ゴルゴ13#21 [アニメ]
今回の物語は、ランボーばりの暴れっぷりを見せたゴルゴでした。ただ、プロとして手段を選ばないのは良いとしても、ちょっとやり過ぎという感じがあって、好き嫌いがはっきりと出る物語でした。特に、ターゲットを罠に填める目的とはいえ、ハイジャックまでしでかすのだから...
アマゾンの奥地に呼び出されたゴルゴ。ガリンペイロ崩れの山賊・ファルカンたちに家族を殺され、自分も瀕死の重症を負わされたマリオは、ファルカンたち一味の殺害を依頼する。が、報酬が期待できそうもないということで、乗り気でないゴルゴ。マリオはダイヤモンド原石の屑を差し出すが、事切れてしまう。ゴルゴはそのダイヤモンド原石の屑を手にして、依頼を引き受けた。が、ファルカンたちは地元警察も関わりになるのを恐れる連中だった。武器を調達したゴルゴは、変装して飛行機をハイジャックし、人質の身代金として300万ドルを要求する。空港で取り引きが行われ、300万ドルを受け取ったゴルゴ。が、別に用意した300万ドルを返していた。ゴルゴは飛行機を離陸させ、アマゾン上空から降下する。ファルカンたちは、ハイジャック犯が300万ドルを手にアマゾンに逃げ込んだという情報から、その金を奪おうとして、ゴルゴを追う。また、警察も同様に300万ドルを狙ってゴルゴを襲う。三つ巴のバトルが始まり、ゴルゴは次々と襲ってくる敵を倒していく。予想していなかった強さに、ファルカンは300万ドルを諦めて逃亡しようとするが、そんなファルカンたちの前にゴルゴが姿を現し、そして仕留めた...
地元警察が悪の側になるというのは珍しいことではないので、これはいいとしても、ゴルゴがターゲットを罠に掛けるためとは言っても、ハイジャックをして現地に向かうというのには頷けない。たまたま喰う講和案部にゴルゴのことを知っている男がいたことから、ゴルゴの力量を考えて、抵抗しなかったが、場合に寄ったら、人質となった乗客たちも犠牲にして、ハイジャック犯を仕留めようとする場合もありえることを思えば、かなり無謀なやり方である。(例えば、空港に降りた飛行機を、乗客乗員も犠牲になるが、爆破してしまうというようなやり方で対応していたら、流石のゴルゴもお陀仏である。→これをやったらやったで、後から別の問題もありますけど...)
また、現地では機関銃を撃ちまくり、ロケットランチャーまでも発射して、正にやりたい放題のゴルゴであるが、悪人退治のために闇の世界に生きるゴルゴの稼業が「必要悪」と言っても、余りにも限度を越えている。原作漫画が描かれた当時とも時代が変わっているだけに、別の意味でもこれを映像化したというのは問題があったように感じる。ということで、今回の物語については好きになれないということで、切り捨てることにします。
この物語は「SPコミック49巻」に収録されています。
↓気分は正にこれです。
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