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「多羅尾伴内」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第16弾は「多羅尾伴内」シリーズです。このシリーズには2つのシリーズがあり、片岡千恵蔵主演のシリーズと、小林旭主演のシリーズとがある。前者は全11作、後者は全2作がある。ということで、この2つのシリーズを製作順に述べていくことにする。

初回の今回は、シリーズ全体のおさらいです。

片岡千恵蔵主演シリーズは1946年から1960年にかけて製作された作品であり、「金田一耕助」シリーズとともに千恵蔵の現代劇シリーズの代表的な作品である。「ある時は○○、またある時は○○。果たしてその実体は?正義と真実の人・藤村大造だ!」という決め台詞があまりにも有名であり、「決め台詞」というものの爽快感をたっぷりと味あわせてくれる作品である。主人公・藤村大造が得意の変装術を駆使して難事件を解決していくという物語であり、お約束があるということでは後の「ケータイ刑事」シリーズにも通じる所がある。

作品としては以下の11作である。シリーズ第1作「七つの顔」(1946年)、シリーズ第2作「十三の眼」(1947年)、シリーズ第3作「二十一の指紋」(1948年)、シリーズ第4作「三十三の足跡」(1948年)、シリーズ第5作「多羅尾伴内シリーズ 片目の魔王」(1953年)、シリーズ第6作「多羅尾伴内シリーズ 曲馬団の魔王」(1954年)、シリーズ第7作「多羅尾伴内シリーズ 隼の魔王」(1955年)、シリーズ第8作「多羅尾伴内シリーズ 復讐の七仮面」(1955年)、シリーズ第9作「多羅尾伴内シリーズ 戦慄の七仮面」(1956年)、シリーズ第10作「多羅尾伴内 十三の魔王」(1958年)、シリーズ第11作「多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ」(1960年)。

尚、第1作から第4作まではタイトルに「多羅尾伴内」の文字は入っておらず、5年ぶりに復活したシリーズ第5作から「多羅尾伴内シリーズ」という文字がタイトルに入るようになった。

続いて、小林旭主演の2作品について。東映に移籍した小林旭が、片岡千恵蔵主演主演の人気シリーズを受け継いで、1978年に製作された作品であり、藤村大造が変装術を使って難事件を解決していく作品である。が、小林旭のキャラクタが合わず、2作で終了してしまった。マイト・ガイと言われた小林旭ならではのアクションがあるという所がポイントである。

作品は以下の2作である。シリーズ第1作「多羅尾伴内」(1978年)、シリーズ第2作「多羅尾伴内 鬼面村の惨劇」(1978年)。

まずは片岡千恵蔵主演シリーズからということで、次回からそれぞれの作品について記していきます。

 

↓シリーズからいくつか

七つの顔

七つの顔

  • 出版社/メーカー: Cosmo Contents
  • 発売日: 2007/11/20
  • メディア: DVD
十三の眼

十三の眼

  • 出版社/メーカー: Cosmo Contents
  • 発売日: 2007/11/20
  • メディア: DVD

↓参考まで

多羅尾伴内―七つの顔の男

多羅尾伴内―七つの顔の男

  • 作者: 関 貞三
  • 出版社/メーカー: ワイズ出版
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

多羅尾伴内 [少年向け:コミックセット]

  • 作者: 石森章太郎・小池一夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 新書


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