手嶌葵『春の歌集』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2007年に発表された彼女の2nd.アルバムである。(筆者が取り上げるにはちょっと新しいのだが、邦楽で「て」で始まる人はあんまりいないので... というのはさておき、ということで...)
2nd.アルバムと言っても、CMで使われた曲を集めた曲を集めたミニ・アルバムという感じでまとめられていて、内容的にはちょっと不満があるのも正直な所であるが、彼女の澄んだ歌声を聞くことが出来るので、ボチボチといったところですかね。
収録曲は以下の全8曲である。『岸を離れる日』『風の唄』『徒然曜日』『月のかけら』『卒業式』『花びら』『心の調べ』『願いごと』。
この中からの筆者のお薦め曲は、『岸を離れる日』『風の唄』『心の調べ』。CMで耳にしたことのある他の曲も良いが、そこは好みの問題ということで...
派手な所は無いが、済んだ歌声は心を和ませてくれるものであり、綺麗なメロディ・ラインと共に、じっくりと聴きたくなってくる佳曲が詰まっている。
アルバム・タイトルの如く、テーマとして「春」ということで、出会いと別れ、旅立ちといった季節を感じさせることを歌い上げていて、内容も悪くない。ただ一つの不満点は、収録曲数が「アルバム」としては少なく、時間も短いということである。じっくりと聴きたいシンガーである。
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