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東京少女・セピア編「疾走少女」 [ドラマ]

今回の物語は「疾走少女」という作品で、主演は先週と同様に、美絵素四姉妹の一人である瓜生美咲ちゃん。(美絵素四姉妹の四女。7代目候補というより8代目候補というように感じます。が、そうやって温存していると、ブレークしちゃって起用できなくなっちゃう可能性もある...???)



いつものように、前半が15分のドラマで、CM明けの後半は10分のメイキングです。(「68FILMS」の「東京少女」はともかく、メイキングがあるのが「東京少女」ですからね。)



では、ドラマの本編へいきます。


学校帰りの吉野遼(よしの・はるか)は線路沿いの道を一人で歩いている。車が来たために道沿いに停められている自転車の間に入って車をよける。で、車が通りすぎたので道に戻ろうとするが、自転車を倒してしまい、それを起こすと、ふてくされた表情で歩いていく遼。(→将棋倒しになってしまうと、停めてある方が悪い!と思いますが、その気持ちが伝わってきます。)そうしていると、一人の少年が自転車で怪しげなことをしているのを目にした。が、見て見ぬふりをして通り過ぎていく遼。が「なぁ!」と声を掛けられる。振り向いた遼に、「お前、一緒のクラスだよな」と言われる。それに頷く遼。少年はクラスメートの茂だった。茂は「あれ持ってきてくれる」と言って、側のゴミの山にあるビニール傘を指差した。で、傘を渡す。(傘は壊れていた。)茂は「鍵なくして...」と言って鍵を壊そうとしていた。また、「おじさんのチャリね」と言っていた。が、傘を使っても鍵は開かなかった。で「ダメだこれは」と言って傘を遼に返すと「手頃なの捜してくるから待ってて」と言って茂は何かを探しに行った。遼は自転車の名前を見ると「寺田靖子」と書かれていた。



棒を持って戻って来た茂は鍵を開けようとする。で、鍵が開き「おっ、開いた、ラッキー」と茂。遼は「そういうことで」と言うと一人帰って行こうとして歩き出した。が、茂が「なあ」と言って追いかけてきて、話しかけてくる。「お前、何か欲しい物とかない?」茂はお礼のつもりだったが「別にいい」と遼。茂は「じゃあ飯行こう、晩飯。俺、奢るから」と言うが遼は「いい」と言うとそのまま振り返らずに歩いていく。茂は自転車をこいで遼を追いかけていくと、遼の鞄を奪って走って行ってしまった。



遼は茂と一緒にファミリーレストランにいた。サラダを食べている遼に「葉っぱばかりでいいの?」と茂。これに「いい。好きだから」と返すが、ずっと俯き気味でいた。(→野菜を食べないとダメですよ、茂くん)そうしていると、茂が注文したセット料理(ハンバーグか?)を持ってくるウエイトレス。で、フォークとナイフを手にすると「いただきます」と言って食べ始める茂。で「先、外出て待ってて」と遼に言い、食べ続ける茂。


先に食べ終えた遼は店の表で茂を待っていた。やがて茂が店から出てくるが。「早く」と言って全力で走って出てきた。ウエイトレスが「ちょっとお客さん!」と言って追いかけてくる。茂は食い逃げをしたのだった。全力で走って逃げる茂を追いかけるように、遼も全力で走っていた。



走る、走る、走る。鉄道のガードをくぐり、細い路地を走って逃げる二人。やがて茂は息切れしてダイノジになって倒れ込むが、どうやら逃げ切っていた。遼は「もしかして、逃げた...」これに「そう」と茂。そんな二人は落ち着いたようで、茂がようやく名前を尋ねた。で、それに答える遼。茂は続いて「俺の名前知ってる?」と尋ねる。これに頷く遼。すると「嬉しいなぁ」と返す茂だった。



そんな二人はその日は一緒にいた。そして既に暗くなっていた。二人はある映画館の前にいた。「何処か入る?」と茂が尋ねるが「何処かって、何処?」と遼。これに「何処か、サテンとか、わかんねえけど...」と茂。(→遼の頭にはまさかホ○○なんかが浮かんだのかも...)



そんな二人が入ったのはコインランドリーだった。乾燥機の前のソファに、缶ジュースを手にした二人が座っている。で、止まった乾燥機があった。茂は「来ねえな、取りに」と言うと、止まった乾燥機の前に行き、扉を開けて中から女物のワンピースを取り出し「いいんじゃないの」と言って遼に渡すと、コインランドリーから出て行った。ワンピースを手にした遼は戸惑いの表情を見せていた。



真っ暗な夜道を歩いている茂、そして後を追うように歩いている遼。そんな二人は煙突から炎を噴いている工場の前にやってくる。炎に目をやる茂。そこに遼が、先ほどのワンピースを着て現れる。(左上腕部に怪我をしていた。)茂は炎を指差すと、石を拾って炎を目標として投げて「消えろ!」と言う。が、炎まで石が届くはずもなく、茂をあざ笑うかのように時々大きな炎へとなる。茂は石を投げることを何度も繰り返していた。やがて石を遼にも私、二人は石を投げる。石を投げた遼は心のモヤモヤが飛んだのか、笑顔を見せていた。で、二人は更に石を投げ続けていた。



