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「THE TOWERING INFERNO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1974年のアメリカ映画「タワーリング・インフェルノ」である。'70'sには様々なパニック映画が大ヒットを記録したが、本作はその代表的な作品の1本である。オールスター・キャストによる豪華な顔ぶれが集まって大ヒットを記録したことから、パニック映画には豪華キャストが集結するというのが'70'sパニック映画の特徴ともなったのは余りにも有名である。

作品データを記しておくと、時間は158分、原作はトーマス・N・スコーシア、フランク・M・ロビンソン、リチャード・マーティン・スターンの3人、監督はジョン・ギラーミンとアーウィン・アレンの2人、脚本はスターリング・シリファント、撮影はフレッド・コーネカンプとジョセフ・バイロックの2人、特撮はL・B・アボット、音楽はジョン・ウィリアムズである。そして出演は、スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア、O・J・シンプソン、リチャード・チェンバレン、スーザン・ブレイクリー、ロバート・ヴォーン、ロバート・ワグナー、ジェニファー・ジョーンズ、スーザン・フラナリー、シーラ・マシューズ、ノーマン・バートン、ジャック・コリンズ、ドン・ゴードン、フェルトン・ペリー、グレゴリー・シエラ、ダブニー・コールマン、エリザベス・ロジャース、マイク・ルッキンランド、たちである。また、本作はアカデミー賞で撮影賞、編集賞、主題歌賞を受賞している。

サンフランシスコに138階建ての世界一高い超高層ビル・グラス・タワーが完成した。落成式が行われようとしていたが、その時には既に惨事が始まっていた。地下室にある発電機が故障したために予備の発電機を作動させたが、配線がショートして81階の倉庫から出火した。その原因は、配線工事に手抜き工事が行われていて、設計したものよりも配線のケーブルが細いものが使われていたのだった。燃え始めた81階だったが、グラス・タワーの135階では火事が起こっていることが全く伝わっておらず、落成式のパーティが行われていた。81階の炎は次第に広がっていき、やがてパニックになる。消防隊が駆けつけ、79階に司令センターを設置して対処に当たった。展望エレベーターを使って人々を脱出させようとするが、火の回りは進み、135階の人たちを全員救助するには時間がなかった。空からヘリコプターを使って救出しようとするが、強風に煽られたヘリコプターはビルに激突して炎上、隣のビルからの籠を使っての救出劇も上手くいかない。あと15分で135階も炎に包まれるということで、真上にある貯水槽を爆破させて一気に消火しようという作戦にでるが...

火事の原因が安く上げようということからの手抜き工事だったというのもさることながら、CGの無い時代に当時の特撮技術を駆使して撮影した職人技の炎は迫力満点であり、見所満載である。ただ、まもなく炎に包まれるということを知ったパーティ会場の人々が意外と落ち着いているというのはどうなのかとも思ってしまう。パニックになって、勝手な行動をする人たちがもっといても良いような気もしないでもない。いや、名士になると人間的にも冷静に行動できるようになるということか...?

また、S.マックイーンが余りにも格好良く、2時間半を越える長尺作品であるが、全く飽きさせることなく、たっぷりと見せてくれる。(但し、マックイーンが登場するのはかなり時間が経過してからですが...)また、アカデミー主題歌賞を獲得した『タワーリング・インフェルノ/愛のテーマ』も名曲である。まさに、パニック映画の金字塔であり、本作は見ておかなければならない作品である。

 

タワーリング・インフェルノ

タワーリング・インフェルノ

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

↓本作以外のパニック映画の音楽も収録されています。

タワーリング・インフェルノ~グレイト・デザスター・ムービーズ

タワーリング・インフェルノ~グレイト・デザスター・ムービーズ

  • アーティスト: 映画主題歌,サントラ
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1998/11/26
  • メディア: CD


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