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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その53) [ケータイ刑事]

今回は、この連載が満1年になるということで、特別企画として「6代目」についての改訂追加版です。この連載を始めた時は、「007」の6代目は既に登場していたが、「ケータイ刑事」の6代目は発表されただけで、放送開始前でした。また、その後「007」の6代目に関しては第2作(シリーズ第22作)の発表もありました。ということで、以前に記した「6代目」の比較(「その6」です。)をベースにして、追記と部分的な修正をしています。

6代目」:007ダニエル・クレイグケー刑事銭形海

6代目ボンド:現役ボンドである彼の作品は、現時点では、公開されたのは「カジノ・ロワイヤル」1本である。第2作(シリーズ第22作)となる「QUANTUM OF SOLACE」の製作が発表され、撮影が始まったものの、相次ぐトラブルによって撮影が中断しているというニュースが入っているものの、現役ボンドは彼である。

襲名作となり、6代目のデビュー作となったシリーズ第21作の「カジノ・ロワイヤル」は、ボンドが「00」に昇格するところから始まり、「00」要員としての最初の任務が描かれた物語である。(時間軸で語ると、歴代ボンドの作品の中で、最も昔という位置に来る作品である。)また、これはシリーズの「原点回帰」ということにもなる。尚、最新作となる第22作「QUANTUM OF SOLACE」は「カジノ・ロワイヤル」の続編という内容であり、「カジノ・ロワイヤル」の物語の直後から始まる、ということが既にアナウンスされている。ということなので、やはり歴代ボンド作品(20作目まで)よりも時間軸上では昔という位置づけとなることは「カジノ・ロワイヤル」と同じである。

外見上は歴代の5人のボンドと大きく違う特徴を持っている。それは「金髪のボンド」である。(勿論、シリーズ初である。)また、髪型もスポーツ刈りである。(→若さが出ているということで、これはこれで好評だった。)ということで、見た目が全く違うタイプである。しかも、襲名が発表された時(=映画公開前)には、イメージが違いすぎている、「顔が悪役顔だ」といわれて、どちらかというと批判的な意見が多かったが、作品が完成して初めてのお披露目となるプレミア試写会の時、その評価は大きく変わって絶賛されることになった。

「00」要員に昇格したばかりということもあってか、お馴染みのQやミス・マネーペニーとはまだ出会っていないというように、活躍した場も歴代とは違う環境であり、それに違和感を感じさせずに新たな世界観を確立させた。(この後、作品が増えていくと、Qやマネーペニーも登場してくると思われますが...)
それ以外でも、シリーズにおいて、久しぶりということや初めてということがいくつかある。特にボンドのキャラが「00」要員に昇格したばかりと言うことで、経験不足、若さ故の人間的に未熟な所が出ている、ということで、4代目ボンドとは違った人間味が出ている。そして、シリーズに新たな魅力を付けることになった。

尚、次作が控えているため、今後、更に違った特徴も出てくることもあり得るでしょうね。

6代目ケータイ刑事銭形海:分家の次女(緑リボン)。相棒は、高村巡査(1st.シリーズ)、五代巡査部長(2nd.シリーズ)、松山巡査(3rd.シリーズ)ということで、歴代で初めて3人とコンビを組んだ。

また、歴代のケータイ刑事・銭形姉妹は、全員が「可愛い」タイプのお嬢さんであったが、彼女は「美人」タイプのお嬢さんということで、外見の雰囲気が歴代銭形と全く違っている。(髪を染めているということもありません。)そして、奇しくも「6代目ボンド」と同様に、襲名が発表された時には「・1st.」よりも長髪であったことで、雰囲気が「銭形」というよりも「エコエコアザラク」の黒井ミサというような雰囲気があって、イメージが違うということがあったのだが、「1st.1話」ではしっかりと銭形になっていました。

何かと、本家の次女・ちゃん(3代目)を意識していた所があって、髪型は3クールのちゃんの変遷を逆になぞっていたとか、初めての夏服でのスタートということで、受け継ぐ所はしっかりと受け継ぎながら、お約束もお約束としてだけでなく、新たな一面を出してくれた。

キャラとしたも、歴代の中で最も真面目という部分が強く出ていて、最初の頃(「1st.」の夏舞台以前)はノリが悪いという感じだったが、「夏舞台」と、一癖も二癖もある相棒と関わっていると、弾けてきて、楽しい所を見せてくれた。また、初代ケータイ刑事「銭形愛」を意識した「シリアル路線」ということで進んでいった(随分と脱線して、シリアスとコミカルが振り子のようになっちゃいましたが...)こともあって、これもある意味では「原点回帰」である。

シリーズ初の試みは「舞台公演」「サイレント」「フィギュア劇」ということで、いずれもがシリーズならではの新たな魅力を付け加えてくれた。が、2度の舞台と文化祭というイベントがあったため、どちらかというとライヴ感に満ちあふれた存在となった。

シリーズのお約束については、「冷え性」ネタに関しては、これまでにない違う反応をしたこと、また、銭形姉妹は「焼き芋」が大好物であるが、「焼き芋」ネタは出てこない、ということもあった。また、これまでは、赤坂、渋谷、成城が「魔の三角地帯」と言われる活躍の場であったが、「下北沢」での活躍が多くなり、「三角地帯」が「四角地帯」へとなり、世界観を変えることになった。

ということで、「6代目」の「類似点」は、見た目のイメージが歴代と大きく違うという所である。(これはキャスティングによって行えることでもあるので、狙ってやろうとすれば出来ることでもありますが...)そして、発表時には多少の不安感を与えてくれたが、登場するとそれを払拭し、好評を博したという所、そして、「原点回帰」を掲げながらも、今までとは違う新たな世界観を確立したという所である。

相違点は、キャラクターとしての設定はあるが、これは別キャラなのだから当たり前のこと。ということで、あまり相違点がない、というのも6代目の特徴である。

と同時に、「007」シリーズと「ケータイ刑事」の歴代の特徴が色々と似ている、ということが、6代目でもしっかりと受け継がれている、というのは、面白い所であり、「傑作」だからである。

尚、これまでは「007」が先行していて、「ケータイ刑事」が後を追って6代目まで来たが、6代目ボンドはまだ現役であり、「ケータイ刑事」は7代目にバトンが渡されることになる。(現時点では、発表はまだであり、最も早くて2008年10月から、最近の傾向を考えると2009年1月から7代目ということが予想される。)ということで、これからは「ケータイ刑事」の方が先に7代目が誕生し、「007」の方が後を追って7代目以降へと繋がっていくことになる。(7代目・007は、早くても2015年以降でしょう。6代目のD.クレイグの年齢を考えると、2020年以降になるかもしれません。)

次回は、前回までと同様に、「ゲストキャラにおける類似点」について述べていきます。誰が登場するかはお楽しみに。

 

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