突然、「おい」という声がした。声のした方を見た二人。茂は「ヤバイ、行こう」と言い、二人は走って逃げ出した。で、2人の警備員が後を追いかけていった。



明るくなってきた。(ということは朝になったということです)鉄道のガード下にやってきた二人。茂は「眠い。帰るわ、俺」と言うと遼に鞄を返した。そして「じゃあ、今日学校でな」と言うと、二人は別れた。茂は来た道を戻っていく方向に、遼はガードをくぐる方向に歩き出した。



線路沿いの道に立っている遼は、停められた自転車を足で蹴っ飛ばした。すると将棋倒しの駒のように倒れていく自転車。それを見ていた遼。そこに自転車のベルが鳴り、茂がやってきた。そして遼に「そうそう、服、似合ってるじゃん。そんだけ」と言った。遼は特に言葉を返さなかった。すると茂が「乗ってく?」と尋ねた。「でも...」と言う遼だったが茂が乗るように勧める。で「じゃあ」と言って鞄を茂に渡す遼。茂は遼の鞄を前カゴに入れ、遼は自転車の後ろに乗った。で、走り出す茂。



自転車は道沿いに停められている自転車の横を通っていくが、茂が「蹴れ」と言った。「えっ?」と言う遼だったが、再度茂が「蹴れ!」と言う。で、遼は左足で停められている自転車を蹴った。すると将棋倒しとなって次々と倒れていく自転車。茂はそのまま走り去っていき、遼の顔もさっぱりとした表情が浮かんでいた。



学校、校内ですれ違った茂と遼だったが、お互い特に話すこともなく、それぞれの方向に歩いていくのだった。



今回の物語は、ちょっとした悪事に手を出してみたいという誘惑は誰にでもあるだろうが、そんな悪事に手を染めた少女の物語でした。結局、同級生の茂と一緒にやったことは、窃盗、無銭飲食、器物破損ということになり、さらには未成年の無断外泊と自転車の二人乗り(これも禁止されている)も行っている。また、自転車を蹴っ飛ばすのも器物破損になる。(但し、駅の側の細い道に停められている自転車を見たら、蹴っ飛ばしたくなる気持ちも分かりますけど...)これらのことを実際に行ったらいずれもが問題になる。が、中学生ぐらいの年代だと、悪いこととは知りながらもやってみたいという誘惑に負けてしまうのも理解できる。これも「ほろ苦い青春の1ページ」という言葉で片付けられてしまうだろうが、犯罪に結びつく題材であるだけに、こういう物語が「東京少女」で見られるとは思っていませんでした。



それにしても、瓜生美咲が、後ろめたい気持ちと、やってはいけないことを行った爽快感という複雑な表情を、上手く出していました。(演技の方もなかなかのものです。)このまま成長していって、銭形を襲名したら、のような銭形になってくれそうな予感を感じさせてくれました。(でも、7代目ではなくて8代目になるものと思いますが...)



後半10分のメイキングの方は、今回も撮影風景のドキュメントという内容でした。ナレーションは青木アナでした。(セピア編は全て青木アナのようですね。)が、せめて一言ぐらい、丹羽Pのコメントが欲しかったところでした。



撮影は2007年9月中旬の2日間ということでした。ということは撮影当時12歳ということになります。(将来が楽しみですね。)メイキングの中でVサインを何度かしていた美咲ちゃん。キリッとした顔立ちといい、演技の巧さといい、7、8年前(2000年頃)の黒川芽以さんを彷彿させてくれました。「天使みたい」のリメイクをやってくれてもいいかもしれませんね。



次回は草刈麻有主演の「入れ替わり少女」です。大林宣彦監督の「転校生」がベースにある物語で、他にも同じようなアイデアの作品は多数あるので、取り立てて珍しいものではないが、男の人格となった麻有ちゃんに注目です。ところで、麻有ちゃんは何と言っても高村さんこと草刈正雄さんの娘さんであるだけに、一発大逆転で7代目襲名もあり得るのではないかとも思っているのだが、果たしてどうでしょうか???(「0093女王陛下の草刈正雄」の時でも親子共演を嫌がっていたけど、麻有ちゃんが銭形を襲名したら、相棒は高村さんしかあり得ないとも思うだけに、親子共演の「ケータイ刑事」も見てみたいのですけど...)



本日の「東京少女・セピア編」の放送前の真希ちゃん&夏帆ポン作品は「銭形舞6話」の「闇の暗殺者! ~皆殺しの砦殺人事件」でした。相変わらず、本編終了で終わりで「鑑識メモ」もカットされての放送でした。久しぶりにこの物語を見ると、ハードボイルド・タッチというのが新鮮に感じました。尚、次週は「銭形零」の登板となり、1st.第13話の「バーボン刑事、死す?! ~無差別連続爆破事件」が放送されます。(その次の週は「」です。)

 


 

↓ここまでのものでは無かったですけど...

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↓この頃の黒川芽以さんを彷彿させてくれる美咲ちゃんです。

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