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VILLAGE PEOPLE『LIVE AND SLEAZY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らの5枚目のアルバムである。が、普通のアルバムとは少し違うアルバムとなっている。2枚組のアルバムとして発表され、6曲のライヴ収録曲と5曲のスタジオ収録曲という構成である。そのため、彼らのお馴染みのヒット曲のライヴ・テイクを堪能できるという貴重なアルバムにもなっている。

収録曲は以下の全11曲である。6曲目までがライヴ収録である。『Fire Island』『Hot Cop』『Medley: San Francisco (You've Got Me)/In Hollywood (Everybody Is A Star)』『Macho Man』『In The Navy』『Y.M.C.A.』『Sleazy』『Rock & Roll Is Back Again』『Ready For The 80's』『Save Me [Ballad]』『Save Me [Up Tempo]』。

この中からのお薦め曲は、ライヴ収録の6曲である。特に『Medley』から『Macho Man』『In The Navy』『Y.M.C.A.』という大ヒット曲が続くところは、感涙ものの歓びがあるところである。(実に貴重なライヴと言うことにもなる。)また、スタジオ収録曲からは、スロー・テンポの「Ballad」とアップテンポで彼らのサウンドの特徴が出ている「Up Tempo」の2バージョンが収録されている『Save Me』をお薦め曲としてピックアップしておく。

本アルバムは、また、リードボーカル担当がころころと変わっているというのも特徴である。本アルバムが発表された1979年になると、世界的なディスコ・サウンドのブームも沈静化してきて、来るべき'80'sという新しい時代に向けて、新しいサウンドが次々と出てきた時期でもあり、彼らも新たな試みを行っていたのである。(その試みは今ひとつ当たらず、更に彼らはゲイを売りにしたグループに変身していくことになる。)決して成功したとは言い難いが、新たなチャレンジをすることは悪いことではない。と言うこともあって、お馴染みの彼らのスタイルの曲(しかもライヴ・テイクである)と、今までの彼らとは一味違う姿を堪能できるアルバムである。(セールスの方は良くなかったですけど...)

'80'sも中盤になると、エレポップの全盛となり、'90'sには更にダンス・ミュージックのサウンドは大きく変わり、21世紀になっても変化をし続けている。が、'70'sのディスコ・ミュージックを中心としたダンス・ミュージックには、機械的なサウンドとは違う手作りの集大成という所があり、その頂点を極めたのが'70's終盤のディスコ・ミュージックである。聴いていると、何処かで安心できる優しさがあるのですよね。楽しんで聴きたいアルバムである。楽しみながらたっぷりと堪能しましょう!

 

Live and Sleazy

Live and Sleazy

  • アーティスト: Village People
  • 出版社/メーカー: Polygram
  • 発売日: 1998/06/23
  • メディア: CD


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