ゴーオンジャー#3 [特撮]
軍平が元刑事だったという設定を活かした物語でしたね。でも、新たに加わった緑と黒が、ピザ屋のバイトと元刑事って、「銭形愛・1話」を何処かで意識している...(一応、『彼女の情景』をBGMにしています。)まあ、黒がどういういきさつで刑事を止めたのか、ということは今後描かれることになるのだろうが、5人がまとまるという物語としたら、とりあえずは良かったかと...
今回の怪人・スコップバンキはパッと見ただけでは、イカの怪人にも見える。(スルメバンキとでも言ったらいいでしょう。)何せ、今週の「銭形海」にキングアンドリウが登場したこともあって、あの頭の形を見せられたらイカだと思うのはごく当たり前である。→蛮機獣は動物ではなくて世の中にある何かの道具がモチーフなんですね。動物関係がモチーフになっているものがあまりにも多いため、こういう怪人が出てくるというのはちょっと新鮮でもある。でも「仮面ライダースーパー1」のジンドグマの怪人という気もするのだが... →「大いなるマンネリ」の戦隊だから許される設定でもある。
ガイアークの3幹部が公家言葉だったり歌舞伎調だったりというのはなかなか面白いのだが、その3幹部のやりとりが漫才になってしまったのは、侵略者が本来持っている恐怖が希有になってしまうだけに、ちょっと残念である。それらを束ねる真のボスの存在が欲しくなる。いずれ登場するだろうが、このままだったら町のチンピラたちが連んで悪戯をしているというようにしか感じられない。お笑い怪人というのは良いのだが、幹部までがバカをやっていたら、何処までもバカ馬鹿ばかということになってしまい、つまらなくなってしまうだけである。要は「適度なバカ」と「締める存在」が必要である。(最近の東映ヒーロー作品はバカばっかりの登場で、笑うにも笑えない酷い内容になっているだけに、少しは気づいたようであるが...)兎に角、凄味のあるキャラが欲しい所である。
スルメバンキ、もとい、スコップバンキが地下を掘り進んでいく、ということで、ここにも敵怪人が行う行動としたら定番ネタが登場している。今ひとつ、作戦の目的が見えないが、地下トンネルでの攻防というのは楽しい所である。決して目新しいものではないが、地下とか洞窟の類は定番である。こうなると、宝石強盗やバスジャックという定番中の定番というネタが登場する日も近いように感じます。やっていることは余りにもオーソドックスであるが、最近の戦隊が忘れていた楽しさがあって、これが本来の戦隊の持っている楽しさである。
更に、サービスの方も忘れずに、コスプレの登場まであって、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい世界になってました。こうなると、イエローvsケガレシアのコスプレ合戦(戦隊の定番ネタの一つである「○○七変化」)もいずれやってくれるのではないかと...
更に、お遊びも散りばめられていて、いきなり「曽古ヶ丘」と「尾久の谷」と看板にあったが、こういうノリは大事にして貰いたい所である。今後も色々とやってくれるでしょうね。
ただ、CGを使って描いた地下を掘り進むスコップバンキの足が動いていないというように、もう少し細かい所まで配慮してもらいたい所である。少なくとも、ここのところの駄作続きに気がついて、そこから脱却させようとしているのは伝わってくるが、まだまだその道は遠い...
↓BGM
↓「彼女の情景」はこれにも収録されています。
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ,黒川芽以,小野綾子,CHINO,もろこし村青年団,宮原永海,草刈正雄,金剛地武志,ドリマックスガール,ナミ&チヨ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
↓この作品はもはや現代映像作品の教科書ですね...
↓とりあえずこれらも...
- アーティスト: Project.R 高橋秀幸,高橋秀幸,Project.R,炎神キッズ,マイクスギヤマ,八手三郎,大石憲一郎
- 出版社/メーカー: Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: CD
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↓思い出したので...
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