「問題のない私たち」 [映画(邦画)]
MBSの「恋日・3rd.」の放送が火曜深夜から水曜深夜に移動したら、その火曜深夜に読売テレビが映画「問題のない私たち」を放送してくれました。(「恋日」が火曜深夜だったら、被ることになる時間の放送でした。)→とは言っても、筆者はDVDを持っていて、何度か見ていますし、サントラ盤の方もしっかりと持っています。(何と言っても、黒川芽以さんの作詞作曲の『アルイテク…』があまりにも良い曲です。ただ、正式に歌手デヴューする前(当時は、歌手デヴューすることになるとは、全く思わなかったでしょうが...)で、歌の方は特に上手いという訳ではないが、表現力はやっぱりあります。)
だけど、読売テレビにはちょっと文句を。まず、最初に映画のタイトルのテロップが「問題の無い私たち」と出したが、「無い」ではなくて「ない」が正しいのに、いきなり間違えるものですかねぇ。そして、アナログ放送の方は上下が黒帯となるレターボックスでの放送というのは良いのだが、デジタルの方はそれをそのままHD化して放送するから、16:9のワイド画面では、上下左右に黒帯が入るということになっちゃって、HD放送を生かしきれていない。(こういう形の放送って、本当に多いですね...)何のためのHD放送なのか、放送局は反省すべし!!(→DVDを持っているから、「別に...」なんですけど...)
それにしても、今になってみると結構凄いキャストが揃っているんですよね、この作品は。主演の黒川芽以さん(「ケータイ刑事」襲名前、目で演技ができるところがやっぱり凄い)に、沢尻エリカ(「パッチギ!」の前、どこかエリカ様という雰囲気もある)と美波(聖母マリアのようなイメージがある)が出ていて、森絵梨佳と小松愛、安間里恵、野波麻帆という名前もある。そして野波麻帆といえば、1997年のドラマ「鏡は眠らない」(黒川芽以さんのドラマ・デヴュー作)で、野波さんが演じた民子の少女時代を黒川さんが演じていたという繋がりがあり、更にこの二人の誕生日は同じ日(当然、年は違う)でもある。
当時15歳の現役中学生だった牛田麻希の記した小説を木村文がコミック化した漫画の映画化作品であり、大人の視線で作られたものとは違う中学校でのイジメの実態がリアルに描かれた物語である。(ただ、後半になると別の物語になっちゃいますけど...)
時間的には折り返しを過ぎた1時間ぐらいで「夏休み」になるが、主題である「イジメ」に関してはここまでということで、「夏休み」の所が黒川さんのPVのようなものになっている。(この辺りは、森岡監督は自分のプロダクションの看板である黒川さんを売るためなんでしょうかねぇ...)
それ以降は、教師の万引きを目撃したことを発端にした生徒いびりの物語になる。これも「イジメ」と言えば「イジメ」であるが、前半の雰囲気が変わってしまうのがちょっともったいない所でもありました。しかし、「イジメ」っていつでも何処でもあるものだが、解決方法は一つではない。一つの回答例として少しでも役だってくれれば良いんですけど...
↑映画DVD | サントラ盤 ↓
- アーティスト: 黒川芽以, junior size, サントラ, 野獣王国, INFINITE CIRCLE, 村井秀清
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2004/01/21
- メディア: CD
↓原作
↓黒川さん関係
- アーティスト: 黒川芽以, BANANA ICE, 斉藤英夫, 古澤衛, 遠藤浩二, 佐藤朋生, 平松愛理, 丹羽多聞アンドリウ, 矢野顕子
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/01/17
- メディア: CD
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