ケータイ刑事銭形零8話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
今回は第8話の「[裏ネタ編]」となります。物語は「ハッタリ君のはったりを暴け! ~忍者殺人事件」である。ということで、今回は元ネタの「忍者ハットリくん」について、そして劇中で零ちゃんが口にした「ニュートンの運動方程式」について、事件の謎を解く鍵になった「タイ米」について述べる。
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「忍者ハットリくん」:藤子不二雄A原作の漫画であり、1964年に産声を上げた作品である。1964年から1968年にかけて、光文社の雑誌「少年」に連載され、更に1981年~1988年には「コロコロコミック」「てれびくん」「小学○年生」に連載された。また、テレビには1966年に実写作品として製作されている。NET系(現在のテレビ朝日系)での放送で、全26話、白黒作品である。出演は牟田悌三、久里千春、高宮克巳、左卜全、野村光徳、野村好徳、谷村昌彦、熊倉一雄(声)、たちである。また、その終了後10ヶ月をおいて、1967年8月から「忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ」が製作されている。やはりNET系での放送で、全26話、白黒作品である。出演は水谷克之、浜路義明、江原一哉、市村俊幸、関千恵子、松坂慶子、熊倉一雄(声)、たちである。
物語は、伊賀の忍者の里から東京に出てきたハットリくん(ハットリカンゾウ)が、東京で三葉家に居候することになり、そこで繰り広げる様々な騒動を起こす、というものである。また、続編の方は、山ら帰ったハットリくんが寂しい思いをしていて、そんな所に宇宙から忍者怪獣ジッポウが現れ、意気投合した両者は再び都会に行き、そこでいろいろな珍騒動を繰り広げる、と言う内容である。
その後、1981年にアニメ化されることが決まり、途中で30分番組に格上げされて、1987年までテレビ朝日系で放送された。(アニメの製作はシンエイ動画である。)最初は平日の帯番組であり、途中からは週一になる、更には一度に2話ずつ放送されるなど、番組の形は途中で色々と変わっているため、1つの物語の時間は一定ではない。一応、アニメとしては694の物語があり、それ以外にも特番で放送されたものがある。(全部合わせると、700話を越えている。)
そして、2004年になって、香取慎吾の主演で実写版の劇場映画が製作された。2004/8/28に封切られたので、「銭形零」の放送が始まる前であった。しかし、この作品は、登場人物の名前こそ原作漫画に倣っているものの、内容はオリジナルということになっていた。
主人公のハットリくんの名前はハットリカンゾウ(服部貫蔵)であり、ハットリシンゾウ(服部心蔵)という弟、ケムマキケムゾウというライバル忍者がいる。また、居候している三葉家の長男の名前はケンイチ(三葉健一)、パパは三葉健太郎、(ママは「ママ上」と呼ばれていて名前は?)、ケンイチが憧れるのはクラスメートの河合夢子、ケンイチや夢子たちの学校の担任の先生は小池先生である。ケンイチ、夢子の名前ぐらいは「ドラえもん」ののび太、しずか、ジャイアン、スネ夫と同じように知っておきたいところである。
「ニュートンの運動方程式」:物理学において、物理量の時間的変化を記述する微分方程式である。
ma=m×(d^2・r/dt^2)=F (m:質点の質量、a:質点の加速度、r:質点の位置ベクトル、t:時間、F:質点にかかる力)
但し、物質の速度が光速に近い場合にはこの方程式は当てはまらず、相対性理論の運動方程式を用いなければならない。(とは言っても、通常の物理学の範囲では、物体の速度は光速に比べて十分に小さいため、上記方程式を使うことで問題はない。)
日常生活においては、この方程式はお目にかかれないものである(学校の先生や受験生などは例外ですけど...)が、「物体にかかる力は、その物体の質量と加速度の積に等しい」「加速度は速度の時間微分」というようなことは知識として知っておくべきことである。
「タイ米」:米には3種類の品種群があり、長粒種のインディカ種、大粒種のジャバニカ種(日本ではこれが一般的な米である)、短粒種のジャポニカ種に分類できる。タイ米は「インディカ種」である。これは「インド型イネ」とも呼ばれるものであり、インドを中心に広まり、タイをはじめとする中国の中南部、インドネシア、カスピ海沿岸、アメリカなど、主に気温の高い所で栽培されている。尚、世界の米の生産高の約8割がインディカ種であり、世界で「米」と言ったら一般的にはインディカ種のことである。日本では殆ど栽培されていないことでマイナー米であるが、日本が例外というのが正しい。
1993年の冷夏による米の大凶作による米不足の際、米不足解消のために大量に輸入されたが、タイから大量に輸入されたことから「タイ米」として知られることになった。(その時輸入されたタイ米は低級な米だった。)が、味が悪く「タイ米は不味い」ということでも知られるようになった。が、これはその当時輸入されたタイ米の品質レベルは低い米であり、また、ジャポニカ種よりも水を大目にして炊く必要があることなども知られていなかったことから生じたことである。高級なインディカ種になると美味しいものである。→日本の米であるジャポニカ種でも、高級な品種から低級な品種があるのと同じである。
インディカ種の米は、米粒が細長く、アミロースの含量が高く、粘り気が少ないことが特徴であり、パサパサした食感がある。そのため、ピラフ、カレー、炒飯などに向いている、とされている。→穀物はその特徴に合わせた料理があるということです。
↓「ハットリくん」関係
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- 発売日: 2005/02/02
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↓学習しておきましょう
ニュートンの知恵―ニュートンの法則であなたの生き方・考え方が変わる!
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↓「タイ米」ということで
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