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「PALE RIDER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年の映画「ペイルライダー」である。今では名監督としても認知されているC.イーストウッドの9年ぶりの西部劇であり、主演だけでなく製作と監督も兼務した作品である。イーストウッドがこれまでに出演してきた西部劇と変わらないが、1972年の「荒野のストレンジャー」との類似点がいくつかある。また、ラストは名作「シェーン」を意識している。それにしても、イーストウッドの西部劇となると、やっぱり安心して見ることが出来る。

作品データを記しておくと、時間は116分、製作と監督はクリント・イーストウッド、製作総指揮はフリッツ・メインズ、脚本はマイケル・バトラーとデニス・シュリアックの2人、撮影はブルース・サーティース、音楽はレニー・ニーハウスである。そして出演は、クリント・イーストウッド、マイケル・モリアーティ、キャリー・スノッドグレス、シドニー・ペニー、リチャード・キール、クリストファー・ペン、リチャード・ダイサート、ダグ・マクグラス、ジョン・ラッセル、チャールズ・ハラハン、マーヴィン・J・マッキンタイア、フランク・ライアン、リチャード・ハミルトン、グレアム・ポール、ビリー・ドラゴ、テレンス・エヴァンス、ジョン・デニス・ジョンストン、たちである。

ゴールドラッシュに湧くカリフォルニア。マウンテン峡谷から枝別れしている無数の小さな峡谷の一つであるカーボン峡谷は、他の峡谷と違って、大きな鉱山会社を経営するラフッド一家に牛耳られていなかった。が、ラフッド一家の嫌がらせはエスカレートしていき、落ちるのも時間の問題という状況になっていた。そんな所に、馬に乗った男がやってきた。人々は彼をプリーチャーと呼んだ。プリーチャーはラフッド一家から守るように戦い、町を解放しようとするが...

物語の展開は、悪徳ボスが勢力を拡大しようとする所に、それに立ち向かうヒーローが現れ、苦しむ人々を助け、そして去っていくという、西部劇ではよくあるパターンの物語であるが、西部劇が殆ど製作されなくなった時期の作品でもあり、西部劇の全盛期を色々と思い起こさせてくれる。また、ラストが感動もの(「シェーン」を意識している。)であるだけに、じっくりと見たくなる。また、「荒野のストレンジャー」と比較して見るのも面白いところであって、これによって本作をより楽しむことが出来るようになる。西部劇ファンであれば必見の作品であるが、往年の西部劇を知らない方も本作から西部劇の世界に入っていくというのもよろしいかと...

 

ペイルライダー

ペイルライダー

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: DVD

↓参考まで

荒野のストレンジャー (ユニバーサル・セレクション第4弾) 【初回生産限定】

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/10/11
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荒野のストレンジャー

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2006/06/23
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シェーン

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  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD


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