土屋昌巳『RICE MUSIC』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1982年に発表された彼の1st.ソロ・アルバムである。一風堂のリーダーである彼はミュージシャンのバックバンドを経て一風堂(1984年に解散)として活動するが、他のアーティストたちのサポートを務めたり、JAPANのワールドツアーをサポートしたことなどが有名である。また、本アルバムが発表された1982年は『すみれSeptember Love』が大ヒットした年でもある。そんな年に初めてのソロ・アルバムを発表したのも面白い所である。
サウンドの方は日本らしさを特徴としていて、一風堂のサウンドとはまた違ったものを聴かせてくれている。
収録曲は以下の全10曲である。『ライス・ミュージック』『せっせっせっ』『ハイナ・ハイラ』『タオ・タオ』『ネオ・ライス・ミュージック』『カフカ』『ライス・ドッグ・ジャム』『シークレット・パーティ』『サイレント・オブジェクト』『ナイト・イン・ザ・パーク』。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『ライス・ミュージック』『ハイナ・ハイラ』『カフカ』『ライス・ドッグ・ジャム』『ナイト・イン・ザ・パーク』。本アルバムからシングル・カットされた曲は無く、ヒットを記録した曲も無いが、アルバムを1つの作品として鑑賞することの方が面白く、バラエティに富んだ内容になっていて、あっという間に時間が過ぎてしまう。(それだけ充実しているということでもあります。)
また、ゲストとして本アルバムに参加しているアーティストの顔ぶれも豪華であって、ここも注目点である。(特に、JAPANのスティーヴとミックが参加しているのがポイントである。)
'80's後半のブリティッシュ・ロックとの繋がりも深い彼であるだけに、'80'sのUKロックを聴くという方も聴いておいて貰いたいアルバムの1つである。(特に、JAPANのファンは聴いておくべきでしょうね。)
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