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東京少女・桜庭ななみ#4「小さな恋」 [ドラマ]

今回は、脚本が中江有里さんというのは良いとして、ホラー映画を得意としている清水崇監督ということで、(しかも、清水監督は初のラブ・ストーリーということでした。)どういう作品になるのか、ちょっと楽しみであったが、ホラー映画で使うような演出はなかったですね。(安心しました。)

もう一つ、注目する所は、桜庭ななみが来ていた高校の制服です。スカートとブレザーのデザインは違っているが、青葉台学園の緑リボンを付けていました。「緑リボン」と言えば銭形家・次女の証であり、ちゃんとちゃんが付けていたリボンであるが、もう一つ、「恋する日曜日・2nd.」で5代目を襲名前の早織ちゃんが付けていたリボンである。(北乃きいちゃんも緑リボンを付けていた。)きいちゃんは年齢的にも銭形襲名は無くなったが、早織ちゃんの例があるだけに、これはこれで要注目です。(でも、早織ちゃんのようになるのではなく、きいちゃんのようになりそうな予感も...)

途中までは、ストーカーのようにまでしつこく彼をつけ回していて、随分と積極的に女の子だな、と思っていたが、なるほど、そうきましたか。(途中で、オチは分かっちゃいましたが...)

中学を卒業した上村ななみ。同級生たちとと高校に進学したら誰が早く「彼」が出来るのか、という話になる。が、「ななみはまだ初恋の彼が忘れられない」とみんな知っていた。で、「彼が出来たら知らせること」という(口)約束をする。そんな所に、自転車に乗った高校生がベルを鳴らしながら通り過ぎていき、ななみは危うい所だった。が、ななみは走り去っていく自転車をじっと見ていた。

(ここからは高校生になり、髪型も制服も替わる。)美術部の部室を覗いていたななみは肩を叩かれて入部希望者と思われる。ななみは「田辺純一さん、いますか?」と尋ねるが、声を掛けた美術部員には心当たりが無く、部員たちに尋ねる。が、部員たちも誰も知らなかった。

そんなななみは校舎裏で一人で読書をしている田辺を発見、声を掛けた。が、田辺は素っ気なく「俺のフルネーム知ってるならあんたもフルネームで答えろ」。これに「上村(かみむら)です。上村ななみ」と答える。が、田辺はななみの相手はしたくない様子だった。ななみは色々と田辺のことを知っているようで、色々と話し、美術部を辞めた理由を尋ねた。「絵の才能がなかったからだよ」と仕方なく答える田辺に、「じゃあ私も美術部に入るの止めよう。田辺さんと同じく帰宅部に入ります」と答える。(結構楽しい子です。→雰囲気といい、なんか舞ちゃんを見ているような気になります。)で「私、田辺さんと仲良くなりたいんです。よろしくお願いします」と告る。が、田辺にはその気はなかった。

「あんたとつきあうつもりないから」と断る田辺だったが「私、あんたじゃなく、ななみです」と行ってつきまとうななみ。田辺は自転車に乗ってななみを振りきろうとするが、ななみは走って追いかけていく。横断歩道で信号待ちをしている田辺に追いついたななみだったが、体力の限界に達していて、青信号になって田辺が走り出すと、追いつけなくなってしまった。が「私、諦めませんよ」と叫んでいたななみだった。(この辺りは「恋日・3rd.」の「レンズ越しの恋」や「きのこの恋」のようになるのか?という感もあったんですけど...)

翌日も田辺につきまとうななみ。朝、学校に駆け込んだ田辺の前にいきなり現れる。そして、昨日の田辺の行動を調べていて「昨日、桜ヶ丘で何してたんですか?」と尋ねた。が、始業チャイムがなり、この場はここまで。だが「またあとで」と言うななみだった。

図書室の前で田辺を待ち伏せしていて、田辺が借りた本を尋ねるが相手にされない。で、図書室の本の図書カードで田辺が借りた本を調べるななみ。更に、自分の授業はそっちのけで、体育の授業中の田辺の様子をじっと見ていたななみ。(→「きのこの恋」に向かっている...)

