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KING KONG['2005](SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2005年のニュージーランドとアメリカの合作である映画「キング・コング」である。以前に1933年と1976年の同作のサントラ盤を取り上げたことがあるが、今回は2005年版である。この作品は、1933年の作品を最新の技術を使ってリメイクした作品である。

まずは作品データを記しておく。時間は188分(特別版は201分)、原案はメリアン・C・クーパーとエドガー・ウォレスの2人、監督はピーター・ジャクソン、脚本はピーター・ジャクソンとフラン・ウォルシュとフィリッパ・ボウエンの3人、撮影はアンドリュー・レスニー、音楽はジェームズ・ニュートン・ハワードである。そして出演は、ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック、トーマス・クレッチマン、コリン・ハンクス、ジェイミー・ベル、エヴァン・パーク、カイル・チャンドラー、アンディ・サーキス、たちである。

物語はお馴染みの展開であり、1930年代の初頭、かつてない冒険映画を製作しようという野心を持った映画監督・カールは脚本家のジャック、美人女優・アンたちの撮影クルーと共にスカル・アイランドへ向かう。到着すると撮影を開始するが、彼らはそこで想像を絶するものを目にすることになる...(で、それはキング・コングということで...)

1933年版があまりにも有名であり、更には1976年版やその亜流作品まで含めると、色んな所で語られているので、ストーリーはご存知でしょう。で、本作の売りの一つはCGである。技術の進歩によってCGで色んなものを表現できるようになったということは、ある意味ではメリットでもあるが、本作はちょっといい加減にしてくれ、と言いたくなってしまうCGの欠点が見え隠れしている。とにかく、スカル・アイランドでのCG描写に力が入りすぎていて、まるで「ジュラシック・パーク」のようになっているのにはちょっとうんざりしてしまう。→ほど良い使い方をしていれば良いんですが、CGに頼りすぎてしまうと、悲惨なことになります。

そんな中、音楽の方はやっぱりしっかりしたものであって良い雰囲気を出している。優しさに満ちた所は優しく、冒険という要素を前に出した所では力強くて勇ましく、サスペンス・チックな所ではミステリアスに、変幻自在に聴かせてくれる。(流石はジェームズ・ニュートン・ハワードといった所でもある。)

で、そのサントラ盤の収録曲は以下の全21曲である。『King Kong』『A Fateful Meeting』『Defeat Is Always Momentary』『It's In The Subtext』『Two Grand』『The Venture Departs』『Last Blank Space On The Map』『It's Deserted』『Something Monstrous... Neither Beast Nor Man』『Head Towards The Animals』『Beautiful』『Tooth And Claw』『That's All There Is...』『Captured』『Central Park』『The Empire State Building』『Beauty Killed The Beast I』『Beauty Killed The Beast II』『Beauty Killed The Beast III』『Beauty Killed The Beast IV』『Beauty Killed The Beast V』。

後ろ5曲はちょっとした組曲にもなっていて、なかなかいい感じである。映画本編を見るだけではなく、サントラ盤の方もたっぷりと味わって聴いてもらいたい所である。

 

King Kong [Original Motion Picture Soundtrack]

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  • アーティスト: James Newton Howard, Christian Kollgaard, David Parmeter, Drew Dembowski, Mike Valerio, Nico Carmine Abondolo, Steven Edelman, Susan Ranney, David Riddles, Kenneth Munday
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2005/12/13
  • メディア: CD

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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