篤姫#6 [ドラマ]
今回の物語もやっぱりホームドラマでした。が、前半は前回の尚五郎のラブ・コメという部分があり、後半になると、全く変わって今後の波乱の展開を予想させる重みを感じるものでした。そして最後に於一にとって衝撃の展開へ、ということで、一言では言えないものでしたね。ただ、今までがホームドラマであって、長閑な物語でありすぎたと言うこともできるだけに、やっと最初の波がうねったと言った所でした。
於一を養女にしたいという斉彬の言葉で、父は舞い上がり、誰もがそれを名誉なことと受け取り喜んでいた。が、於一だけは違っていた。殿様の言葉が絶対である時代であるだけに、それを受けることしか考えられないので、舞い上がるのも十分分かりますけど...
そんな中、尚五郎の言葉を思い出して父(舞い上がっていても、それなりに冷静な所もありました。)は、尚五郎にそのことを告げた。で、於一が手の届かない所に行ってしまうことを悟った尚五郎は自暴自棄になった。(気持ちもよく分かります。)ただ、このままだとラブ・コメのピエロ役に終わってしまうことになるが、西鄕たちのような存在がいるということで、尚五郎は尚五郎で幸せ者ですね。→後に出世する人物でもありますし、於一に対する優しさを持っている所、また真剣に愛していたということがしっかりと描かれていて、なかなかいい感じでした。
今和泉家では、菊本の様子がおかしいことに母が気づく。一方、於一は養女の件で斉彬に問いたいことがあると懇願した。登城の日、菊本は於一に最後の言葉を語った。既に死を決意していただけに、人生の先輩として重みのある言葉でした。
斉彬と会った於一が養女の件を尋ねようとしたら、斉彬が先に切り出した。で、理由を語る。「自分の母に似ているから」という言葉があったが、ここでもホームドラマ的な所があったとはね...
で、養女になることを決意した於一。顔つきの方も、気持ちがすっきりしたということで変わってましたね。が、家に戻った於一に、菊本が自害したということが伝わった。それを目にした於一は泣き叫ぶだけでした。
流石に、菊本が殺されたのではと考えたり、自殺の理由を解明しようと立ち上がることはしませんでしたが、それをやるのは別の作品ですから...
いよいよ次回からは舞台が島津本家にということで、ホームドラマがどのように変わっていくのか、楽しみです。
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
- 作者: 宮尾 登美子, 田渕 久美子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: ムック
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
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