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ゴルゴ13#15 [アニメ]

今回の物語は、女殺し屋・エバとゴルゴの物語。ある飛行機の中で、マフィアのボスが突然死。それは殺し屋エバの仕事だったか、殺されたようには全く見えない鮮やかな手口だった。が、その手口から、逆に、これはエバによって殺されたものと分かり、マフィアはボスを殺したエバを殺すようにゴルゴに依頼し、ターゲットの写真を渡す。その写真を見たゴルゴは息を呑んだ。ゴルゴとエバは3年半前(3年6ヶ月15日前)に、ある豪華客船の中で出会い、関係を持った相手だった。また、その豪華客船には時限爆弾が仕掛けられたことが伝えられ、嵐の中、救命ボートで脱出する乗客たちを尻目に、ゴルゴがその時限爆弾を解除したのだった。そんなゴルゴとエバがモナコのカジノで再会する。「偶然かしら?」と言うエバに「偶然じゃない」とゴルゴ。エバにはゴルゴが現れた理由が分かり、殺し屋を辞めて故郷に戻り、それから夕陽に向かってモーターボートに乗って出掛けていった。が、そんなエバをゴルゴの銃弾が捕らえた。操縦者が死んでしまったモーターボートは何事もなかったかのように夕陽の海を進んで行くだけだった。

ゴルゴが女と肉体関係を持っていたという所が描かれていたということで、これはこれで「人間・ゴルゴ」が見られたから良いのだが、ゴルゴではなくてエバを中心に描かれていたことで、ゴルゴが悪役に映ったのがどうか?という物語でした。(まあ、ゴルゴも最終的にはエバと同じように、まともな死に方はしない、いや出来ないでしょうけど...)

エバの飛行機内での殺しは、「必殺仕掛人」の藤枝梅安を何となく思い出させてくれたが、仕掛人・エバの末路を描いたような物語でもあり、違った意味で良い物語でした。(仕掛人も色恋沙汰は命取りになります。)まあ、唯一人、自分と同じ臭いを持つ男・ゴルゴに殺されたということで、エバはエバなりに納得し、満足だったでしょうが...

それにしても、物語のエンディングの良い雰囲気を、またもあっさりとぶちこわしてしまうED主題歌を何とかしてもらいたい所である。90点、95点という物語もED主題歌のミスマッチによって一気に50点という評価になってしまう...

↓この物語の原作はこれに収録されています。

「SPコミック収録巻数:21巻」

ゴルゴ13 (21) (SPコミックス)

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  • 発売日: 1997/04
  • メディア: コミック

 

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  • 出版社/メーカー: リイド社
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  • メディア: コミック

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必殺仕掛人 上巻

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必殺仕掛人 中巻

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