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怪談新耳袋スペシャル「ぶぅん」 [ドラマ]

この物語は、去年の新耳SPの「黒い男たち」の続編という物語でしたね。あの少女が横須賀さちこということで、しっかりと「黒い男たち」と繋がってました。→本作のタイトルは「ぶぅん」であったが、最初は「ふたたび」というタイトルだったことを思うと、納得です。(ちなみに、「黒い男たち」は4週後の7/27の同じ枠で再放送されます。(その翌週には「牛おんな」が再放送されるものと思われる。))ただ、展開は「牛おんな」のような感じで、一人、また一人と消えていきました。ということで、去年の「絶叫編・左右」の2作品が合体したような内容でした。

一人ずつ消えていくということで、サスペンス・ホラーという感じになっていたのと、惨殺されるのではなくて消えるということでSFミステリーとが合わさった感じだったが、ホラーと言う点ではちょっと弱かったですね。(ミステリーといった方が良いんじゃないかということです。)

去年が「おんな」で今年が「おとこ」が登場ということで、来年は「鶏」ですかね???羊、猪、馬ということも考えられますけど...(人間が肉を食べる動物が使われていますから...)でも、「豚おとこ」には去年の「牛おんな」のような恐怖が感じられませんでした。(冒頭部分で)が、これは映画の撮影だったということなので、これはこれで良いんじゃないかと...

いきなり、豚おとこに襲われ殺されそうになっている井元夏美。が、これは映画の撮影だった。「怪談!豚おとこ」という作品のクライマックス・シーンの撮影だった。が、監督は夏美の悲鳴にリアルさが感じられず、NGに。→確かに夏美の悲鳴が今ひとつ絶体絶命という崖っぷちに追い込まれた迫力がなかったですね。でも、終盤の悲鳴は迫力がありました。(ちゃん、しっかりと演じ分けが出来ているということで、流石は実力者「銭形ーズ」の一員だと感じさせてくれました。)

次のロケ現場に移動するが、その現場がNGとなり、急遽撮影できる場所を探す一行。で、ロケバスの運ちゃんが見つけた廃墟に向かい、そこで撮影をすることにした。(豚おとこのアジトっていう設定→「仮面ライダー」(最近のではなく、最初のシリーズ)に登場しそうなノリですね。豚おとこって、名前はショッカー怪人のようです。)

廃墟の中でロケハンを行い、段取りを決めていく監督。この辺りは全然怖くなかったが、トイレの所はやっぱりホラー作品と感じさせてくれる仕掛けがありました。

撮影の準備が進む中、夏美はメガネを掛けた小学生ぐらいの少女・横須賀さちこを目にしていた。が、他の人間には見えなかった。→ここで「黒い男たち」と繋がりました。

撮影が再開されたが、監督は満足できず、とりあえず休憩となる。で、トイレに言った夏美。だが、面で待っていてもらったはずのスタッフさんが消えていた。ということで、ここからいよいよです。更に、突然ブレーカーが落ちて真っ暗になり、再び灯りが点くと、夏美と監督を残して、他のスタッフさんは消えていた。

逃げる夏美と監督。が、監督は夏美のことなどどうでもよくて、夏美を突き飛ばして必死で逃げる。(主人公を恐怖の世界に叩き落とす憎まれ役をしっかりと担っていた監督でした。)が、監督もということになり、生き残ったのは夏美一人となった。(展開はまさに王道です。)

夏美を追う黒い人影。(勿論、あの男です。)追いつめられていく夏美。で、夏美も犠牲になると思ったら、それは人形だった。(途中で、夏美の死体人形に触れるシーンがあったが、それをしっかりと活かしていました。でも、その他大勢の犠牲者ならば簡単に殺されるが、主人公は簡単に殺されないのもまた王道なので、これもやはり王道でしたけど...)

で、反撃に出た夏美だったが、黒い男には通用しなかった。あわやという絶体絶命の状態から何とか逃げ出した夏美だったが、黒い男は追ってくる。廃墟の入口のガラスドアは、外からチェーンで縛られていて開かない。で、逃げる夏美。(この辺りの悲鳴は迫力ありました。)

朝になり、何とか生き延びた夏美。廃墟の表に出ることが出来たが、黒い男が...

展開は、ホラー映画の王道を行くものが次々と出てきたということで、飽きさせることはなく、サスペンスという点では良かったですね。ただ、最初にいきなり一発来たと思ったら「映画の撮影」ということで息を抜かせてくれると、(時間的に)半分ぐらいまではのんびりした展開が続いて、ちょっと退屈でした。が、その穏やかな所があったために緊張感が揺るぎ、終盤の凝縮させた王道の展開というのは気持ちよかったです。

ただ、スプラッターを求める人には不満があるでしょうね。が、「黒い男たち」と繋がりがあるということで、血しぶきが飛び散るスプラッター作品にしなかったのは正解だと思います。ホラーと言っても、ミステリー・ホラーという感じだったが、「黒い男たち」を思ったら、これはこれで良いでしょう。

尚、豚おとこのはさみがあのホラー作品をリスペクトしているというのは、言わなくても良いでしょう。でも、筆者は「シザーハンズ」のようなファンタジックな作品の方が先に頭に浮かんだんですけど...

PS.途中のCMに12秒版の銭形海DVD-BOX1」の宣伝がありました。発売になったので、これからも目にすることがあるでしょうが、12秒じゃ短すぎますよね。30秒版が見たいところです。

PS.2来週は「ぎぃ」、7/27には「黒い男たち」(再放送)があります。また、来週からの日曜朝10:30は「怪談新耳袋」の第1シリーズの再放送となります。ということで、夏はやっぱりホラーです。

 

↓本作DVDは7/9発売です。

怪談新耳袋 絶叫編 上 ぶぅん

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怪談新耳袋 絶叫編 下 ぎぃ

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↓「黒い男たち」はこちら

怪談新耳袋 絶叫編 左

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↓「牛おんな」はこれ
怪談新耳袋 絶叫編 右

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↓日曜朝の再放送
怪談新耳袋 第1夜

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怪談新耳袋 第2夜

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怪談新耳袋 1stシーズン DVD-BOX

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↓一応これらも
シザーハンズ (特別編)

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シザーハンズ (Blu-ray Disc)

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