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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その21) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「携帯電話の特殊機能」である。「ゲストキャラにおける類似点」の8回目とする予定であったが、少し気分を変えてみることにしました。(ネタ切れではありません。11月からの通話料を下げた新プランについての情報を見ていて、「携帯電話」の共通点があるなぁ、ということで、急遽記したものです。)

「ケータイ刑事」では「携帯電話」は必須のアイテムである(これが無かったら「ケータイ刑事」とは言えません。)が、長い歴史のある「007」でも、'80'sの作品までは劇中に登場していないが、今や身近なツールとなったという時代の変化によって、現在では当たり前のように劇中に登場している。よって、普通の携帯電話として述べても面白くないので、今回は「特殊機能」を有する携帯ということに絞って「携帯電話」を取り上げることにする。

007」では、印象に残る携帯電話は「トゥモロー・ネバー・ダイ」に登場したエリクソン携帯電話である。(その後の作品でも携帯電話は登場しているが、それらは普通の携帯電話であり、使い方も普通の携帯電話としての使用する範囲だったので、特に取り上げることはしない。)「トゥモロー・ネバー・ダイ」は1997年の作品であり、当時の携帯電話は、液晶画面は付いていても、まだ白黒液晶が主流の時代であり、端末はストレート・タイプが幅を利かせていた時代である。(現在のような多機能な携帯電話ではなく、通話を中心としたものであり、カメラ機能などはまだ搭載されていない時代である。)で、ボンドの端末もストレート・タイプのオーソドックスなものである。(しかし、Qの改造によって、横方向に開く構造になっており、秘密兵器としての特殊機能を搭載している。→時代に適合した物であるが、多機能という所では時代の先を行っていました。)

ボンドはQが開発した秘密兵器を使うのはお約束なので、ボンドが使うこの携帯電話は当然のようにQの手によって特殊機能を備えているが、その機能は半端ではない。というより、携帯電話の形をした別物であって、そのおまけ機能として携帯電話機能も付いていると言った方が正しいのかも知れない。その特殊機能の中では、何と言っても、ボンド・カーのBMWを遠隔操作出来る、という所である。しかも、携帯電話の液晶画面(カラーです。)で車の運転席からの映像を見ることが出来、その画面を見ることで、普通に車を運転できてしまうのである。→ゲームで車を走らせるというものがあるが、その感覚で言うと、BMWを運転出来てしまう、と言ったら分かりやすいであろう。それはまるで、コードレスのゲーム・コントローラーを使って車を運転できる、と言ったらいいでしょう。(携帯電話を開いて使うということで、Nintendo DSのようなもので車を運転できる、と言った感じである。→当時は携帯ゲーム端末はあったが、通信機能などはなかったので、実に凄いことである。現在は、空想でしかなかったことが100%ではないが、現実の物になっている、ということも凄いことですけど...)

それ以外の機能では、指紋照合機能(端末のセキュリティ解除のためではなく、犯罪者のデータベースにアクセスできる。)やスタンガン機能を持っている。つまり、情報ツールであると同時に、身を守る道具でもある。ということで、見掛けは普通の携帯電話であるのだが、あまりにも先進的な機能を持った携帯電話なのである。

ケータイ刑事」では、銭形が使っている携帯電話は、見た目は普通のFOMA端末であるが、一応は特殊な携帯電話と言うことになっている。(一応、その作品製作時のFOMA端末の高機能機である。このため、特殊機能は無いものの、銭形が使っている携帯電話と同じ型の携帯端末を手に入れることが出来るので、親近感がある。)「特殊な機能」というのは、警視庁から事件を知らせる入電ムービーを受信できるということになる。

それ以外では、ちゃんが1st.3話で、ちゃんが「M1」で見せたが、物を切る(ちゃんはゴルフボールを、ちゃんは紙を切りました。)ということを実際にやっているが、これは携帯電話の端末なのか、そこに付いているストラップで行ったのか、(普通に考えたらストラップだと思われる)複数の解釈も出来るが、「携帯電話端末」で行ったと解釈すれば、特殊機能を有していると解釈できる。

携帯電話の基本的な通話という機能は普段から利用していて、また、現在では当たり前のようになっているカメラ機能をフルに活かして、事件の現場写真を撮影して、事件の解決のために役立てている、という所は、端末の持つ多機能制を発揮しているということになる。

共通点は、両者とも見掛は普通の携帯電話であるが、特殊機能を備えているという所である。「007」の初期作品では、スーツケースに様々な秘密兵器が備わっていたということがあったが、それが携帯電話一つで出来ると言うことは、やはり「秘密兵器」であると言うことが出来る。(携帯電話は広く普及しているので、もはや「秘密」とは言えず、「便利ツール」と言うのが正しいでしょうが..)

更に、両作とも携帯端末(「007」はエリクソン、「ケータイ刑事」はDoCoMo)のメーカーがその作品のスポンサーになっているということで、機能のデモンストレーションを行っているという点も共通点である。→ある意味、この共通点というのがさりげなく凄い所ということができる。考えてみたら、'60's、'70'sのヒーロー作品では、無線通信機は必須のアイテムとして登場していたが、「携帯電話」が広く普及したことで、特別な無線通信機は必要なくなっている。(通信内容の秘匿性を考えると、それなりに存在価値はあるけれど...)これも時代が進化したということでもある。もはや「携帯電話」は日常品になっていることを考えたら、「ケータイ刑事」ではメインツールとしての利用は当然であるが、「007」では「秘密兵器」としては登場することはもうないのかもしれませんね。

相違点については特に大きく目立つような所がないが、強いて挙げるとすると、ボンドはイギリス、銭形は日本ということで、携帯電話の方式が違うことなど、技術的な違いが色々とある。(通常使用の範囲では気になることではない。)よって、相違点に関しては、今回は開店休業ということにしておきます。

尚、「エリクソン」ブランドの携帯電話は、現在では「ソニー・エリクソン」という会社になっているので、日本での知名度も高くなっている(でも、日本では「SONY」ブランドですけど...)ものの、今ひとつ馴染みが薄いというのは仕方のないところでしょうね...

次回は、今回先送りにした「ゲストキャラにおける類似点」の8回目の予定である。とにかく、「007」も「ケータイ刑事」も、個性豊かなキャラクターがたくさんいるので、この連載はまだまだ続きます。(今回のツールについて述べたことで、更にネタも発見しましたし...)

 

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