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TwellV・神宮前名画座「SAHARA」 [映画(洋画)]

今週の神宮前名画座で放送されたのは、1943年の「サハラ戦車隊」の放送でした。今週は、土日にWOWOWの「007」特集があったことから、これを見たのは日曜の夜も遅くなってからになったので、月曜日に記すことになりました。

本作は、受賞こそならなかったが、3部門においてアカデミー賞にノミネートされた作品である。製作されたのが戦時中であり、しかも原作が書かれてから時間的にはそれほど経過していない時期であっただけに、戦時中の国民の意識を高揚させる目的もあったのでしょうね。物語は、ある戦車隊の行軍を描いた戦争アクション作品である。

前回は白黒作品を着色加工したものが放送されたが、今回は白黒作品をそのまま放送してくれました。(やはり、白黒作品の場合は、下手な処理をしたものではなくてオリジナルの白黒版を放送するべきです。カラー処理されたものも見てみたいという興味を持つが、じっくりと鑑賞するのはやはり白黒作品を見るのが正しい所である。)

作品データを記しておくと、1943年のアメリカ映画で、時間は97分、白黒作品である。原作はフィリップ・マクドナルド、監督はゾルタン・コルダ、脚本はゾルタン・コルダ、ジョン・ハワード・ローソン、ジェームズ。オハンロンの3人、撮影はルドルフ・マテ、音楽はミクロス・ローザである。そして出演は、ハンフリー・ボガート、ブルース・ベネット、ロイド・ブリッジス、レックス・イングラム、J・キャロル・ナイシュ、ダン・デュリエ、リチャード・ニュージェント、パット・オムーア、カール・ハーボード、たちである。

第二次大戦の北アフリカ戦線。アメリカ軍の戦車が生き残り、応急修理を続けていた。グン軍曹以下3名のその戦車は命令を受けて砂漠を南下する。そして6名の兵士だけとなったイギリスの衛生隊と出会う。グン軍曹を隊長としてトブルクを目指す彼らは、更にイタリアやドイツの捕虜まで加わり、10人を超す大所帯に膨れていた。彼らは深刻な水不足になっていて、ようやく、僅かに水の出る廃虚に辿り着く。また、その付近にいるドイツ軍も水に悩んでいると知ったグン軍曹は、部下のホイトを本部へ急行させると共に、水と弾薬を交換する目的でドイツ軍をおびき寄せ、それによって激しい戦闘が始まる。が、ドイツ軍はグンの意には乗らず、壊滅寸前に追い込まれるグンたち。が、戦闘の中でドイツ軍が放った砲弾が水を溢れさせ、兵士たちは士気が高まった。何とか持ちこたえていたグンたちの元に、ホイトの報告を受けた本隊が救援に現れた...

極限に追いつめられていく男たち、しかも戦争で戦っている敵兵たちが加わっていき、より困難な状況に追いつめられていく姿を描いている点はなかなか良い。が、原作があるとは言っても、やはり戦時中に製作された映画らしい所があるのも仕方のない所ですかね。

それにしても、砂漠に水が殆ど無い状況では、都会人であれば半日生きているのがやっとと言われるだけに、軍人はタフでないと生き残れないということも強く感じさせてくれる。(戦闘によって生き残れるのか、という別問題もありますけど...)

来週は、1951年の「太平洋作戦」(後にリバイバル公開された時に「太平洋航空作戦」と改題された)の放送です。(次回で、ここのところ続いている戦争映画の連続は一旦止まることになります。)

 

サハラ戦車隊

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