LINDSEY BUCKINGHAM『GO INSANE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1984年に発表された彼の2nd.ソロ・アルバムである。FLEETWOOD MaCのメンバーとして活躍していた彼であるが、'80'sになると各自がそれぞれソロ活動をするようになり、LINDSEYも自分の世界を確実に歩んでいた。で、1st.アルバムからはヒット曲が生まれたが、2nd.となる本アルバムでは、Macとは違う実験的な試みを行っている。で、それぞれの曲をというよりも、1枚のアルバムとして完成した1つの楽章と言った方がピッタリのアルバムである。そんな中、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位45位を記録している。(年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)
収録曲は以下の全9曲である。『I Want You』『Go Insane』『Slow Dancing』『I Must Go』『Play In The Rain』『Play In The Rain (Continued)』『Loving Cup』『Bang The Drum』『D.W. Suite』。
この中からは、アルバム・タイトル・ナンバーである『Go Insane』がシングル・カットされ、Billboardのシングル・チャートで最高位23位を記録するスマッシュ・ヒットとなっている。(年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)
本アルバムからのお薦め曲についてであるが、このアルバムはアルバムとして1つの作品として仕上げることに力が入ったものなので、全曲を通して聴くべきである。よって、切り売りみたいになってしまう「お薦め曲」は記さないことにする。強いて言うなら、アルバム・タイトル・ナンバーであり、シングル・カットされた『Go Insane』ということになるが、このシングル・カットもアルバムのプロモのためという要素が強いだけに、本アルバムからの代表としてという認識に留めておいてもらいたいところである。
ヒットということでは、STEVIE NICKSに大きく水を開けられることになったが、実験的な試みといい、内容の方は決して劣る物ではない。じっくりと聴き込んで味わうアルバムである。
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