田辺が借りた本をななみも借りることにしたり、お昼の弁当を作ってきて、田辺につきまとう。(弁当にはメモとして「おにぎりは鮭とタラコ 感想、苦情も受け付けまーす」と書いてあり、更に携帯のメールアドレスもあった。)

田辺は保護者面談の日時が一人だけ決まっていなくて、そのことで先生に呼ばれるが「進路は自分で決めますから」と突っぱねた。ななみはそれを陰から見ていて、「ほっとけないんです。どうしても」と言うが「あんたに関係ないだろう」と突っぱねた田辺。(ここでA)パート終了。約11分半ということでBパートは14分半になります。)

ななみはある公園で田辺が通のを待っていて、自転車で通りかがった田辺を見ると呼び止めた。田辺はななみと共に公園のベンチに座ると「これやるよ」と言って、鞄から紙袋を出してななみに渡したそれを開けると、桜庭一樹の「少女七竃と七人の可愛そうな大人」という本だった。(先日、田辺が読んでいた本だった。)笑顔で「ありがとうございます」と言うななみだったが、田辺は「これで貸し借りなしだ」と言う。「貸し借りって?」とななみが尋ねると「弁当のな」と田辺。するとななみは急に怒り出して「田辺さんって、やっぱり変です。変じゃなくて捻くれてる」と言い「私、嫌だよ」と言うと帰って行こうとする。これに「何だよ。何でそんなに。だったらなんて言えば良いんだよ」と田辺。これにななみは振り返ると「ありがとう、美味しかったって言ってくれたら、それでいいのに」と言うと田辺は「鮭とタラコ、好物なんだ。美味かった。ありがとう」と言う。するとななみは笑顔になって「本当ですか。やった!!」と言うと、公園のロープに乗って、昔のことを話し出す。

それはまだななみが小さかった時のこと。ロープから落ちて泣いていたななみ。そこに田辺が現れて助けてくれたのだった。田辺は「そんなちっちゃい頃のこと、よく覚えてるな」と言うが「当たり前じゃないですか、私の初恋なんだから」とななみ。

すると田辺はこの町によく来る理由を語り始める。この先の坂を登り切った辺りの何処かに母親が住んでいるという。田辺は2歳の頃に親が離婚し、母が自分をばあちゃんに預けて仕事に出た。大人の事情を分からない田辺は、母が自分を捨てたと思い、恨んでいた。小学生の時、突然現れ、再婚したから引き取りたいと言うって母が現れたが、それを拒否した。また、田辺は子供の頃、母のことが気になって、ばあちゃんの話を頼りに何度か来たが、見つかったらヤバイと思って直ぐ帰ったのだった。そういう家庭事情をななみに話した田辺。

ななみはお母さんも喜ぶのに、と言うが、田辺は突然みんなに大きな息子が現れたら困る、また父親にも連れ子がいるので、自分はいない方が良い、と口にする。そんな田辺は「俺、ななみに何でこんな事...」と、ななみに語ったことを口にする。これに「今、ななみって言った」とななみ。こうして田辺は心を開き、通じ合った。

翌日、校舎裏で本を読んでいる田辺。が、ななみが現れない。ということで、気になってななみのクラスに言って尋ねた。「このクラスに上村(かみむら)っているだろう?」が、同級生たちは分からない。「上村(かみむら)ななみ」と名前を言うと、「あっ、上村(うえむら)のことですか?」「上村(うえむら)ななみだったら風邪で休んでますけど...」と同級生。これに「うえむら?」と呟いた田辺は気がついた。

自転車を飛ばす田辺。公園を通り、坂を上り、その辺りの家を捜す。そして「上村良介 真須美」という表札の家を見つけた。

その時、「田辺さん」というななみの声がした。パジャマ姿で、おでこには熱取り冷却シートを貼っていた。田辺は改めて表札を見た。すると下には「じゅんいち ななみ」という手作りの表札があった。そして、これまでのななみとのことで気づいた田辺は、何も言わずに帰って行った。ななみはただそんな田辺を見送るだけだった。

夜、本を読みながら体温を測っていたななみ。そんな所に携帯に着信があって、電話に出る。電話は田辺からだった。熱のことを聴く田辺に「熱、下がりました」と答えたななみは「嘘ついててごめんなさい」と謝った。田辺は「「うえむら」と「かみむら」気がつかなかった」と言う。ななみは母と田辺を会わせたかったが、本当のことを言っても田辺は来ないので、自分と仲良くなって自然と会えたら、と思った、と語った。そして母はずっと会いたがっているので表札に名前を入れたと言う。そして「いつでもこの家に来て欲しい」と言っていて、父も自分も同じ気持ちだと伝える。すると田辺は「そんなに待ってるなら、一度行ってみるか」と返した。これに「本当ですか?いつ?いつ来てくれますか?」とななみ。「急かすなよ」と田辺が返してくるが、その時、犬に怯え、自転車が転ぶ音がして、電話は切れてしまった。が、ななみには近所で犬が吠える声が届いた。で、窓を開けて外を見るななみ。すると自転車にまたがり、携帯を手にしている田辺が、犬の散歩をしていたおばさんによって転んでいた。それを見たななみは笑顔で笑っていた。

