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TO SIR, WITH LOVE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1967年のアメリカとイギリスの合作映画「いつも心に太陽を」である。1963年に黒人俳優として初めてアカデミー主演男優賞を受賞したS.ポワチエ(2001年には名誉賞を贈られた。)の全盛期の1本であり、元ギアナの国連大使であるE・R・ブレイスウエイストの自伝小説の映画化作品である。内容は学園ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は105分、原作はE・R・ブレイスウエイスト、製作と監督、脚本の三役はジェームズ・クラヴェル、撮影はポール・ビーソン、音楽はロン・グレイナーである。そして出演は、シドニー・ポワチエ、クリスチャン・ロバーツ、ジュディ・ギーソン、ルル、スージー・ケンドール、フェイス・ブルック、ジェフリー・ベイルドン、エイドリアン・ポスタ、たちである。

通信技師のサッカレイは貧しい地区にある学校の教師になった。しかしその学校は様々な問題を持つ不良少年たちが集まった学校だった。サッカレイは最終学年の受け持ちになるが、手の付けられない連中ばかりで、生徒たちにうんざりしてしまう。が、生徒たちのある悪戯を発端として、サッカレイは生徒たちを大人として扱い、型破りな授業を始める。最初は戸惑う生徒たちだったが、これが効果を現すようになり、やがてサッカレイは生徒たちからも尊敬されるようになる。そんな中、ある体育の教師が臆病な生徒に無理にとび箱を飛ばせて怪我を負わせたことから、教師と生徒の信頼関係は崩れてしまった...

学園ドラマとしたら、色んな問題を抱えた生徒たちというのはお決まりのものであるが、S.ポワチエらしく、人種問題まで語られているというのは注目点である。'60'sの作品で既に本作製作から40年という時間が流れているため、現在とは社会の変化もあって、本作に出てくるエピソードはそのままでは現代には当てはまらない所もあるが、「生徒を大人扱いする」ということは昔も今も変わらないところでもある。(教師を中心とした物語の場合)

その後、やはり教師を中心とした学園ものというものは多数生まれているが、そういう作品を見る場合は、しっかりと見ておきたい作品の一つである。(生徒たちの目を通して描いた「問題のない私たち」と見比べてみるのもまた面白い所でもある。)

また、こういう作品の場合、音楽の出来が作品に与える印象に大きく影響する。(人間ドラマであるだけに、影響度が高い。)が、ハートウォームな音楽ということで、これも本作の良い所である。映画と一緒に堪能して貰いたい所である。

で、最後にサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全14曲である。『To Sir With Love』『School Break Dancing "Stealing My Love From Me"』『Thackeray Meets Faculty, Then Alone』『Music From Lunch Break "Off And Running"』『Thackeray Loses Temper, Gets An Idea』『Museum Outings Montage "To Sir, With Love"』『Classical Lesson』『Perhaps I Could Tidy Your Desk』『Potter's Loss Of Temper In Gym』『Thackeary Reads Letter About Job』『Thackeray And Denham Box In Gym』『Funeral』『End Of Term Dance "It's Getting Harder All The Time"』『To Sir With Love』。

 

 

To Sir, With Love

To Sir, With Love

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Sindrome
  • 発売日: 2000/12/19
  • メディア: CD

To Sir, With Love

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  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Sindrome
  • 発売日: 2000/01/11
  • メディア: CD

↓DVD化されていないため、ビデオです。

TO SIR,WITH LOVE

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • メディア: VHS

いつも心に太陽を

  • 出版社/メーカー: RCAコロンビア・ピクチャーズ・ビデオ
  • メディア: VHS
↓一応この作品も...
映画「問題のない私たち」

映画「問題のない私たち」

  • 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
  • メディア: DVD

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