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「陸軍中野学校」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズ・第22弾として取り上げる作品は、「陸軍中野学校」シリーズである。このシリーズは、日本の諜報機関要員の養成学校と言われる陸軍中野学校の実体と、その活動を描いたスパイ映画シリーズである。時代は太平洋戦争に突入する少し前から太平洋戦争時代ということで、スパイ映画の代表作である「007」シリーズの様な派手な現代の秘密兵器というものは出てこない。その分、リアリティを追求した追求している。尚、2作目以降は何処かに「007」シリーズを意識しているようで、ゲスト・ヒロインの存在が大きくなっていくと同時に、娯楽色が前面に出てくるようになった。ということで、第1作だけがちょっと雰囲気の違う作品になっている。(意識していないにしろ、ボンドガールが頭にあるように感じる。何せ、1966年と言えば、「007」シリーズでは日本を舞台にした第5作「07は二度死ぬ」の日本ロケが行われ、「スパイ」と言えば否応なしに「007」と比べられてしまうようになっちゃいましたし...)

主演は、時代劇スターとして知られている市川雷蔵であり、「金田一耕助」シリーズと共に彼の現代劇の代表シリーズの一つである。

製作は大映京都であり、1966年から1968年の間に全5作品が製作されている。また、5本登も全て白黒作品である。

初回となる今回は、いつものようにシリーズ作品の簡単なおさらいです。

シリーズ全5作のタイトルと製作年は以下の通りである。シリーズ第1作「陸軍中野学校」(1966年)、シリーズ第2作「陸軍中野学校 雲一号指令」(1966年)、シリーズ第3作「陸軍中野学校 竜三号指令」(1967年)、シリーズ第4作「陸軍中野学校 密命」(1967年)、シリーズ第5作(=最終作)「陸軍中野学校 開戦前夜」(1968年)。

次回からは、製作順に従って、それぞれの作品について述べていくことにする。尚、ここのところ取り上げていた作品と違って、本作はDVDがしっかりとリリースされているので、目にしやすい作品群でもあるので、時間があれば一度ご覧になることをお薦めします。

 

陸軍中野学校 DVD-BOX

陸軍中野学校 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD


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