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DIRE STRAITS『BROTHERS IN ARMS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの5枚目のアルバムである。イギリスでは2枚目のNo.1となり、アメリカでも初めてNo.1アルバムとなった彼らの最大のヒット・アルバムである。全世界で2500万枚以上のセールスを記録した。Billboardのアルバム・チャートでも9週連続1位となり、1985年の年間アルバム・チャートでは27位、翌1986年の年間アルバム・チャートでは5位にランクインしている。彼らの代表的なアルバムである。

収録曲は以下の全9曲である。『So Far Away』『Money For Nothing』『Walk Of Life』『Your Latest Trick』『Why Worry』『Ride Across The River』『The Man's Too Strong』『One World』『Brothers In Arms』。

この中からはシングル・ヒットもたくさん生まれていて、イギリスでは5曲が、アメリカでは3曲がシングル・カットされている。特に『Money For Nothing』は、彼らの最大のシングル・ヒット曲となり、イギリスでは最高位2位(彼らは全英No.1シングルはない)、アメリカではBillboardで3週連続1位(彼ら唯一の全米No.1シングルである)、1985年の年間シングル・チャートでも8位にランクインしている。また、『So Far Away』はイギリスで最高位20位、アメリカでは最高位19位を記録、『Walk Of Life』はイギリスでは最高位2位、アメリカでは最高位7位、1986年の年間シングル・チャートでは49位にランクインしている。また、イギリスのみでシングル・カットされた『Brothers In Arms』は最高位16位、『Your Latest Trick』は最高位26位を記録している。

本アルバムからのお薦め曲は、『Walk Of Life』『So Far Away』『Brothers In Arms』、そして彼らの最大のヒット曲である『Money For Nothing』をピックアップしておく。

それにしても、『Money For Nothing』は面白い。今では全く珍しくない3D-CG(当時は最先端技術であった)を使ったPVがMTVでヘビーローテーションとしてON AIRを重ねて大ヒットしたが、この曲はMTVに対する不満が語られた曲である。まあ、こういうシニカルな形で大ヒットを記録するというのはこの業界では良くあることだが、MTVも面白い所があるものである。(MTVが日本企業だったら、おそらくヘビロテには加えないでしょうし、ひょっとしたら放送禁止にしたかも...)

彼らは、良くも悪くも、MARK KNOPFLERのカリスマ性によって支えられたバンドであり、彼の力なしでは語ることが出来ないのはご存知の通りであるが、本アルバムは正に彼に脂の乗った時期でもありました。

'80'sサウンドの流行りには乗らず、独自のサウンドを追求し、それらが高いレベルで結実したということで、奏でられるサウンドの方はメイン・ストリームのものとは別のものであるが、彼らのようなサウンドがあるのもまた80'sサウンドの面白い所である。'80'sのブリティッシュ・ロックを聴くのであれば、外せないアルバムである。

 

Brothers in Arms

Brothers in Arms

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1999/11/02
  • メディア: CD

↓本アルバムはSACD盤もあります。

Brothers in Arms

Brothers in Arms

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal UK
  • 発売日: 2005/07/26
  • メディア: CD


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