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「TEX」 [映画(洋画)]

表題の作品は1982年のアメリカ映画「テックス」である。当時、次代を担う若手スターとしてYA(ヤング・アダルト)スターとして注目された若手の一人であるM.ディロン主演の青春ドラマであり、YAスターよりも少し下の世代となるブラッドパックの一人であるE.エステベスも出演しているということで、結構豪華な顔ぶれが出演している作品でもある。また、YAスターが結集した「アウトサイダー」や「ランブルフィッシュ」と同様に、S・E・ヒントンの原作小説の映画化作品であるが、今ひとつ地味な印象が強い作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は120分、原作はS・E・ヒントン、監督はティム・ハンター、脚本はティム・ハンターとチャーリー・ハースの2人、撮影はリック・ウェイト、音楽はピノ・ドナッジオである。そして出演は、マット・ディロン、ジム・メッツラー、ビル・マッキーニー、フランシス・リー・マッケイン、エミリオ・エステベス、メグ・ティリー、ベン・ジョンソン、トム・ヴァーチュー、たちである。

オクラホマ州のトゥルサ郊外に住む15歳のテックスと17歳のメイスンの兄弟。母は既に亡くなっていて、父はロデオの巡業に出ていて家に帰ってこない。兄はバスケット・ボールの選手として将来を嘱望された真面目な男で、インディアナ大に進学することを希望していた。一方、弟のテックスは兄とは逆に、少々でたらめな所がある正反対の自由な性格で、自分の馬トヨタを可愛がっていた。ある日、父がお金を送ってこないことで生活費に困ったメイスンは弟に無断でトヨタを売ってしまい、このことから兄弟喧嘩となる。その夜、友人のレムが子供の誕生を告げに来て、兄弟は祝いに行ったが、メイスンが腹痛を訴えて病院に連れて行く。その帰り道でテックスは一人のヒッチハイカーを乗せたが、その男は指名手配の男であり、銃をつきつけられるテックス。しかし彼の機転で難を逃れた。このことでテックスは町の人気者になり、ニュースがテレビに流れることになった。そのニュースを見た父が家に戻って来る。テックスはしばし幸福な日々に浸ることになったが、やがて彼は自分の出生の秘密を知り、父は実父ではないことが分かり、自暴自棄になる...

雰囲気は何処かでJ.ディーンの「エデンの東」を連想させてくれる。また、「アウトサイダー」や「ランブルフィッシュ」でもM.ディロンは同じような役を演じていましたね。それらの作品と合わせて見るのがよろしいかと...

 

↓原作はこちら

テックス

  • 作者: S.E.ヒントン, 坂崎 麻子, Susan E. Hinton
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 文庫

↓本作はDVD化されていません。代わりにこれらを...

アウトサイダー

アウトサイダー

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2000/07/26
  • メディア: DVD

ランブルフィッシュ (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】

ランブルフィッシュ (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/12/13
  • メディア: DVD
エデンの東

エデンの東

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2007/12/07
  • メディア: DVD


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