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「LOOK WHO'S TALKING NOW!」 [映画(洋画)]

表題の作品は1993年のアメリカ映画「ベイビー・トーク3/ワンダフル・ファミリー」である。1989年の第1作、1990年の第2作から3年のブランクを経て帰ってきたシリーズ第3弾である。が、本作は原題はともかく、邦題には大きな偽りがある。本作では赤ん坊だった兄妹も普通に喋ることが出来る年齢になったということで、その兄妹は当然のように喋るが、ペットの犬が喋るということで、「ベイビー・トーク」ではなくて「ドッグ・トーク」とするべきなのである。キャストは同じ顔ぶれであるが、スタッフが大きく変わり、ヒット作の続編として三匹目のドジョウを狙ったという印象だけという作品である。

作品データを記しておくと、時間は95分、製作はジョナサン・D・クレイン、製作総指揮はレスリー・ディクソン、監督はトム・ロペールスキー、脚本はレスリー・ディクソンとトム・ロペールスキーの2人、撮影はオリヴァー・ステイプルトン、音楽はウィリアム・ロスである。そして出演は、ジョン・トラヴォルタ、カースティ・アレイ、デヴィッド・ギャラガー、タビサ・ルピアン、リセット・アンソニー、オリンピア・デュカキス、ジョージ・シーガル、チャールズ・バークレイ、たちで、声の出演はダニー・デヴィート、ダイアン・キートンである。

マイキーは6歳に、ジュリーは4歳になった。パパのジェームズは化粧品会社の美人社長・サマンサのお抱えパイロットになっていたが、ママ・モリーは不況の影響を受けて会社をクビになっていて、一家は暗いムードになっていた。で、ジェームズは犬をプレゼントしようと考えた。で、マイキーが選んだ犬はさえない雑種のロックスという犬だった。が、パパ・ジェームズは美人社長・サマンサから血統書付きのプードル・ダフネの世話を頼まれる。アパートに連れて来たが、ロックスとダフネの相性は悪く、喧嘩をしては家具を傷つけていて、モリーは頭に来ていた。そんな中で迎えたクリスマス・イヴ。ジェームズはサマンサから急に呼び出されて、接待のために郊外の山小屋へフライトすることになる。しかし、これは彼を誘惑しようとするサマンサの計略だった...

喋る赤ん坊も喋って当然という年齢になったということで、苦肉の策としてペットの犬に喋らせることにしたが、これは完全に裏目に出てしまい、三匹目のドジョウとはならなかった。良信の愛を確かめ合うという所では、良い所があるのだが、単なる動物映画になってしまったことで、子供たちのキャラクターも冴えが無く、物語も家族の物語と動物の物語ということになってしまって、纏まりがない。

「続編はつまらない」と言われるが、第2作ではそれを打ち破ったのに、第3作である本作はその言葉の通りになってしまい、見て損をしたと感じられる作品でした。(映画館で本作を見ていたら、筆者は「金返せ」と間違いなく言ったでしょうね。)

 

ベイビー・トーク3 ワンダフルファミリー

ベイビー・トーク3 ワンダフルファミリー

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/04/18
  • メディア: DVD

↓シリーズ3作セット

半額半蔵 ファミリーパック「ピーター・パン コレクターズ・エディション」「ベイビー・トーク」 「ビンゴ!」

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  • 発売日: 2005/09/28
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