ARABESQUE『ARABESQUE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1978年に発表された彼女たちの1st.アルバムである。当時は世界的なディスコ・サウンドのブームの真っ直中であり、ディスコ・シーンで大ヒットを飛ばして現れた西ドイツ出身の3人組の女性グループである。(ディスコ・シーンでは、USでもUKでもなく、西ドイツ出身のグループって結構いましたね。)彼女たちは世界的には今ひとつだったが、日本だけは様子が違って大ヒットを記録した。ということなので、彼女たちは日本では特別ということになる。(「ARABESQUE」は間違いなく洋楽グループであるが、「アラベスク」と表記したら邦楽グループと言っても当たらずとも遠からずであろう...)
収録曲は以下の全10曲である。(原題ではなく邦題の方が分かりやすいだろうから、邦題を記します。)『ハロー・ミスター・モンキー』『フライ・ハイ』『貴方を待って』『ザ・マン・ウィズ・ザ・ガン』『シックス・タイムズ・ア・デイ』『バギー・ボーイ』『フライデイ・ナイト』『キャッチ・ミー・タイガー』『ギヴ・イット・アップ』『愛のゲーム』。
この中からは、デヴュー曲である『ハロー・ミスター・モンキー』が大ヒットを記録(彼女たちの最大のヒット曲である)していて、明るく楽しくリズミカルでノリの良いサウンドをたっぷりと聴かせてくれた。また、当時はディスコが一ジャンルになっていたが、後のキャンディ・ポップに繋がる要素もあって、聴いていると元気が出てくると同時に、楽しい気分にさせてくれたものである。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、言うまでもなく『ハロー・ミスター・モンキー』が本命である。(というよりも、この曲を抜きにして彼女たちを語ることは出来ません。)それ以外でも、『フライ・ハイ』『貴方を待って』『シックス・タイムズ・ア・デイ』『フライデイ・ナイト』という所をお薦め曲としてピックアップしておく。
彼女たちの楽曲というのは、いずれもが明るくて元気のある楽しい曲であり、お決まりのパターンに当てはまるのだが、それが心地良さを与えてくれると言うこともあって、どの曲であっても同じように楽しむことが出来る。また、それぞれの曲のサビの部分は印象的で覚えやすいフレーズが出てくるので、一度聴いたら忘れられなくなるのも特徴である。たっぷりと楽しみましょう!
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