ANTENA『CAMINO DEL SOL』 [音楽(洋楽)]
表題のタイトルのアルバムは、1982年に5曲収録のミニ・アルバムとして発表されたANTENAのアルバムであるのだが、ここで取り上げるのは2006年にリリースされたリマスター盤である。1982年にリリースされた時は、全5曲、時間も20分に満たないミニ・アルバムであったのだが、シングルのB面の曲やリリースされなかったものが追加されるて曲数が増えた物がリリースされることになった。そしてリマスターされた時に、更にボーナス・トラックが追加されて、最新盤では全16曲を収録したアルバムとなっている。
本来ならば、オリジナル版を重んじる筆者であるが、フランスのアーティストで、日本でブレークする前のアルバム(しかもミニ・アルバム)となると、入手が困難ということもあるので、リマスターされて(こちらに関しては大歓迎です。)、ボーナス・トラックが追加された本盤の入手しか出来ないということもあって、こちらを取り上げることにしました。(2004年リリースの全14曲という欧州盤ならば入手出来るようだが、リマスターされたこちらの方がベターです。)
収録曲は以下の全16曲である。『Camino Del Sol』『To Climb The Cliff』『Silly Things』『Sissexa』『Achilles』『Bye Bye Papaye』『Noelle A Hawai』『Les Demoiselles De Rochefort』『Spiral Staircase』『Unable』『Boy From Ipanema』『Seaside Weekend』『Frantz』『Ingenuous』『Joppo And Eno』『On The Boat』。
一応、お薦め曲としては、アルバム・タイトル・ナンバーである『Camino Del Sol』、一躍彼女たちの名前を有名にした『Boy From Ipanema』をピックアップしておきます。(オリジナルのミニ・アルバムとは別のアルバムになったと言っても良いですけど...)
元々、ISABELLA ANTENAが中心のグループであったが、'90'sになるとISABELLAはソロ・アーティストとして活動することになるが、このユニットの時からもラテン系のリズムを取り入れたサウンドと、彼女独特のボーカル・スタイルは同じである。ということで、彼女のソロ名義のアルバムを聴いていたら、違和感なく入って行くことが出来るでしょう。
ラテンのリズムというのは独特のものがあって、米英のロックとはまた違った味わいを感じ取ることが出来るので、ワールド・ミュージックの広がりによって特に壁を感じることもないだけに、時にはこういうサウンドに耳を傾けるのもまた面白いものである。ISABELLAのソロ名義のアルバムを聴くのであれば、こちらも聴いてもらいたいところでもある。味わいながら聴きましょう!
↓こちらは2004年リリースの全14曲のものです。
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