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必殺商売人#18「殺られた主水は夢ん中」 [ドラマ]

KBS京都が毎週水曜日の昼間に放送している「必殺商売人」。「必殺シリーズ」の第12作で、本放送は1978年である。(30年前の作品ということになる。)で、今回放送された「商売人」の第18話は「必殺シリーズ」の通算300回ということで、ちょっと変わった物語となっている。ということなので、いつもは記していない「必殺商売人」であるが、今回だけは記しておくことにする。

物語は、いつものようなものであるが、冒頭部分がちょっと違っている。夜、中村家に戻っている主水が襲われて殺されるのである。で、襲った刺客というのが、それまでに主水が仕事で始末してきた人たち(今井健二、菅貫太郎、神田隆、江幡高志、弓恵子といった顔ぶれ)が演じているというのが「必殺シリーズ」らしい遊びに満ちているところである。

で、主水が殺されたと思ったら、それは藤田まことの夢だったというオチである。(→「必殺」らしいオチである。で、後の「必殺スペシャル」の第10弾(1988/1/8放送)の「殺ワイド・新春「久しぶり!主水、夢の初仕事」悪人チェック!」では、撮影所で藤田まことが撮影中に屋根から転落して気絶している間の夢、という物語が生まれている。)しかも、「仕置屋稼業」の冒頭のように、現代がチラッと出るというのもポイントである。(撮影所が舞台になる。)

「必殺シリーズ」では「仕業人」の第24話が通算200回ということで、「特別出演」ということで、これまでの歴代の人気殺し屋が登場する、ということがあったが、それに続いての一つのお祭りということになったのでした。

その後は「○百回」という時にはこれというお祭りというものは行われていない。強いて言うと、「600回」の時に、当時ブームとなっていたエリマキトカゲが登場したということぐらいでしょうか...(ちなみに、「必殺シリーズ」は「仕事人・激突」で768回まで続きました。)

シリーズ作品では、同じ俳優が違った役で何度もゲスト出演するというのは珍しいことではない。が、お馴染みさんということで、それをネタにするという製作サイドの遊び心を受け継いでいるという作品は殆ど無く、現在では「ケータイ刑事」が受け継いでいるぐらいである。(現在、週一のペースで「ケータイ刑事」と「007」の類似点について連載しているが、いずれ「ケータイ刑事」と「必殺シリーズ」ということで記していくかもしれません...)歴史に残る人気シリーズには、色々と類似点があるものだが、こういう所もまた面白いところである。

 

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