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XTC『SKYLARKING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの8枚目のスタジオ・アルバムである。コンセプト・アルバムであって、生と死と去り行く季節をテーマにしている。完成度が高く、彼らの最高発表したアルバムの中では本作が最高という声が最も多いアルバムでもある。が、チャートの成績の方は今ひとつで、Billboardでは最高位70意を記録しただけである。が、チャートの成績とアルバムの内容、質は比例するものではなく、高い評価がされているアルバムである。また、XTCのメンバーたちは、プロデュースしたトッド・ラングレンに不満を持っているという話は有名であるが、彼らが満足する内容に仕上がっていたら、どれだけスケールの大きなアルバムになっていたかを考えたくもなってしまうが、本アルバムの出来は最高である。

収録曲は以下の全15曲である。『Summer's Cauldron』『Grass』『The Meeting Place』『That's Really Super, Supergirl』『Ballet For A Rainy Day』『1000 Umbrellas』『Season Cycle』『Earn Enough For Us』『Big Day』『Another Satellite』『Mermaid Smiled』『The Man Who Sailed Around His Soul』『Dying』『Sacrificial Bonfire』『Dear God』。

この中からシングル・カットされたのは『Grass』『The Meeting Place』『Dear God』であるが、いずれもがシングル・チャートにはランクインしていない。また、『Earn Enough For Us』はカナダとオーストラリアでのみシングル・カットされている。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Summer's Cauldron』『Grass』『That's Really Super, Supergirl』『Season Cycle』『Big Day』『The Man Who Sailed Around His Soul』という所をピックアップしておく。

アルバム全体としたら、地味な印象がするが、一曲一曲は聴き込めば味が出てくるものであり、何度聴いても飽きることがないものである。メロディ・ラインもさることながら、スケール豊かなオーケストラ風のサウンドは、聴いていても気持ちよくなってくる。じっくりと聴き込みたいアルバムであり、聴き込めば聴き込むほど、色んな味を感じることになるアルバムである。(本アルバムは何回も聴くというのが正しい。)

 

Skylarking

Skylarking

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2002/05/14
  • メディア: CD

Skylarking

Skylarking

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2001/08/21
  • メディア: CD

Skylarking

Skylarking

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/11/15
  • メディア: CD


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