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東京少女・セピア編「さよなら少女」 [ドラマ]

今回の物語は「さよなら少女」という作品です。主演は美絵素四姉妹三女でもある水沢エレナ。(7代目の有力候補の一人です。)そして共演はマジレッド橋本淳。幽霊が出てくる物語であるが、ファンタジックな作品となっていて、ホラー作品ではありません。切ない物語であるが、ジーンとくるものがあり、「恋日」のようなテイストのある作品でした。

また、放送フォーマットは、前半の15分がドラマで、後半の10分がメイキングである。が、そのメイキングは今回も丹羽Pは姿を現していませんでした。→7代目は山下リオ水沢エレナではないかと思っている筆者であるが、丹羽Pの素振りからすると、山下リオが本命ではないか、というように感じました。

窓際で、ソファーから外を眺めながらもの思いにふけっている少女・千夏。部屋は段ボールがたくさんあって、部屋の整理中であった。また、千夏の足元には、擦った跡のあるバイクのヘルメットがあった。

引っ越し業者(ダチョウのマークの引越センター)が荷物を運んでいた。千夏のアパートでは、部屋を引き払うということで、母が来ていた。千夏は美容師になるために上京したのだったが、母き「甘やかすんじゃなかった」と後悔していた。で、引っ越しの作業員がトラックから部屋に戻ってきて、母は部屋の奥の物を運ぶように頼む。で、ソファを運ぼうとする作業員。が、一人が手を滑らせてしまう。千夏は「気をつけてよ、それ、お気に入りなんだから」と言うが、母は「そのソファ、処分してください」と言う。「勝手に捨てないでよ、ママ」と怒る千夏。これに母は「私がかってあげた物だけ持って帰りたいの」と言うのだった。で、ソファを運ぶのを止めることにした作業員の室井は、他にも(処分する物が)あるのか、ということで、トラックに積んだ物を確認して貰うことにして、パートナーと母がトラックに向かい、部屋には千夏と室井の二人になる。

室井はダンボール箱の中にあったマネキンの頭を手にすると「何これ、気持ち悪い」と口にする。すると千夏は「美容師になりたくて上京したの。3年前」と告る。で、室井はそのマネキンを手に美容師になったつもりで、カットのマネを始める。で、千夏が室井を指導するように絡んでくる。で、彼より上手いと千夏が言ったことから、二人は色々と話し始める。室井は役者を目指していたことを語った。「未練ある?」と尋ねる千夏に「踏ん切り付けた方が自分のためだろう」と言って、完全に心の整理は出来ていた。

そんな室井は傷ついたヘルメットを手にして「処分する?」と尋ねる。が、千夏は何も答えず「諦めが付かない。1個だけやり残したことがあって...」と言い、「ちょっとつきあって」と言って室井を外に連れ出そうとする。それを断る室井だったが、千夏は無理矢理引っ張っていって、窓から外に出し、自分も外に出ると、「こっち」と言って室井を目的の場所に引っ張っていった。

何処かに行く道すがら、千夏はバイクで事故に遭ったことを話した。彼氏の運転するバイクに二人乗りをしていて転けちゃい、怪我をした。また、それから彼氏は口を聞いてくれなくなったと言う。で「サヨナラを言いに?」と尋ねる室井だったが、千夏は「分かんない」と返した。

二人がやってきたのは、彼氏の亮が務めている美容院だった。店に入ると、右手にはまだ包帯があり、ホホにも絆創膏があった亮が出てきて室井に対応する。が「客じゃない。彼女が話があって」と言うが、亮は「彼女?」と訳が分からない様子だった。

そんな所に店長が出てきて、予約が入っていないので、奥に入って良いと言い、自分はちょっと外出をする。で、千夏は店の奥に駆けていった。

千夏の言葉を亮に語ろうとする室井。「千夏さんです」と言って千夏を紹介するが、亮は怪訝そうな顔をしている。千夏の言葉を室井は続けるが、亮は「からかってるんですか?」と口にする。で、室井は千夏の所に行って「自分で話せ」と言って背中を押すが、その時、鏡に千夏の姿が全く映っていないことに気がつく室井。

アパートでは室井の相棒が千夏の母と話をしていた。「お嬢さん、亡くなったんですか」。これに「ええ。一週間前に」と答えた。つまり、千夏が亡くなったことで、娘のアパートを引き払うために母がやってきたいたのだった。また、母が口にした処分する荷物というのは、千夏が彼と一緒に買った物だった。

美容院。室井も事情を察知して「お前...」と千夏に問う。「ごめんなさい、黙っていて...」と直ぐに答える千夏。室井は「つっか、見えちゃってるんだけど、俺...」そんな所に亮は「さっきから一人で何ブツブツ言ってるんですか」更に「暑さで頭ぶっ壊れたんじゃないか」「人のことからかうのもいい加減にしてくれよ」と切れた。これに千夏は「もういい、どうせ信じて貰えないから」と諦めの言葉を口にすると俯いてしまった。

