SSブログ

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その44) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「昔の恋人」です。ただし、「ケータイ刑事」の主人公の歴代銭形は現役女子高生(零ちゃんのみ現役女子中生)なので、「昔の恋人」というキャラクターは登場していない。(登場するとしたら、小学生の頃の初恋の相手と言うことにでもなり、おそらく銭形とほぼ同い年からせいぜい、2、3歳年上が良い所でしょう。→未成年ということになるので、「ケータイ刑事」のお約束で犯人にはなりません。)よって、「ケータイ刑事」においては相棒の「昔の恋人」ということにする。これによって、「昔の恋人」であり「現在は(他人の)人妻」というのが今回のテーマになる。→「ボンドガール」を取り上げていて、「銭形海」からも取り上げているということに無理矢理持っていきました。(「ケータイ刑事」で五代さんはアニータさん、ロジータさん、智惠子さん、エリーゼさんというように恋人の名前が登場しているが、それぞれはその当時の現在進行形の恋人なので、「昔の恋人」には該当しません。)

「007」からは「トゥモロー・ネバー・ダイ」のパリス・カーヴァー、「ケータイ刑事」からは「・1st.13話」の三崎洋子(旧姓・佐々木)の二人です

007」:パリス・カーヴァー。シリーズ第18作「トゥモロー・ネバー・ダイ」に登場したサブのボンドガールであり、メディア王・エリオット・カーヴァーの妻である。彼女はボンドの昔の恋人であった。ボンドは任務としてカーヴァーに関する情報を得るために、カーヴァーのパーティに潜り込み、そこでパリスに接近する。(ボンドも人妻と言うことで、プレイボーイぶりを発揮するのではなく、かなり慎重に接近した。)結局、パリスの方が焼けぼっくいに火が付く形になり、ボンドに色々と情報を与えた。その情報を元にしてボンドはカーヴァーのビルに潜入する。この時、中国のエージェントであるウェイ・リンと鉢合わせとなる。で、ボンドはカーヴァーの陰謀を掴むことになった。一方、カーヴァーは、パリスがボンドと昔の関係を甦らせて情報を提供したことに激怒して、パリスを殺してしまった。

ということで、パリスは久しぶりに悪の親玉によって殺されるボンドガールということになりました。悪の親玉の愛人というボンドガール(これを満たすには、ボンドとベッドインする必要がある。)はこれまでにも何人かいたし、その愛人が殺されたというのも何人かいた。しかし「妻」という立場はいなかった。→ボンドの妻となったテレサは結婚して数時間後に殺されてしまったが、「007」では人妻は死亡フラグが立っていますね。

ケータイ刑事」:三崎洋子(旧姓・佐々木)。「・1st.13話」に登場したゲスト・キャラである。高村さんのペッパーダイン大学時代の友人であり、彼女は当時の男子学生たちの憧れの的だった。高村さんとは洋子と関係があったようで、何かの大きな約束をしたが洋子はその場に現れなかった、という過去があった。(高村さんの夢を壊したくなかったという理由で行かなかった。)卒業後、洋子は薬剤師として三崎製薬に勤め、やがて会長の三崎大吾に見初められて結婚した。

その大吾は、遺言状の中身を、遺産の殆どを慈善事業に寄付するように書き換えるつもりでいた。が、そうなると自分の取り分が大幅に減ってしまうことになるので、洋子は遺言書が書き換えられる前に大吾を殺した。(今までずっと主人に従って生きてきたが、これが最初で最後のわがまま、と言っていた。)海ちゃんと高村さんとの関係も悪くなり、高村さんは昔を思い出していたが、ちゃんが洋子の殺人トリックを見抜き、ご用となりました。

今回取り上げた二人は、主人公・ボンド/銭形の相棒(高村さん)の昔の恋人であったが、その彼女は共に大きな会社のトップの夫人に収まったという共通点がある。場合によったら、ボンド/高村さん夫人に収まっていたかも知れない。が、全く違う世界の住人になったのに、後に再び出会う(しかも、事件絡みで再会するのだから、これもまた皮肉なものである。)というのも、人の人生とは面白いものである。で、その再会は身の破滅に繋がる再会と鳴り、パリスは命を落とし、洋子は夫殺しの殺人犯として逮捕されるという人生の転落になったという所も共通している。(死亡と逮捕されるということで、「共通」というよりは「類似」ですね。)

更に、パリスは本人が、洋子は相手の高村さんに、焼けぼっくいに火が付いた形になったということで、昔のカップルが当時の関係を甦らせるようになったのも共通点である。

一番の違いは、パリスは夫に殺され、洋子は夫を殺したという所である。しかし、夫婦の片方がもう一方(パートナー)を殺した(カーヴァーは、正しくは手下に命じて殺させたのですけど...)ということで、物騒な夫婦ということでは同じということになる。(夫婦で相手を殺した方も、カーヴァーは後にボンドとの最終決戦でシードリルに巻き込まれて死亡、洋子は死なずにちゃんに逮捕されたという所も違っている。)

次回も「ゲストキャラにおける類似点」というテーマで続けるが、どういう形(ボンドガール/それ以外のキャラ)になるのかはお楽しみに。(この連載は「銭形海」の放送が終了しても、まだ続きます。元々、放送開始前から始めていますし...)

 

トゥモロー・ネバー・ダイ (デジタルリマスター・バージョン)

トゥモロー・ネバー・ダイ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

007 トゥモロー・ネバー・ダイ アルティメット・エディション

007 トゥモロー・ネバー・ダイ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。