SSブログ

「ガメラ」(その5) [映画(邦画)]

WOWOWの一挙放送の6日目の放送は、シリーズ第7作と第8作の2本でした。が、流石に2本とも見るのは時間的に厳しく、今回はシリーズ第7作の1本のみとします。(が、第8作は間が9年あるということと、これまでの作品を使い、新撮部分とを繋いだ内容なので、昭和ガメラシリーズに一旦幕を下ろすことになった第7作で区切るのも悪くないかと...)

シリーズ第7作ガメラ対深海怪獣ジグラ」(1971年)
作品データを記しておくと、1971年の大映作品であって、時間は88分である。製作は永田秀雅、監督は湯浅憲明、脚本は高橋二三、撮影は上原明、美術は矢野友久、音楽は菊池俊輔である。そして出演は、坂上也寸志、グロリア・ゾーナ、坪内ミキ子、藤山浩二、佐伯勇、笠原玲子、吉田義夫、八並映子、アーリン・ゾーナ、夏木章、三夏伸、九段吾郎、井上大吾、喜多大八、中原健、たちである。

月面基地が謎の宇宙船の襲撃を受けた。その宇宙船は地球に飛来した。それを目撃した鴨川シーワールドの研究所に勤める2人の海洋学者とその子供・健一とヘレンはボートで現場に行くが、謎の光線を浴びて、宇宙船に捕らえられる。女性が現れ、ジグラ星人と名乗り、ジグラ星の優れた科学力を示すために東京にマグニチュード13の大地震を発生させ、人類に降伏を迫る。子供の活躍によってなんとか宇宙船から脱出した4人、それを追う女性。一方、ガメラは海中でジグラ星人の宇宙船を撃破するが、怪獣ジグラが現れる。ジグラ星との水圧の差のため巨大化したジグラとガメラとの戦いが始まる。バトルを地上に移すが、ジグラの放つ光線によってガメラは敗退、防衛軍もあっさりと敗北。子供の意見を聞いて、最後の希望としてガメラの救助に向かった海洋学者たちだったが、1万mを越える日本海溝に引きずり込まれてしまう...

本作は事実上の昭和ガメラの最終作であるが、それは御家の事情(大映の倒産)によるものであるため、「シリーズ最終作」というふれこみは一切ない。そういう点では寂しい所がある。ストーリーに関しては、とにかくツッコミ所が満載であり、笑ってしまう。これは見方を変えれば、怪獣映画ではなくてコメディ映画のようにも受け取ることが出来る。(まあ、「昭和ガメラ」らしい所と言えばそれまでですが...→海底で火炎噴射を地上と同じようにするガメラ、etc....)

そんな中、海洋汚染の問題を取り上げているところは評価できるところである。まあ、「ガメラ」らしい作品と言うことですね。

 

ガメラ対深海怪獣ジグラ

ガメラ対深海怪獣ジグラ

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: DVD

ガメラ THE BOX 1969-1980

ガメラ THE BOX 1969-1980

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/11/28
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。