希に見る大逆転・サッカーJリーグ [スポーツ]
J1とJ2の最終節ということで、いよいよJ1の優勝が決まり、J2からは自動昇格チームが決まるということだったが、両方ともすごいことになりましたね。時間的な流れに従って、まずはJ2から記していきます。
例年だと、最終節を迎える時には、優勝と2位(すなわち、自動昇格するチーム)は決まっていて、せいぜい、入れ替え戦に出場する3位チームが2チームの争いで決定していない、というのが例年のパターンなのに、今年はそんなことにはならず、上位3チームの順位が確定しておらず、数字上ではこの3チーム全てに優勝もあり得るし、3位もあり得る、という凄い大混戦ということで、本当に凄いことになりました。6試合全てのキックオフを同じ時間にするということも、これだったら大いに盛り上がります。(しかし現実的には、ヴェルディの3位、サンガの優勝は、数字上の可能性はあっても現実にはあり得ないと思っていましたけど...)
結果的には、前節終了時点で2位だったコンサドーレが勝ち、1位にいたヴェルディが引き分けたために、コンサドーレの逆転優勝、ヴェルディの2位となり、3位のサンガも引き分けだったため、そのまま3位ということになりました。一時期は2位に二桁の勝ち点差を付けていたコンサドーレであったため、「逆転優勝」という感じは全くしないものの、前節2位のチームが最終的に優勝したから「逆転」という言葉に語弊はないですけど...
一方、J1の優勝争いは、浦和と鹿島の争いとなったが、浦和の対戦相手は最下位を独走している横浜FCということで、間違いなく勝って、鹿島の結果に関係なく優勝するだろうと思っていたのだが、最後の最後で横浜FCが意地を見せて、浦和は敗れ、逆転優勝を信じている鹿島のモチベーションの高さが快勝に繋がり、これぞ逆転優勝の見本という凄いドラマになりました。一時は降格争いに加わるような所まで落ち込んでいた鹿島で、今まで一度も首位に立っていなかったが、最後の最後でトップに立ったという展開は、漫画であってもあまりにも出来すぎという内容になってしまうが、それをやってしまったのは、実に見事な逆転劇でした。
優勝チームの皆さん、おめでとうございます。
これで、今年の残っているサッカーの試合は、J1とJ2の入れ替え戦の広島と京都の2試合と、天皇杯ということになったが、やっぱり面白いのは入れ替え戦ですよね。ただ、広島もJ2に降格したことがあるチームだし、京都はJ1に複数回昇格しているチームであるだけに、試合の方は楽しみだが、顔ぶれの方は新鮮みがないですけど...
ここからは、ふと思ったことを2つ。まずは、J2に降格するのが横浜FCと甲府の2チームで、昇格するのが東京ヴェルディと札幌になったので、J1のチームは更に東の方に重心が移動することになりますね。(入れ替え戦で京都が昇格となったら、ここでも東に重心が移動します。)こんな調子で地域の重心が東(もはや北と言ってもいいでしょうね)に移動し続けると、オールスターの東西対抗はもはや完全に破綻してしまいます。来年は横浜Mが「西」になってしまうのではないの?(横浜が「西」というのには誰もが異論を感じるでしょうし...)→仙台、山形がJ1に昇格して、西のチームが2つJ2に降格したら、東京も「西」になっちゃうかも...
もう一つは、J1の下位6チームと、J2の上位6チームの12チームで、例えば「J1.5」という新しいリーグを作ったら(J1は12チーム、J2の残り7チームにJリーグ準加盟のチームで新リーグ(「J3」と言うことにしておきます)を作る。)、今のJ1とJ2のように、上位チームと下位チームとの差が大きく開くことなく、全チームが大混戦を繰り広げるような気がするんですけど...(これらのチームを野球で言えば、一軍では力不足だが、二軍では凄い成績を残す「一軍半」の選手という感じだし、相撲で言えば、幕内と十両を行き来している「エレベーター力士」という感じになります。)で、J1.5の優勝チームがJ1に昇格、J1最下位がJ1.5に降格、J1.5の最下位はJ3に降格、J3の優勝チームはJ1.5に昇格、ということにすれば、力的にはバランスが良いんじゃない???
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