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「網走番外地」(その11) [映画(邦画)]

シリーズ第1作から順番に記してきた「網走番外地」シリーズも、今回が最終回である。今回はその最終作となった1972年のシリーズ第18作の「新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義」である。(新シリーズの第8作でもある。)

作品データを記しておくと、1972年の東映東京の作品で、時間は105分である。原案は伊藤一、監督は降旗康男、脚本は村尾昭、撮影は飯村雅彦、美術は藤田博、音楽は八木正生である。そして出演は、高倉健、生田悦子、田中邦衛、南利明、宍戸錠、月亭可朝、太古八郎、団厳、水島道太郎、金子信雄、山本麟一、藤山浩二、長谷川弘、佐藤京一、北川恵一、小林稔侍、江波多寛児、小池朝雄、六本木お吉、丹波哲郎、たちである。

物語は北海道を舞台にしたもので、新シリーズのパターンを踏襲したものである。網走刑務所に入所した末広、北野、石松の3人の兄弟分。何かあると、古株の囚人である源治と対立する。で、仮釈放を間近にひかえた北野が源治に殺されてしまう。時が経って出所した末広と石松は北野の妻・冴子がいる北野土木を訪ね、末広は冴子に一目惚れ。また大沼土木が北野土木が請け負っているダム工事の妨害をすると知り、末広は冴子を助けるために北野土木で働くことにした。そんな中、大沼土木の妨害作業が露わになっていき、エスカレートしていく...

展開はいつもの通りであるが、運転免許を停止されてしまった末広が、馬車を使って土を運ぶということをするのは、ちょっと笑わせてくれる所でもある。で、末広の見方が殺されて、その仇を取るために、というのももう一捻り欲しい所である。

結局、本作がシリーズの最後と言うことになったが、最初から「ラスト」ということを念頭にしていたら、もっと良くなったであろうが、尻すぼみという形で自然に終わってしまったという感じであった。新シリーズの方は、3本目まで見ておけば、一応全ての監督作品を見ることが出来るので、「全作制覇」という目標がなければそれで十分かと...

ただ、'60's後半から'70's前半(というよりも「昭和40年代」と言った方が良いでしょう。)という時代ならではの作品であって、どこか無国籍アクション作品の世界を引きずっていて、そこに人情と渡世の仁義を絡めている物語は日本映画らしいところでもある。「新シリーズ」はともかく、第1作から第10作までの石井輝男監督作品の方は見ておいた方が良いでしょう。

 

新・網走番外地~嵐呼ぶダンプ仁義~

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 1992/03/25
  • メディア: ビデオ

↓やっぱりこちらのシリーズです。

網走番外地

網走番外地

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2002/07/21
  • メディア: DVD

続・網走番外地

続・網走番外地

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2002/08/09
  • メディア: DVD


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