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「必殺!」(その3) [映画(邦画)]

今回は「仕掛人」シリーズの第2作についてです。TVシリーズの放送が終了してから第1作が公開されたが、それはTVシリーズとは異なるキャストであったが、本作ではTVシリーズのキャストによって製作されたということで、第1作のような違和感を感じることなく楽しむことが出来る作品である。(但し、TVシリーズ「必殺仕掛人」が未見で、劇場版第1作だけを見た方にしたら逆でしょうけど...)
 
 
シリーズ第2作必殺仕掛人 梅安蟻地獄」(1973)
作品データを記しておくと、1973年の松竹作品であり、時間は88分である。原作は池波正太郎の「仕掛人・藤枝梅安」である。監督は渡辺祐介、脚本は宮川一郎と渡辺祐介の2人、撮影は小杉正雄、美術は森田郷平、音楽は鏑木創である。そして出演は、緒形拳、山村聡、林与一、松尾嘉代、津坂匡章、佐藤慶、たちである。
 
ある夜、梅安は一人の浪人に本道医師・宗伯と間違えられて襲われた。人違いと知るとその浪人は闇に消えた。数日後、梅安は元締・半右衛門から伊豆屋長兵衛を仕掛けるように命じられる。で、伊豆屋を見張ることにした梅安。そんな中、梅安は伊豆屋と宗伯が密会している現場を目にした。そして梅安を襲った浪人も宗伯を見張っていた。浪人は小杉十五郎と名乗り、梅安は、薄幸な女郎・お仲の母を犯して自殺に追いやった宗伯を狙っていることを知った。梅安は伊豆屋の過去を調べてそれを知った。紀州の侍だった伊豆屋は、藩内の政権争いで2人の家老のために宗伯から毒薬を手に入れて藩主を秘かに毒殺していた。そして侍を捨て、家老からは金を強請っていたのだった。また、伊豆屋の仕掛を依頼したのは強請られていた家老だった。一方、伊豆屋も自分たちが狙われていると察知すると、宗伯を甲府へ逃がし、他の仕掛人に梅安と小杉の殺しを依頼する。そのため、梅安が家に帰ってくると殺し屋たちが梅安と小杉を襲った。窮地に追い込まれた梅安だったが、駆けつけてきた半右衛門の助けで窮地を脱する。小杉は殺し屋の1人から宗伯の居場所を聞き出すと、直ぐに後を追い、宗伯を斬った。梅安は祭りの夜に伊豆屋を仕掛けで仕留めた。
 
TVシリーズの1つの物語のほぼ2倍の時間があるということで、色々と見せ場が用意されていて、たっぷりと堪能できるのは良い所である。が、後の「必殺!」シリーズの劇場版ゆ「必殺スペシャル」に見られる、敵対する殺し屋たちに狙われるという所もしっかりと出てくるというのは、やっぱりパターンですかね。(製作年を考えると、こちらが先ですけど...)


 

 

必殺仕掛人 梅安蟻地獄

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