「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その43) [ケータイ刑事]
今回のテーマは「芸能活動を行うヒロイン」です。「芸能活動」と言っても結構幅が広いが、ここでは「ヒロイン」ということで女性に限定する。また、アナウンサーを芸能人と扱うことには異論もあるが、そういう人物もいるということで、一応取り上げることにする。
で、「007」からは4代目ボンドのデビュー作「リビング・デイライツ」のボンドガールのカーラに、「ケータイ刑事」からは「愛・21話」のパフィンクの2人(ナツミとマキ)、そして「泪・2nd.21話」の服部絵馬に登場して貰います。尚、「愛・7話」や「泪・1st.4話」などにも芸能活動をしている女性タレントは登場するが、それらは「舞台」ということで共通しているので、別途ということにする。
「007」:カーラ・ミロビィ。シリーズ第15作「リビング・デイライツ」に登場したボンドガール。複数のボンドガールが登場することが定着している中で、この作品のボンドガールは彼女一人ということで、ボンドとのロマンスは純愛路線が貫かれることとなった。
そんな彼女はチェリストであり、既に何度かのコンサートに出演していた。愛人であるKGBのコスコフ将軍からストラディヴァリウスを買って貰うなどの深い関係にあり、コスコフ将軍の陰謀によってコスコフを狙うスナイパー(実は空砲)に仕立て上げられて利用された。コスコフ将軍の偽装亡命の際、スナイパーに狙われているということで、スナイパーを演じさせられた。スナイパーを消す任務に就いていたボンドだったが、とっさの判断で殺さず、彼女について調べたボンドは手掛かりを得ることになった。で、ボンドは「コスコフが迎えに来た」と言って接近してきて、ボンドの援助によって追われることになったKGBから逃れることが出来た。タンジールでコスコフ将軍と再会し、ボンドを陥れることになったが、アフガニスタンに到着すると、ボンドと共に始末されそうになる。で、完全にボンドの側に付き、コスコフ将軍、さらには武器商人のウィテカーの野望を潰すことに協力した。(かなり足を引っ張っていましたが...)
その後、世界各国で演奏旅行をすることになり、ソ連のゴーゴル将軍(この時は既に他の部署に異動していた)力もあって、ソ連(当時はまだソ連は崩壊していませんでした)でも演奏できることになり、世界的なチェリストとして活躍することになった。
「ケータイ刑事」:パフィンク(ナツミ&マキ)。「愛・21話」に登場したキャラクターであり、人気アイドル・ユニットである。メンバーはナツミとマキの2人である。最初はマキを売り出すために結成されたユニットであり、ナツミはサブだった。二人は仲が悪く、楽屋も別々だったが、マキは広い部屋が与えられるが、ナツミは追いやられていた。特に、マキの部屋からは自由ら出入り出来るが、ナツミの部屋の方からは自由に行き来できないように割り振られていた。そんなパフィンクも、ナツミの方に人気が集まることになり、さらには映画でもナツミは大きな役を演じ、ベルリン映画祭で賞まで受賞した。(マキは人気もなく芝居も下手、ナツミは人気もあり歌も芝居も出来る。)で、ナツミはマキの存在が邪魔になった。「パフィンクはあの子のせいで人気が中途半端なの。私一人の方が売れるに決まってるじゃない」と言っていて、ナツミがマキを殺害した。
少なくともナツミは、ベルリン映画祭で賞を獲得するぐらいだから、パフィンクを解散してソロとして活動しても十分やっていくことが出来たと思いますけど...
「ケータイ刑事」:服部絵馬。「泪・2nd.21話」に登場したキャラクターであり、この物語における被害者である。夫は新進気鋭の画家である服部大吾郎(はっとり・だいごろう)であり、彼女は朝の番組を担当しているテレビのアナウンサーである。但し、その番組というのはどういう番組なのか、ということまでは語られていない。毎朝、迎えにハイヤーがやってくるということから、おそらく、平日朝の生の情報番組を担当していたものと思われる。また、特定のテレビ局のアナウンサーなのか、フリーのアナウンサーなのかということも分からない。(早い話、「アナウンサー」という職業だということしか分からない...)
服部絵馬については分からないことが多いため、類似点についてはカーラとパフィンク(ナツミ)ということで述べることにする。作品だけでは将来、どのような活躍をするのかは分からないものの、カーラとナツミは世界を舞台にして活躍できるだけの器を持っていると言うことが出来る。しかし、ナツミは殺人を犯したことで、罪を償って出所しても、同じ道でということは不可能でしょうが...
次回も「ボンドガールとゲストキャラにおける類似点」というテーマで続ける予定であるが、「銭形海」が終了するので、「銭形海」に登場したキャラを中心に何度か記そうという考えもありますし...(次回は多分「ボンドガールと…」になるはずです。)
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