ケータイ刑事銭形海34話(3rd.8話・感想)+35話(3rd.9話)予告 [ケータイ刑事]
二段構成で記している「銭形海」。放送後の最初は、いつものように簡単な感想と次回予告について、思ったことをそのまま記しています。今回の物語は3rd.8話(通算では34話)の「タキシード刑事来日! ~ムータコ殺人事件」という物語です。「銭形海」も残りは「悪夢」、3回に渡っての「舞台」、「さよなら」ということなので、随分と押し迫ってきました。そんな中、今回は「ゴルゴダの森文化祭」に登場したタキシード刑事ことシンさんが登場と言うことになり、形の上では海ちゃんがダブル・パートナーを従えてという事になりました。(「M1」で泪ちゃんが五代さんと高村さんのダブル・パートナーで捜査に当たったが、TVシリーズでは初です。→泪ちゃんと海ちゃん、同じ次女・緑リボンですが、色々と似ている所も多いですね。)
今回の物語は内容的には「舞・4話」のリメイクと言って良いものでした。事件の様子も、手を繋いでいたというのも「舞・4話」と同じであったが、トリックの方は微妙に変えていることで、同じトリックではありませんでした。(サングラスが怪しいと思うのは当然であろうが、まさか薬を使っていた思いませんでした。)→やっぱり雷お姉ちゃまが言ったように「「ケータイ刑事」では同じトリックは使いません」ということですね。
それにしても、「舞・4話」は陰陽師だったが、今回はムータコということで、「これって何?」と思っていたが、その「ムータコ」の説明は冒頭で海ちゃんがちゃんとやってくれました。何のことかと言うと、新興の降霊術で、韓国の「ムーマン」と日本の「いたこ」を足したものだということでした。→「ケー刑事」得意の合成語だったんですね。(いくら調べても分からなかったのは当然です。)
部屋が暗くなり、降霊術が始まり、手を繋ぐ、というのも「舞・4話」そのままであるが、海ちゃんと舞ちゃんの違いは、舞ちゃんは暗所恐怖症であるが、海ちゃんにはそういう所はないという所である。
それにしても、ムータコの降霊術の呪文が面白い。(ハムサンドを作っている...「パンニナニハサニダー」「ハムパンニハサムニダー」「キュウリモハサムニダー」)→「ケータイ刑事」らしい所でもあります。
松山さんが儀式の前に行ったちょっとした悪戯も、単なるギャグになるだけでなく、それが事件を解くヒントに繋がっているというのも、やっぱり「ケータイ刑事」ですね。本当に無駄な所がない。(「4姉妹探偵団」の脚本がボロボロだが、「ケータイ刑事」を見習うべきです。いや、「ケータイ刑事」の脚本陣に書かせるべきでしょう!)
松山さんの暴走も、今回はシンさんがいるということで、いつも以上に暴走ぶりを発揮していたが、いつもとは少し違っていて、海ちゃんがダブル・パートナーをということになってのトリオでの捜査だったので、それもまた面白い所でした。
ソウル市警のシンさんが登場ということで、ひょっとしたら韓国語が何か絡むことになるかもしれないという予感があったが、「斉藤新」に「崔東真」で「サイトウシン」ですか。日本国内の事件ならともかく、韓国での事件と日本での事件が上手く重なりました。
今回は、海ちゃんの口上が始まらず、真犯人に推理を語り、真犯人が動機まで語り出して観念したかに見えたら、そこからもう一つドラマがあり、いつものパターンを破ってくれて、面白い所でした。しかも、『愛のメモリー』のメロディの口笛バージョンというのも渋く、シンさんの口上まで登場し、銭形と同様の見せ場がちゃんとあり、その後に海ちゃんの口上が用意されているというのも良かったですね。→登場キャラを上手く使っていました。
事件解決後は、相棒との別れの物語のような一面もあって、これもなかなか良かったですね。で、そのシンさんは、今後も定期的にゲストとして登場することになるのでしょうか。また、「M3」以降の劇場版にも登場ということは十分考えられるでしょうね。(女性ファンを動員するためにも大きな力となりますし...)
コメディ的な部分とシリアス系な部分とのバランスも良く、しかもこれまでに登場した物語のリメイク的な所がありながら、それとは違うトリックを上手く使った心憎いぐらいに良くできた物語でした。
次回は、3rd.9話(通算では35話)の「女子高生刑事はケータイ電話の夢を見るか ~銭形海の悪夢」という物語です。「零・2nd.8話」、「雷・2nd.7話」に続いて、シリーズで3度目の「悪夢」ということで、これもシリーズ化されたということですね。で、「悪夢」と言えばやっぱり佐藤二朗さんが欠かせませんが、そのジローさん、やっぱり登場してくれます。(雷の悪夢の時よりも髭が濃い。)また、諏訪太朗さんも登場していて、柴田さんまでもがニセ海ちゃんになっていました。雷お姉ちゃまの悪夢の時は銭形雷トリオだったが、今度は銭形海カルテットが見られそうですね。次回予告では、ジローさんが海ちゃんのストラップ投げがありましたが、色々とやってくれそうです。
また、零の悪夢はジローさんの脚本で、雷の悪夢では違っていました(坪田さんでした)が、海の悪夢は果たして誰の脚本でしょうか?(久しぶりにジローさんの脚本だと嬉しいのですけど...)→関西では2/12にMBSが「恋日・3rd.~アダルトな恋」が放送されたが、ジローさんの脚本ならばその余韻が再び甦るかも...詳しくは火曜日にUPする方に記すこととします。
鑑識メモの方は、柴田さん得意のネタであったが、物語に「降霊術」が出てきたら、やっぱりやってくれました。
2月になってからは海ちゃんCM(インフォマーシャル)は無くなっているが、その後のCM後の「うさもち」までの15秒間のCMは「東京少女・セピア編~さよなら少女」の15秒版の予告でした。(水沢エレナ主演作ですが、彼女だったら見た目も海ちゃんの妹に見えます。有力な7代目候補の一人だと思いますが...)
↓シンさんはこれに登場しています。
ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2008/03/21
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↓陰陽師だった「舞・4話」はこちらに収録されています。
↓泪ちゃんのダブル・パートナーはこちらです。
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/08/25
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↓「悪夢」シリーズの前はこれに収録されています。
イタコとオシラサマ―東北異界巡礼 (Esoterica selection)
- 作者: 加藤 敬
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迷える霊(スピリット)との対話―スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年
- 作者: カール・A. ウィックランド
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2003/02
- メディア: 単行本
天界からの音楽(メッセージ)―天国の兄から地上の妹へのスピリチュアル・レターズ
- 作者:
- 出版社/メーカー: イザラ書房
- 発売日: 1996/12
- メディア: 単行本
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