得ない。(抜け道としたら、アナログ放送終了から他の用途として利用が始まるまでの間の2011年後半が物語の舞台と考えれば、苦しいながらも辛うじて辻褄が合うことになる。)

ということで、このような技術的なことをまったく抑えられていない脚本を書き、それをチェック出来ない監修や監督というスタッフでは、大人の鑑賞に堪えうるような作品は全く期待できない、と結論づけて良く、第2話の放送を持って「ULTRASEVEN X」という深夜枠での企画は失敗だったと結論づけて良いことになる。また、これで円谷プロ買収もいよいよ株主総会で本決まりとなるということで、「ウルトラの魂」もついに終焉を迎えることになった、というのがいいところですね。

ここで一応「ゲキレンジャー」#33
メイン・ターゲットとなるのがお子様たちというこの作品とはいうものの、日本人は年末を感じる「忠臣蔵」をこの時期に取り上げるって、一体何を考えてるの?例え説明があっても、これは無茶苦茶過ぎる。もう少し季節感を出すべきでしょう。とにかくここまで酷いことをするようになったら、この作品の存在価値は何もない。一刻も早く打ち切り終了として、来年の新戦隊までの繋ぎは「ゴレンジャー」からの初期戦隊の劇場版とするべきでしょう。

最後は「今週の松元環季 in #37」
今週は2話一組の物語の前編なので、何かを見せてくれるはずだったが、今回はこれというポイントは無かったですね。但し、存在感だけはしっかりと示していましたけど。(やっぱり笑顔がいいですね。)それ以外の物語は、新たな謎を提示しただけで、これだけでは「何のこっちゃ?」という視聴者をバカにし過ぎという実に酷いものでした。そして、CGで描いたステーションは何のためのCGなの?という酷いレベルであって、こんなのなら'70's特撮のような(ちゃちな)セットを組んだ方がどれだけましなことか...

ただ、10月のこの時期に終了に向けての謎を提示したということで、いつ終わっても良いと製作側も覚悟を決めたんでしょうね。(ここまで酷くなったら打切り終了しか救い道はありません。)そして、松元環季の出演歴には、本作は汚点として残ることになる...

ということで、特撮作品は完全な氷河期に入っているが、レベルは更に低下しているということで、氷河期は一段と進展している、ということをアピールするのに相応しい駄作4本でした。

土曜夜から日曜午前中の集中放送の中では、トップバッターとなる「銭形海」とトリとなる「銭形雷」再放送の最初と最後は良いが、その間は「C.ハニー」はまだ救いようがあるものの、あとはどうしようもない...(来週からは記す作品を選別します。)

 

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