YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE『ODYSSEY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1988年に発表されたアルバムで、彼のソロ・アルバムとしたら4枚目のスタジオ・アルバムということになる。本アルバムにはジョー・リン・ターナーが参加していて、これによってイングヴェイらしさが薄くなったことから、賛否両論があるアルバムである。また、彼のギター・プレイはかなり荒くなっているが、テクニックの方は相変わらずであり、たっぷりと聴かせてくれるアルバムである。また、彼のソロ・アルバムの中では最も売れたアルバムになった。チャートの方では最高位40位を記録している。
収録曲は以下の全12曲である。『Rising Force』『Hold On』『Heaven Tonight』『Dreaming (Tell Me)』『Bite The Bullet [Instrumental]』『Riot In The Dungeons』『Deja Vu』『Crystal Ball』『Now Is The Time』『Faster Than The Speed Of Light』『Krakatau [Instrumental]』『Memories [Instrumental]』。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Rising Force』『Hold On』『Heaven Tonight』『Crystal Ball』という所と、インスト・ナンバーからは『Bite The Bullet』と『Memories』をピックアップしておく。(特に筆者のお気に入りのナンバーは『Crystal Ball』です。)
全体を通して、キャッチーで、メロディアスな方向にシフトしているということで、HR/HMが苦手という方でもロックがお好きであれば、眉間にしわを寄せるようなこともなく、とても聴きやすくなっている。ということで、ロック(こういっても結構幅が広いですけど...)を聴くという方は一度は聴いてもらいたいアルバムである。但し、イングヴェイの名前から、ギター・プレイを期待していると、肩すかしを食らった形になってしまうこともあるので、その辺りは覚悟して聴きましょう。何せ、事故で一週間昏睡状態に陥ってからの復帰作でもありますから...(ここは「よくぞ復帰した」と考えることにしましょう。)
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