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「必殺!」(その10) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第19弾として取り上げた「必殺!」シリーズも今回が最終回になりました。今回は、主水が逝った後に、メンバーを大きく若返らせて、新たな作品として生まれた「必殺始末人」シリーズについてです。(が、悲しいことに、出来は悪く、しかも1作目が単館系でのロードショーということもあって、2作目以降はOV作品扱いとなり、本当に闇の世界に埋もれてしまった、という事になっちゃいました...)また、全3作とも1997年の作品である。

必殺始末人」(1997年)
作品データを記しておくと、時間は88分である。監督は石原興、脚本は鈴木生朗、撮影は藤原三郎、美術は原田哲男、音楽は平尾昌晃である。そして出演は、田原俊彦、南野陽子、俊藤光利、朝加真由美、森次晃嗣、伊藤敏八、あき竹城、樹木希林、たちである。

鳥籠作りの内職をしながら暮らしている浪人・山村只次郎。南町奉行所与力・白鳥右京にかつての腕を見込まれて、奉行所でも裁けない悪人を陰で成敗する闇の始末人となる。町では紙問屋・亀甲屋が同業の井筒屋を狙っていて、その影に右京の陰謀があることが分かり、只太郎はその計画に利用されたことを知り、立ち上がった...

只太郎が始末人になり、仲間となるかもめとリュウ、元締におとらという顔ぶれが揃うというTVの必殺シリーズの第1話となる物語を1時間半かけて描いたような内容である。これまでの作品のように派手な所もなく、スケールも小さくなっていて、更に只太郎にこれというキャラクター的な魅力がないだけに、見ていても辛くなってしまいました。本作に続く2作が劇場公開にかからず、OV作品になってしまったというのも、本作を見たら分かります。

OV作品「始末人」第2作の「必殺始末人Ⅱ 乱れ咲く女役者の夢舞台」(1997年)
作品データを記しておくと、時間は88分、監督は石原興、脚本は大津一郎、撮影は藤原三郎、音楽は平尾昌晃である。そして出演は、田原俊彦、南野陽子、後藤光利、若林しほ、篠塚勝、樹木希林、たちである。

TVでは1話として収まる物語を延々と伸ばしたような感じになっていて、眠くなりました。兎に角、始末人たちの見せ場もないのだから、辛いとしか言いようがない...

OV作品「始末人」第3作の「必殺始末人Ⅲ 地獄に散った花びら二枚」(1997年)
作品データを記しておくと、時間は80分、監督は松島哲也、脚本は綾部伴子、撮影は石原興、音楽は平尾昌晃である。そして出演は、田原俊彦、南野陽子、後藤光利、遠藤久美子、水島かおり、あき竹城、たちである。

タイトルを見たらそのままというような内容の物語です。やはりこれという見せ場がなく、如何にもOV作品という作りである。劇場公開としなくて正解ですね。

 

↓「始末人」はDVD化されていません。全てビデオです。

必殺始末人

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

必殺始末人Ⅱ~乱れ咲く女役者の夢舞台~

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

必殺始末人Ⅲ~地獄に散った花びら二枚~

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

必殺始末人スペシャルセット

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS
↓一応こういうものを...
必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 月が笑ってらぁ編 (ザ・テレビジョン文庫)

必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 月が笑ってらぁ編 (ザ・テレビジョン文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫
必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 荒野の果てに編 (ザ・テレビジョン文庫)

必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 荒野の果てに編 (ザ・テレビジョン文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫
必殺シリーズ完全闇知識 やがて愛の日が編 (ザ・テレビジョン文庫)

必殺シリーズ完全闇知識 やがて愛の日が編 (ザ・テレビジョン文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 文庫

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