中学時代の友達から「カレシできた!?」というメールを受け取ったななみは「兄が出来ました!いろいろ事情がありまして カレシはまだナリ」と返す。すると「じゃ、ななみはまだ初恋真っ最中なんだ」とメールが来る。これに「初恋は卒業したよん 初恋は叶わないものと決まっているンだよ」と返した。

で、図書室から出てきた田辺が「お待たせ」と声を掛けた。これに「あっ、お兄ちゃん」とななみ。で、仲の良い兄妹になっていた。(ここから主題歌『恋はみぢかい』が流れてくる。)で、(保護者面談のことで田辺を呼んだ)先生の前を通り過ぎる二人。ななみが「お兄ちゃん」と言っているのを耳にした先生は「お兄ちゃん?」と疑問を持って出席簿で名前を確認するが分からなかった...

次回からのヒロインは大政絢となります。ということで14週ぶりにこの枠のヒロインに戻って来ることになるちゃんです。最初の物語は「幸福荘ものがたり」という作品です。4月以降、必ず月に1本は脚本を書いている中江有里さんが脚本で、監督は「68FILMS」の「東京少女」から含んで「東京少女」では初めて監督となる鈴木浩介監督です。(でも、ここのところは「東京少女」とは行っても「東京」に拘っていない作品となっているので... 佐々木監督がこの部分に気づいていて、8月にはしっかりとやってくれそうです。)

また、次回予告で流れた曲は「銭形海」の時に歌っていた曲とは違う曲ということで、ちょっと安心しました。で、ケータイ小説が鍵になった物語のようだが、「ケータイ小説」を「赤い漫画本」に置き換えたら「呪いのマンナさん」に繋がりそうな展開というのは...(ホラーになる訳ではありません。)ただ、ちゃんには「エコエコアザラク」の黒井ミサという雰囲気があるだけに...

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの映像は、標準の高速と東京タワーを中心とした夕景でした。結局、今月は全てこれでした。

尚、来週は、「東京少女・大政絢」の放送後に黒川芽以さんがゲストとして登場する「キ・ニ・ナ・ル!」が放送されるので、緑リボンの次女が(それぞれ)魅せてくれることになります。

ななみと純一だが、確かに再婚した父の連れ子のななみと母の付け語の純一ということで、兄妹関係にあるが、この2人には直接的な血縁関係はないので、法的にも結婚することは可能です。が、そういう風にはならないですよね。

途中、ななみがストーカーの様になっていくところから、清水監督が得意とするホラー映画の演出を発揮して、ストーカーの恐怖に走らないか?なんて思ったが、そういう風にはならず、微笑ましい物語となっていったのは良い所でした。が、やはり「東京」ということが置き去りにされていました。ということで「東京少女・桜庭ななみ」は「週替わりで4つの役を演じる」ということがポイントとなっていて、「東京」ということは全く関係なかったですね。→途中で路線変更ということ何だろうけど「東京少女」というタイトルであるのだから、もう少し「東京」に拘って欲しい所でした。(8月の佐々木浩久監督の「東京少女・岡本杏理」まで待たないとイケナイのかな...???)

今回の桜庭ななみは、リボンの色こそだったが、時々、「銭形舞」のちゃんと随分とダブって見えました。本作の製作発表の時、丹羽Pは「ポスト長澤まさみ」と言っていたけど、5年前の真希ちゃんの再来のように感じました。(「ポスト堀北真希」とは流石に丹羽Pは言えないでしょう。真希ちゃんもななみちゃんも、丹羽Pが見出した多聞チルドレンですからね...)

今月は全4話ということで、トータル時間は「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせまで含めても107分であり、これに「iしたい。」や15/27秒版の次回予告を入れても110分を越えたところなのである。BSデジタルの放送なのでBD-R(1層)にDRモードで録画すると5話(133分)しか入らないはずだが、データ放送のデータがフルにないということもあって、実際には6話(160分)入ります。が、ここで打ち止めにしておかないと、DISCの整理が悪くなっちゃいますし...

 

↓原作ノベライズはこちら

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↓「恋日・2nd.」はこれ

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↓「恋日・3rd.」はこちら(「レンズ越しの恋」はBOX1、「きのこの恋」はBOX2に収録です。)

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↓清水崇監督作品をいくつか(本作とは全く違う世界の作品ばかりですけど...)

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