POWER STATION『LIVING IN FEAR』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1996年に発表された彼らの2nd.アルバムである。(前作から10年、この名前を使って2nd.アルバムが発表されるなんて、誰が思ったことでしょうかねぇ...?但し、ジョン・テイラーは参加していないですけど...)本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位52位を記録しているものの、エネルギーが感じられない平凡なアルバムになってしまったのが残念な所である。
収録曲は以下の全11曲である。『Notoriety』『Scared』『She Can Rock It』『Let's Get It On』『Life Forces』『Fancy That』『Living In Fear』『Shut Up』『Dope』『Love Conquers All』『Taxman』。
この中からは、『She Can Rock It』がイギリスでシングル・カットされて、それなりのヒット(最高位63位)を記録している。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーである『Living In Fear』と『Notoriety』『Shut Up』という所をピックアップしておく。(が、これぞという絶対的な曲が無いだけに、どんぐりの背比べという感じであり、それこそ好みの問題と言うことになっちゃいます...)
本アルバムは、POWER STATIONの10年ぶりのアルバムであるが、現在ではそれ以外の点で注目されるアルバムになっている。というのは、ジョン・テイラーの代わりに参加したバーナード・エドワードの遺作になってしまった。(遺作ではないが、ロバート・パーマーも本アルバム発表の7年後の2003年に亡くなってしまった。)ということで、何かに祟られているような感じのアルバムになってしまったが、それだけにとても貴重なアルバムということになった。まあ、価値と言うことに主眼を置けば、手元に置いておきたいアルバムであるが、たっぷりと楽しむためのアルバムではないですね(苦笑)
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