その男、ジェームズ・ボンド(その2) [映画(洋画)]
今回は、3代目ボンド作品として放送された「ユア・アイズ・オンリー」の前に放送された2分10秒のものと、4代目ボンド作品として放送された「リビング・デイライツ」の前に放送された1分40秒のものの2本についてです。
まずは「ユア・アイズ・オンリー」の放送前に放送されたものから。サブタイトルは「主題歌ポップス・ヒストリー」と題されて、シリーズの主題歌についての簡単な紹介でした。ここで流れた主題歌は、お馴染みの『James Bond Theme』(一応これが「ドクター・ノオ」の主題歌ということになっている。)と『ゴールドフィンガー』『死ぬのは奴らだ』『美しき獲物たち』『ゴールデンアイ』『ダイ・アナザー・デイ』そして「カジノ・ロワイヤル」の主題歌『You Know My Name』でした。特に『ゴールドフィンガー』は最近でもCMに使われるなど、印象の強い一曲ですね。しかも、主題歌を3度も歌ったシャーリー・バッシーの代表的な大ヒット曲でもある。が、意外なことに「007」シリーズの主題歌で初めて全米No.1ヒットとなったのは『美しき獲物たち』が最初である。
いずれの曲も、強烈な印象を残している曲ばかりであるが、筆者としたらSHEENA EASTONがOPのバックにも登場した『For Your Eyes Only』も忘れられない一曲です。
ところで、「女王陛下の007」を放送した次が「ユア・アイズ・オンリー」というのは、ボンド夫人が亡くなった所で終わった後、ボンド(3代目になりましたが...)が墓参りに行く、というOPに繋がるのだから、これは放送作品を上手く編成しましたね。また、「ユア・アイズ・オンリー」はサッチャー首相(当時)のそっくりさんが登場する、派手な秘密兵器を減らして肉体アクションに戻るなど、色々と見所の多い作品で、筆者の好みの007シリーズの1本なんですよね。
続いて、「リビング・デイライツ」の放送前に放送されたものについて。サブタイトルは「最新作「007/カジノ・ロワイヤル」」ということで、これは完全に、シリーズ第21作となる6代目ボンドのデヴュー作であり、原点回帰となるこの作品の宣伝でした。
一応、1962年のシリーズ開始からのシリーズ作品のタイトルを全てテロップで出していて、21作目の「カジノ・ロワイヤル」が原点回帰ということで、どうしてボンドが007になったか、というこの作品の売り言葉を言っていました。
時間が1分40秒という短いものであったが、終わりの15秒は「007」とは関係なく、WOWOWへの加入のお知らせということで、無料放送のミニ番組らしい所もありました。それにしても、最初からドンドン時間が短くなって言っているのですけど...(残り2本は最初の2本ぐらいの時間がありそうなんですけど...)
- アーティスト: 映画主題歌,グラディス・ナイト,マット・モンロー,トム・ジョーンズ,ナンシー・シナトラ,シャーリー・バッシー,ルル,ティナ・ターナー,シェリル・クロウ,ジョン・バリー・オーケストラ,ジョン・バリー&オーケストラ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/03/05
- メディア: CD
コメント 0