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「TOWN WITHOUT PITY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1961年のアメリカ、スイス、西ドイツの合作作品である「非情の町」である。この作品は法廷ドラマであり、裁判が人間の生活を変えてしまう恐ろしいものであることを鋭く描いている。また、弁護士を演じたカーク・ダグラスの名演と、C.カウフマンの清純さがドラマを盛り上げていて、悲劇の結末がよりいっそう悲しくなってくる。

作品データを記しておくと、時間は104分、白黒作品である。原作はマンフレッド・グレゴール、製作と監督はゴットフリード・ラインハルト、脚本はシルヴィア・ラインハルトとジョージ・ハーデラックの2人、撮影はクルト・ハッセ、音楽はディミトリ・ティオムキンとネッド・ワシントンの2人である。そして出演は、カーク・ダグラス、クリスティーネ・カウフマン、E・G・マーシャル、ゲルハルト・リペルト、バーバラ・ラッティン、ハンス・ニールセン、ロバート・ブレイク、リチャード・ジャッケル、たちである。

第二次大戦が終結して間もない西ドイツ・ノイスタットの町。そこに駐屯していた4人のアメリカ軍兵士によるレイプ事件が起こった。犯人は直ちに逮捕され、軍事裁判が行われることになった。被害者の少女・カリンの父は極刑を要求し、町の人々も厳正な裁判を望む。また、ギャレット少佐が被告の弁護人となり、減刑を図り、事件の背後を洗い始める。裁判が始まり、カリンは法廷で証言することになるが、ギャレット少佐は厳しい反対尋問を行い、いつしか町の人たちはカリンを色眼鏡で見るようになっていく。裁判は終わり、判決が出る。4人の被告は死刑を免れ、カリンは自殺をしてしまった...

法廷ドラマとしての厳しさだけでなく、法律は誰を守るためにあるのかということを真剣に考えさせられることになるドラマでもある。じっくりと感傷したい作品である。こういう作品がDVD化されていないとはね...

 

↓DVDではなくてビデオです

TOWN WITHOUT PITY

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS


↓原作はこちら

非情の町 (1961年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 南江堂
  • 発売日: 1961
  • メディア: -

 

↓C.カウフマンの他の出演作

隊長ブーリバ

隊長ブーリバ

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: DVD

HARD TO BE A GOD

  • 出版社/メーカー: 松竹富士
  • メディア: VHS


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