それを見た室井は「千夏が亡くなる前の日に会ったんだよ」と亮に言う。千夏は「何言ってるのよ」と言うが、室井は「会って、彼女に伝言頼まれたんだよ」と続けた。そして髪をカットするポーズを始めると「分かるか、これ?」と亮を見て言う。すると千夏がいつも言っていた言葉を口にして、それを亮に伝える室井。千夏は室井の背後に回り、室井のポーズを手助けしながら言葉を続ける。室井はその千夏の言葉を全て口に出して亮に伝えた。それを聴いていた亮は、自然と涙が浮かんできた。

千夏は亮の側に移動すると「亮くんならば一人前の美容師になれる。私が保証する」と言う。その言葉が亮にも伝わったのか、亮は涙を浮かべながら言葉を返した。「毎日練習してるよ」「千夏に言われた通り、今もずっと練習している」「千夏の分まで絶対、美容師になってみせる」その言葉を聞いて感激した千夏は、亮の頬をこぼれる涙にそっと触れる。室井が「良かったな」と言うと、それに大きく頷いていた千夏だった。

美容院を出た室井と千夏。千夏は「ありがとう。これで思い残すことなく行ける」と感謝の言葉を口にした。これに室井は「俺、自分がそう言う体質だとは思わなかったんだけど... むしろ信じてなかったんだけどさ...」と語りだし「どうして俺に?何で俺にだけ姿が見えたのかなぁ」とと疑問に思ったことを口に出して尋ねると後ろを振り向いた。が、そこに千夏の姿はなかった。

引っ越しのトラックに戻った室井。(助手席にいる)相棒が語ってくる。「聴きました?あの部屋の女の子のこと」これに室井は「それよりさぁ、本当は未練あるんだよ。もう一回、やってみるかなぁ」と口にした。が、「帰るぞ」と言って運転するように促した。

室井の乗ったトラックが道を走っていく。その道に懸かった横断歩道橋には千夏の姿があって、トラックを見送っていた...

ファンタジックな物語で、ジーンとくるものがあった良い物語でした。役者になることを諦めていた室井がもう一度やってみようという気持ちが戻ったということで、少女が置き土産として勇気を与えてくれた余韻の残るエンディングも良かったです。また、頭から最後まで『イケナイ恋』も流れることがなく、雰囲気も良かったですね。

メイキングの方は、撮影風景のドキュメントという内容で、青木アナのナレーションが何度か入るというものであった。「撮影は残暑が厳しい9月下旬に行われました」というナレーションから入ったということで、前回の「新聞少女」のメイキングと基本的に同じである。(メイキングの撮影も同じ人が担当していました。)これは、この作品のメイキングということでは良いのだが、「東京少女」というシリーズが持っている意味を考えたら、それ以上の期待があるだけに、丹羽Pのコメントが欲しかったところでした。

そんな中、劇中で室井が来ているTシャツに「ダチョウのマークの引越センター」と言う文字が入っていて、ダチョウの顔のイラストがあるのだが、これに関して「本人には言っていないんですが、監督に似ているという噂が多々あって...」とマジレッドが言っていたが、なるほど、古厩監督に似ていると、筆者も感じました。

次回は「恋日・3rd.17話~忘れ路の面影」に出演していた瓜生美咲主演の「疾走少女」です。今回の水沢エレナ美絵素四姉妹三女であるが、瓜生美咲は美絵素四姉妹四女です。年齢を考えると7代目よりは8代目の可能性が高いと思われるが、彼女ならばちゃんに続く「現役中学生刑事」となるのも良いかと思いますが...(7代目はやはり三女でしょうが、先に四女がケー刑事を襲名するのなら、瓜生美咲は強力な候補になるでしょうが、やっぱり8代目でしょうね...)

本日の「東京少女・セピア編」の放送前の真希ちゃん&夏帆ポン作品は「銭形零・1st.5話」の「さよなら、アンドリウ ~キラークイーン殺人事件」ということで、これはクイーン・宝積さんが初めての犯人役を演じた物語であり、柴田太郎さんが登場せず、鑑識メモが「遠州理津の鑑識メモ」になった物である。が、次回予告のカットは仕方ないにしろ、「鑑識メモ」までカットする必要はないと思うんですけど...

次週は「銭形舞」の登板で、第6話の「闇の暗殺者! ~皆殺しの砦殺人事件」が放送されます。その後も、3月は「」と「」が交互に放送されることになっています。

 

↓マジレッド

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↓「美容師」ということで
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